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すれ違いの恋って、なんか切なくていいですね。今回の作品も素敵でした!毎回次のストーリーにワクワクしながら過ごしてます!!!!!!!!!!!!

コメント失礼します。 今回も最高でした!😭 すれ違う恋って複雑でなんか良いですね.....() kntがhbで抜くのも、kntの妄想で♡♡♡るhbが、えちちでした。ありがとうございます。 長文で申し訳ないです( 続編も楽しみにしてます!!!!
奏斗 side
 
 今日は同じクラスの5人と一緒に遊びにきていた
 
 
 ジャン負けで僕と椿さんが皆の分の飲み物を買うことになって、それで、
 
 
 
 
 それで、歩いてたら、見慣れた色が2つも見えて
 
 
 
 一際目立つ、いや、視界の端にいても本能的に捉えてしまう、あの色
 
 
 僕の好きな、大好きなあの色
 
 
 
 
 
 
 『ひば、?』
 
 
 
 ひばの隣にあるあの色を見て、思わず声を出してしまう
 
 
 カナを見ていた瞳が、僕を映す
 
 
 
 ひばが振り返って僕を瞳に映すまでの時間が、ゆっくり進んでるような感覚がした
 
 
 
 
 
 「か、なと?」
 
 
 
 
 
 、あークソ、かわいいなこいつ
 
 
 
 なにその、嬉しそうな顔、かわいすぎるでしょ、なんなの
 
 
 そんなことを考えていると
 
 
 {奏斗くん?}
 
 
 、そういえば、今ジャン負けで買い出しに来てたんだもんね
 
 
 その後も、僕はずっと雲雀を見ていたけど、雲雀の笑顔は下手くそな作り笑顔に変わって、だんだん顔色も悪くなって、眉毛は八の字になって、目も潤んできていた
 
 
 ”ひば、どうしたの?大丈夫?”
 
 
 そう喉元まででてきて、声をかけようとした瞬間に
 
 
 
 〚・・・はじめまして〜!私そこにいる奏斗の妹のカナで〜す!〛
 
 〚あー!もうこんな時間だよ〜!カナ達これからデートだから行くね〜!〛
 
 
 だなんて
 
 
 
 手を繋いで去っていく二人の後ろ姿
 
 
 『・・・は?』
 
 
 思わず、”巫山戯るな”とでも言うような、到底自分から出た声だなんて思えないぐらい低い声が漏れる
 
 
 、デート、そっか、デート、か
 
 
 
 
 
 「”だいすき、”」
 
 
 
 
 思わず舌打ちがでる
 
 
 
 {ーん、奏斗くん!}
 
 
 
 そう聞こえてきてハッとする
 
 
 『ぁ、えっと、なに?ごめん聞いてなかった』
 
 
 {も〜!}
 
 
 早く買って戻ろ!、と言われて後ろをついていったが、それ以降の記憶がなくて、 僕は既に家の自分の部屋にいる
 
 
 、もしも、今ひばが泣いているとしたら、カナの隣で泣いているのだろう
 
 
 カナを、頼っているのだろう
 
 
 カナに甘えて、カナに好きだって伝えて
 
 
 
 
 、両思いだって、発覚して
 
 
 
 
 それから、カナと見つめ合って、口付けを交わすのだろうか
 
 
 
 
 
 
 
 あぁでも、それは
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 、僕だけの、特権がいい
 
 
 
 
 全部全部、全部、僕がほしい
 
 
 泣くのは僕の隣だけにしてほしい
 
 
 僕だけを、頼ってほしい
 
 
 僕だけに甘えて、僕にだけ好きって言ってほしい
 
 
 僕とだけ見つめ合って、僕とだけ口付けを交わしてほしい
 
 
 ひばが望むなら、僕は全部全部、何だってやってやる。
 
 
 甘い口付けだって、僕がいくらでもしてやる。
 
 
 悲しいんだったら、寂しいんだったら、僕がずっと抱きしめててやる。
 
 困ったんなら相談にも乗るし、甘えてくれたなら、これ以上ないってくらいドロドロに、僕のこと以外考えられなくなるぐらい甘やかしてやる。
 
 
 ねぇ、本当に、僕じゃ駄目?
 
 
 僕は、他の誰よりも雲雀のことを見てきた
 
 
 良いところも悪いところもかわいいところもかっこいいところも、全部全部全部全部---
 
 
 「”ん、ぅ”」
 
 
 腹の辺りにズクンッと熱が溜まり始める
 
 
 
 僕は、僕はさ
 
 
 
 
 
 ・・・あんな声も知ってるんだよ
 
 
 
 
 
 『ッは、ぁ、ッふ』
 
 
 
 ベッドに座り、熱を持ったソコに、自分の手を添える
 
 
 
 
 「”、かなと、”」
 
 
 『ッぅぐ、は、ぅッ、』
 
 
 ”か、ぁとッぉ、!っゃ、ぁう、ん♡”
 
 
 『ひ、ッば、ぁっ、』
 
 
 ”ひ、ッぅぅ〜♡も、ゃあ、っひん、ぅ♡”
 
 『ックソ、ぁっぐ、ぅッ、』
 
 ”ぁんぅっぅ♡か、ぁは、ッひ、っか、ぁ♡か、かぁ、とぉッ♡ぃぅっ、も、ッとぉ、ッぉく♡”
 
 『ッ〜ぅ、!っは、ぁ、ふ、』
 
 
 出てきた白濁をティッシュで拭きとる
 
 
 、本当に、最低だ
 
 
 相棒の、有り得もしない妄想で抜くだなんて
 
 
 相棒だと思ってた奴に、自分で抜かれてただなんて知ったら雲雀はどう思うだろうか
 
 
 最悪だ、気色悪すぎる、両思いでもないのに
 
 
 ごめん、ごめんね、本当に、ごめんなさい
 
 
 誰に言うでもない謝罪を心の中で唱える
 
 
 ごめんなさい、好きなんだ、愛してるんだ、ひばのこと
 
 
 無理だって、わかってても
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ベッドに倒れ込むと同時に、目尻から頬を伝っていったそれを無視して、僕は目を閉じて眠りについた