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入学式当日。私、冬川小雪は
憧れていた高校の入学試験に合格し
無事に入学式を終えた。
冬川「(入学式終わったけど疲れた〜
そうだ今の内に部活決めとかないと
でもどこに入ろっかな〜...)」
???「あの。」
冬川「?はい。」
横から突然聞こえてきたか細く柔らかい声にふと気付きそこに視線を向けた。
春野城「初めまして私は春野城です。
春野城桜さん。よろしくね。あなたの名前は?」
冬川「あ。どうも初めまして
冬川小雪です。」
春野城「へぇ〜可愛いくて素敵な名前!よろしくね冬川さん」
冬川「うんよろしく」
春野城「冬川さんはなんか好きな本とかあるのかな?」
冬川「そもそも私本読まないよ!」
春野城「そっか。じゃあこの機会に私と図書室行こうよ。」
冬川「なんで?」
春野城「たまたまとはいえせっかく
会ったんだしいいじゃん。それに本も 意外と読んでみれば面白いかもよ?」
冬川「断る。」
春野城「えぇ〜...そんなぁ」
突然話し掛けてきたゆるゆるで
ふんわりと桜の香りを散らすその子は
初対面の私に何かと本の話題で
絡んできた。
でも私は本なんて読まないし運動や
コンピュータ系の授業は好きだけど
文字を書くのだけはめんどくさいし
正直苦手だ。... 冬川「ごめんなさい。今回は遠慮しておくね。」
春野城「どうしても、だめなのかな?」 冬川「うん。」
といって冬川は立ち去ろうとしていたら後ろから話しかけられた。 ???「冬川さんも一緒に行こうよ。」 と後ろから話しかけて来たのは幼馴染の佐藤瑠奈だ。 冬川「瑠奈!久しぶりじゃん。」 佐藤瑠奈「うん。久しぶりだね!小学生以来だよね!」 冬川「そうだね!瑠奈もここの高校だったんだね。」 佐藤瑠奈「うん!それはそうと冬野さんも一緒に図書室に行こうよ。」 冬川「え~….分かったよ。じゃあ、行くよ。」 と冬川が言って瑠奈と一緒に向かうことにしました。 図書室にて…
[ガラガラッ...]
冬川「...、。」
図書室なんて滅多に入った
事ないから何故だか妙に
緊張を催すし
独特な匂いにちょっと
面食らってしまう。
何せ滅多に入らないし本には興味があまり湧かないから
あまり寄る事だってそもそもない。
瑠奈「?どうしたの?」
冬川「え、?あ〜あのね。、...滅多に入らないし緊張と匂いが独特だから
なんだか新鮮で、。でも逆にそれでちょっと面食らっちゃったの...」
瑠奈「あ〜そっか。まぁ
冬川さん滅多に来た事ないし本の匂いとかあんま嗅いだ事ないもんね。
大丈夫?ほら手貸すから
こっちおいで。」
冬川「え、。?あ。うん
ありがとう瑠奈。」
こうして瑠奈に手を引かれて連れて行かれる途中、本棚には沢山の本が丁寧にギッシリとしまわれており
難しい書物から恋愛系などの
ラブコメまでジャンルも
統一性を見せながらも中々に豊富。
中には”くるぶしは身体の一部。”なんて本もあった。.....
いやどんな本よ...。、
なに?くるぶしは体の
一部って全然分かんないし
そもそもくるぶしって
どこ...?
マジでどんな本なの気に
なって仕方ないんだけど.....。、
瑠奈「お待たせしました。
渡辺先生。秋山先輩。...って夏日菜先輩
大丈夫ですか?その本...逆さまですよ。」
夏日菜「え??うわぁっ!
本当だ。佐藤さんありがとう!」
渡辺「あらいらっしゃい。
連れて来てくれてありがとね佐藤さん。そして冬川さん。
ようこそ文芸部へ。
体験だけでもいいから
是非ゆっくりしてって
ちょうだいね。」
冬川「え、。...あはい。
ありがとう御座います...」
30代くらいと見られる顧問の先生が私の目をしっかり見つめて優しく微笑み歓迎してくれた。
_______なんだろう...?
これまで抱いていた国語の
授業特有の眠くなる感じとか独特な堅苦しい抑圧感とは
何か違う気がする...。
?「おぉ〜おぉ〜。やっと
帰ってきた。ったく待ちくた
びれたぞ。
おっもしかしてその真面目ちゃんが幼馴染であり新しく
入ってくる新入部員かな?」
瑠奈「はい。そうです
お待たせしました暁部長。」
冬川「え...ぶ。部長?
この人が...?」
瑠奈「うん紹介するね。此方
文芸部部長の_______...」
暁「俺は3年の文芸部部長。
暁 白夜よろしくな。
なんなら親しみを込めて
ビャクヤチャンって呼んでも
いいのよ〜?」
瑠奈「...。、(ショボン)
(えぇ〜...それ私のセリフ
.........。)」
冬川「あはは...それは
ちょっと流石に...(汗)」
一番初めにあった春野城さんよりもゆるゆるの部長さん
だな...。
ただ雰囲気的には悪くないし此処で今更帰るのも返って
失礼なので取り敢えず体験してみる事にした。 暁「今日は体験部員もいることだから…何をしようか。いきなり小説を書いてっていうのもあれだからねぇ~。」暁部長は少し考え始めた。 暁「よし。決めた。」 瑠奈「何にすることにしたんですか。」 暁「今日はとりあえず文芸部のもろもろの事を教えるっていうので時間が余ったら日記を書いてもらうことにしたよ。みんなはどう思うかな?」 と暁が言ったら部員みんながこう言った。 秋山先輩「いいと思います。」 瑠奈「私もいいと思います。逆にそれのほうがいいかもね。」 夏日奈「いいと思うよ。」 冬野「私もそれがいいです。いきなり小説を書いてなんていわれても無理ですから、それでお願いします。」 暁「じゃあ、まず文芸部というのは…小説や日記をテーマに沿って書く部活なんだよ。それを文化祭で発表する部活だよ。冬野さん文芸部の印象分かったかな?」 冬野「はい。なんとなく分かりました。」 暁「何か質問がなければテーマ決めて簡単な日記を書こうと思うんだけど大丈夫かな。」 冬野「はい。問題ありませんよ。」 暁「先生から何かありますか?」 渡辺「はい。私からは今はないですよ。」と先生はみんなにむかって言った。それを聞いた暁はみんなでテーマを決め始めた。 暁「テーマは何がいいですかね。」 瑠奈「テーマは春休みの思い出とかはどうでしょうか」 暁「ほかには何かありますか?」 冬野「今後の学園生活とかはどうですか?」 暁「う〜んなるほど。...どっちの
案もいいねぇ。因みに冬川さんは春休みと今後の学園生活ならどっちが書きやすいかな?」
冬川「う〜ん…..。」
??「?….あらあら見ない顔が
いらっしゃいますね。こんにちは。」
冬川「...?」
暁「おっ秋山。いいところに来てくれた実はねぇ佐藤が新入部員連れて来てくれて文芸部の事を軽く紹介した後に…小説をどんなテーマで書くか
決めてる所なんだが...秋山は
どうだ?なんかいいテーマある?」
秋山「なるほどそうなんですね
新入部員さん初めまして。私文芸部の
秋山綴です。よろしくね。」
冬川「あ。、はい...」
そう言って微笑んだ彼女は何処か日本人特有の奥ゆかしい雰囲気を出した。
何処か何を考えてるか分からない...
冬川「(なんだかもうこの時点で
凄いな......、。部員さん達の
キャラの個性が...)」
秋山「うーん...春休みの思い出よりも今後の学園生活の方が冬川さんが
書きやすいかもしれないですね。」
冬川「そうですね….その方が
私としても助かります。」
暁「ふむ...じゃあそうしようかなみんな異論はない?」
佐藤「いいと思います」
夏日菜「俺も賛成だ」
秋山「いいとおもいます♪」
冬川「ありがとうございます!」
暁「よし。じゃあ時間余ってるから早速書ける人は書いていこう。」
こうして先輩方が早速それぞれ
資料を見たり夏日菜先輩に至っては
殆ど書いていた。...
_______...、。しかし私は
そもそも全くやる気が出ない。