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「水星が敵だ」
大気圏突入開始!!GのMSのパイロット達が掌の上で踊り狂う……背徳の祭典。クルーゼが合図を送る。モニターの画像と気など上の空、アクセルのエンジンを踏むアスランとキラに他意は無い!
「バックパック換装!エールストライカー発進……ガンダム出撃!」
「堕ちるなよ、上手くやれ」
ディアッカが余裕に不敵な笑みを浮かべる……謀略のパンツァー(小ムサイのカプセル)から蒼き地球の重力を感じる。
「マニュアルに従え。後はコンピューターに全て任せろ」
「はい!」
「心配し過ぎだ、お前なら出来る。マリュー大尉……エスコートを!」
アークエンジェルの無線が入る。
「キラ君!大気圏は感度が命、タイミング勝負よ。文章の入力を」
「分かります」
連邦の日本軍基地まで降下寸前。見えた!アスランのイージスが視界に入る!
「出来ればお前を巻き込みたくなかった。これが現実、ゲームでも何でも無い」
「アスラン!!」
「行け。地球は平和だ……国に保護されろ」
イザーク達が小ムサイに戻る、エビナがヘルメットを脱ぎ前髪を追風で靡かせた。
「撃て。ナチュラルの歴史など強引に塗り替えろ」
赤い閃光が彼等の戦体を崩しバランスを形成する幾時間の攻防をオーブの長が見守っていた。
「ガンダム……希望の化身。時代はまた巡る夜明けの訪れと共に脈動を刻み行く。若人よ、強くあれ」
コックピットのキラの耳に地響きが轟く。
「上手くいった。良し、これで……」
トールとミリアリアが艦内でサポートをする。フレイは精神と心のケアを受けていた。医者が言う。
「大丈夫。何も心配要りません……あの少年は強い」
「キラ……キラ。会いたい」
「終了。以後ブリーディング・ルームにて待機」
刹那、水星の魔女がはにかんだ。太陽の耀きが緑と海の向こう側の世界を煌めき照らし出す。母なる大地の讃美歌がキラ達を暁の詩〜レクイエム〜に映し出す。
「ストライク航路良好。照射ターゲット完璧……マリュー大尉!指示を」
皆が安堵の息を漏らす。ここが地球。
「蒼き民よ。私の愚行と罪を赦せ……息子は無事だ」
「クルーゼ隊長!大気圏突入終了しました、レーダーのアンテナにザフト軍駐留基地有り」
「イケ」
小ムサイが発着するポイントをアークエンジェルが示唆してゆく。カゼ。強き者の立証。四季折々の夏の終わりの季節が自然と人間の創造物を爽やかな感情に乗せて幼気に歌う……カガリがルナツーからLINEを送った。
「総ての【有】へ告ぐ。停戦協定は果たされた。C.E.70の物語は綴られる。宇宙からの舞姫は欲情を託す」
眠りに着くキラは夢を見る……フレイとの色恋の一抹を。