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読切。
👑×🍍
👑『』
🍍「」
俺の頭の中に命令が入った。自分の意思などない。命令に従うままに、俺は戦場へ向かう。
『…』
バンッバンッバンッ(銃撃)
『ただいま戻りました。』
“よくやった”
俺が戦場から戻ると、毎回この言葉を言ってくれる。
俺はただの軍事用ロボット。たくさんの人を傷つけてきた
俺の中ではそれが当たり前だった。
みんなと違う”アタリマエ”
人を殺すのが当たり前。
俺には意思がない、そう思っていたのに…あの人に会ってから、、、、、俺は…。
俺が戦場へ向かうと、1人の少年が戦っていた。
『何してるんですか』
「ッ…!見てわかんねぇか”!?ッッ」
『なぜ1人で戦うのですか」
「なぜって…ッこの国を守るためだろう”ッが!」
『そうですか』
戦中。
______1人で戦う美しい貴方の横顔を見た時、俺の中で”エラー“が起きた。
その時ふと思い出した。
誰かを愛しちゃいけないぞ。守るものがあると自分が弱くなるからな…強い男になるんだぞ
あぁ…そっか。このエラーはこの規約に反したから起きたのか。
そうわかった瞬間、エラーは治った。
僕は君に___________。
戦後。
『すばらしいですね』
「ありがとよニコッ」
『ドキッ』
「…?どうした?」
『あ、いえ。なにも…俺、帰りますね』
「待って、俺も一緒に帰る!」
『…お好きにしてください』
帰宅。
よくやった、”なつ”
「えへへっ!ニマッ」
彼の名前はなつと言うらしい。
なつ、さん…また一緒に戦場で戦いたい。
ある日。
『なつさん、これ。お花です、、、、』
「何その花?」
『この前の戦場で少女らしき人が手に持っていたものです。その方は死んでしまったのですが、、、』
「…そんな花、いらない」
『え…。』
「返してこい」
『はい。』
またある日。
『スースーッ』
「ふはっ寝顔こわぁいww」
『んッ?』
「お前、寝顔怖すぎwwwww」
『????』
「そういえばさ、お前名前あるの?」
『No.3510』
「んー、、、、、あ!みこと!みことはどうだ!」
『み、こと、、、?』
「おう!我ながら天才!!✨」
『ふふっ、ありがとうございますニコッ』
「!、、、初めて笑ったな」
『え?』
「お前、笑わないから感情ないかとおもってた」
『そんなことないですよ』
「じゃあもっと感情を表に出せよなwww」
『…はいニコッ』
「みことーーー!」
『はい!』
「お前が作る料理錆びみたいな味がする」
『え、えっと、、、、』
「あははは!嘘嘘!」
『もぉ!なんなんですか!!!』
「俺さ、みことが作る料理好きだよ?」
『ぇ…あ、、、、ありがとうございます?///』
「最高w」
『からかってますよね!!!!???』
「みこと、偉いな!w」
褒められる日もあった。
「グスッグスッポロポロ」
『サスサス』
なんで君が泣いてるかわからない日もあった。
でもその日のせいで俺は。
弱くなっていったんだ________。
俺は教えを全て、彼に話した。
「そんなの、本当の強さじゃねぇだろ。もちろん、守る誰かがいるってのはさ、時にお前を弱くする。でも、弱さを知るという事は強いって事なんだよ」
『…』
彼はそう言った。
でも、俺はどちらを信じればいいかわからなかった。
夜空に容赦なく降る銃弾
弾が当たったことなんてなかったのに、、、、
「…ッ」
腕の中にいる貴方を見て分かったんだ
『僕は貴方の家族になりたかった』
「ぇ?」
そう俺が囁いた瞬間。頭に鳴り響いた。
うるさい。うるさい。うるさい。
エラー音がうるさいから
貴方を殺そうと思って銃を向けた。
でも俺にはそれができなかった
『貴方さえいなければ!!!こんな思いしなくて済んだのに!!』
「みこと…?ポロポロ」
俺は貴方に______恋をしてしまったのかな。
『ごめんッなさいッッッッポロポロ』
「みこッッッッッ________!」
ここまで読んでくださりありがとうございます!
最後の”貴方の家族になりたかった”の意味お分かりになられましたでしょうか?
分かった方はコメント欄で是非お聞かせください。
文字数2247。