テラーノベル
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#オリジナル
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「鈴根、ちょっとコンビニ行ってきて〜買って欲しいものがあるんだけど…」
そう言いスマホの画面を鈴根に見せたのは、鈴根の母、舞利だ。
「え〜、お母さんが行ってきなよ、私今忙しい」
「というかさ、こんなに雪降っててそれにこんなに遅い時間に行けって、そんなの行けるわけないでしょ」
時計は8時を指していて、誰でも流石に遅いと思う程だった。
だが、スマホを触りながらそう言った鈴根に少し苛立ったのか、舞利は鈴根を無理やり外に出して鍵を閉めた。
「買ってくるまで家に入れないよ」
そう言って財布の入った鞄を投げつけられた鈴根は行かない訳にもいかず、ため息をついてからコンビニへ急いだ。
「というか、なんで私がこんなもの買いに行かなきゃなの」
そう言い、レジ袋に入ったカフェオレを見て、またため息をつく。
「カフェオレなんて飲むのお母さんだけなのに」
そう言い、青になった横断歩道を渡っていると
「危ない!!」
どこからともなく聞こえた声に驚き立ち尽くしていると横からトラックがこちらへ突っ込んできていた。
「え、うそ」
鈴根がこんな時に思い出すのは親の顔でもなく、恋焦がれていた相手、景だった。
「こんなことになるなら、思い伝えるくらいはしとけばよかった…」
最期にそう言い、鈴根はトラックにより轢かれた。
轢かれた鈴根の姿はみれたものではなく、内蔵も飛び出ていて、一目見て助からないと分かるほどだった。
「すーずね!」
「ん、なに?」
「というか、だれ?」
鈴根の目の前にいるのは、長髪で白い髪をした美しい顔の羽が生えた天使だった
「………天使!?!?」
「あ、やっと気づいた?そうだよ、天使でーす」
わけも分からず狼狽えている鈴根に対して天使は手を取りよく顔を近づけた。
「僕は、君を転生させにきたの」
「…………は???」
そういうことだから、と天使は鈴根の気なんて知らずにどこかへ行ってしまった。
「ど、どういうこと?ついて行けばいいの?」
鈴根が歩き出そうとすると、後ろから声が聞こえた。
「あー!ちょっとちょっとお姉さん!!転生の手続きがまだ終わってませんぜ」
「て、手続き?」
「へぇ、さっきの天使さまが仰ったようにこれから転生するんですぜ、あんた」
そう言われても何が何だか分からない鈴根は、諦めて全て任せることにした。
どれだけ待ったか分からないが、体幹30分くらい待った時、転生手続き受付の男に呼ばれた。
「あー、鈴根さん!手続き完了しましたぜ。これからあちらの方へ歩いていくと、今までの記憶を持ったまま転生出来ます。」
右の道を指さして言われ、ありがとうございます、とお礼をいい右の道へ歩き出した。
かなり歩いたとき、急に辺りが輝き出したかと思うと、意識を保つのが困難になってきた。
「…ねむ」
鈴根はそう言い、睡魔に身を任せた。
次に目覚めた時、さっき居た全てが白い空間が嘘かのように、ヨーロッパのような街の中心部に居た。
「………はぁぁぁぁ!?!?」
平凡JK、異世界転生しました_____