☃僕がッ迷惑かけたからッッ
☃僕が消えちゃえばなんでもいいんでしょッ
☃お兄ちゃんッ
「ごめんなさい」
何度同じループを繰り返して思い知る
自分の行動はもう、「「無力」」だと
何をやってるんだろ
自分ってッ
もっといいお兄ちゃんになる。
家事をやってほめてもらう
頭をなぜてもらったり一緒にご飯を食べたりしたいなぁ
なんて希望を持った僕が悪かったのかもねっ
時はさかのぼり
僕が7歳のころ。
母が死んだ。
僕がいないところで母は兄たちにこう言った
「おんりーを守ってあげて」
「おらふくんは_______」
僕の名前の後は聞こえなかったよッ
でも無視されるようになった
全部全部自分が悪い
だからあってるんだと思う
けどさ、ぼくがいることでこんなことが起きたんじゃないッ
一昨日、お兄ちゃんが言ってくれた
一人の_
「本気で愛すからもう偽の笑いなんかしないでッ
見て見ぬふりを繰り返して無理やり苦しませてゴメンッ
謝って住むことじゃないことはもう、知ってるからッ」
今、言わなければいけないみたいな顔で真剣に言ってきた
僕は一言
「もう、いいから。いいよ」
今、そのお兄ちゃんとほかのお兄ちゃんたちが喧嘩してるッ
僕のせいで、僕が悪いことをしたからッ
絆を切り裂いてしまったんだッ
ガタッ
そんな音がして俺の弟が入ってきた。
今、こいつの話でもめている。
正直、もう泣いている。
俺も、弟も
弟は
「僕のせいでッッ
僕がこんなことしなければ
愛されなければよかったんだ」
って
人はだれしも愛されるわけでもなく、全員が恵まれているわけでもない。
俺ら、’お兄ちゃん’は愛されていた、恵まれていた。
たった一人。自分の二人のうちの片方の弟だけが愛されず、恵まれなかった。
お母さんがああいわなければよかったんじゃないか
俺らが愛し、恵みを分ける、そんなことができたんじゃないか。
「おらふは私の子ではない。
貴方たちの兄弟でもない。
だから私は愛さなかったの」
なんでッ
最後にこんなことを伝えるんだろうねッ
僕が入った瞬間。
たった一瞬で気まずい雰囲気になった。
僕が入ったからだ
そう_。悟ってしまった
自分のこぶしを握り締め
僕はッ言った
「僕が入ったからこんな静かになった。
僕がいるからこんな喧嘩になって泣いてる。
’愛されたい’と思った僕がバカだった。
でも、僕が消えればみんなシアワセでしょ?」
みんな黙り込んだまま
「だから僕はキメタンダ。
この家から、いや、コノヨから
存在を消すんだって」
はっとした表情でみんな見てくる。
僕はもう、玄関に向かって走り出す。
弟が言った言葉
「俺とかおんりーだけじゃないだろッ’弟’はッッ」
弟は言われた通り、もう一人いるよッ
「でも、お母さんが」
「お母さんのことばっか優先しておとうとの気持ちもわからないのかよ」
おんりーが泣き出しちゃった
その時に、今、話していた弟が入ってきていろんなことを言うんだ。
正直、そんな気持ちだったとは何もわからなかった。
だって自分と、おらふくん’以外’のことしか頭になかったから
一人で抱え込ませて
自分はなんて最低なオニイチャンなんだろう
俺はお兄ちゃんたちが喧嘩してるのをみて泣いてしまった。
本当に幼いころ。
お母さんが死んだ。
皆が愛してくれたから元気に過ごせた。
例えいじめられようと_。
お兄ちゃんが入ってきて時々片言の会話をする
俺には意味が分からなかった。
でも、ひとつだけわかったんだ。
「このままじゃお兄ちゃんが死んじゃう」
って
自分のお兄ちゃんは3人じゃなくて4人いるからッ
弟が走っていったと同時にみんなが黙る
自分が何をしでかしてしまったんだ
なんて何度も考えるんだ
もちろん俺も_。
おんりーの
「このままじゃお兄ちゃんが死んじゃう」
がスタート
みんなおらふくんが行きそうな場所にはしっていったんだ
俺は、海へ
前に家族で行ったから
行ってるかもって
案の定。
オラフ君がいた。
海に浮いている_。
今。病院にいる。
何を言っても目を開かない
涙なのか海の水滴なのか何もわからない。
そんなものがおらふくんの頬を伝っていく
ねぇ。おらふくん
「空、きれいだよッ」
俺にはどうもできない
目を開けると真っ白い天井。
見たこともない_。
そんなこともなく、
ただの’病院’の天井
「空、きれいだよッ」
その言葉がいつも話してくれないアニから聞こえた。
僕のことなのかな。
ハハッ
そんなことないよね
もう、深い眠りにつくことができればよかったのに
「やだなぁ」
心で思ったつもりだった言葉に出たようだった。
みんな驚いた顔をして泣きついてきた。
暖かい_。
そう思えたのはいつぶりだろう。
頬を突然たたかれ、謝られた。
思った以上にいたかったなぁ
あの時はありがとう
コメント
1件
(´༎ຶོρ༎ຶོ`)目から滝が