『 愛 』
※青紫、紫病み、メンヘラ
青side
カチカチっとなるパソコンの音と、
ピコンピコンと光る携帯の画面。
そこには紫と表示されたアイコン画像。
アイコンは僕とのツーショット。
嗚呼、愛されてるな。笑
寂しい、会いたい、帰ってきて、
そんなネガティブで愛情がこもった言葉を言われると、仕事と紫さん。
どちらが大切かなんて言わなくてもわかるだろうけど、
スマホの通知を切って、後10分ほどで終わりそうな仕事を片付ける。
「 んふ、可愛い、 ♡ 」
仕事が終わると目を軽く擦り、時刻は12時を回っていた。
紫さんは不安になるだろうが、仕事だ。
浮気?と責められた事もあるが、だいたい、僕が浮気をしても離れられないのは紫さん。
嗚呼、可愛い。
一生離さない、なんて事を考えながら、僕は車を走らせる。
紫さんの好きなミニパンケーキを買って、もう一度車を走らせる。
ガチャっと玄関を開けると、汗と血、涙でぐちゃぐちゃな紫さんがいた。
「 ごめんなさい、不安になりましたよね、…笑
ただいま、紫さん。 」
『 ひぐ、っぅ… げほっ、ころ、っん” … 』
僕のスーツを涙と血で汚すと、即座に離れて謝られ、縋り付かれる。
『 ごめん、っなさ、っ” …汚れちゃった、ぅ” っ… ひく、っ “ … ころ、っと、約束してたのに、また 、”っぁ … 』
「 大丈夫、落ち着いてください。 笑 」
優しく微笑んで見せると、少しの嗚咽を吐きながらバラバラな順序で説明していく。
『 寂しくて、っ” …ぇ” 、
怖かった、ッ” … ひぐ、っぁ” 、
お仕事、っ” 、わかってるのに”っぃ、』
「 ごめんなさい、不安になりましたね。ごめんなさい。
でも僕には紫さんしかいませんよ、笑 」
甘い口付けを落とすと、泣き疲れて安心したのか僕の胸に抱きついたまんま寝てしまった。
苦しそうな呼吸を直しながら眠っていく紫さんは、この地球で一番馬鹿で、かわいい。
可愛い。
「 馬鹿だね、紫さんは。 ♡ 」
そんなとこも大好きですよ。
紫side
青が帰ってこない。
嫌われた?いや、そんなはずないよね。
俺しか青にはいないもんね。
そんなことを考えていても、ネガティブな言葉が込み上げてきて、吐き気がする。
『 おぇ”ッ … ごほ、ッ …』
シューッ、シューッと聞きなれた音と見慣れた自分から出てくる赤色の液体。
これも愛だよ。青。
信じてくれるよね。
青が俺を愛してないなら、絶対逃がさないよ。殺.してでも追いかける。
でもね。
寂しい
帰ってきて。
愛して。
『 ころ、ッ”ぉぇ”っ … げほッ” … 』
冷たい、冷たい。
気づけば玄関の床にいて、青の帰りを待っていた。
『 ころ、 んッ” … 』
車の音、青かな?
って、何度も何度も期待しても、帰ってくる気配はなかった。
ガチャッ、バタンッ…
青だ。
「 ごめんなさい、不安になりましたよね、…笑
ただいま、紫さん。」
『 ひぐっ …ぅ 、っ …げほっ、ころん、ッ” …』
血と涙を青のスーツに擦り付けてしまって、そこからまた自己嫌悪。
『ごめん、っなさ、っ” …汚れちゃった、ぅ” っ… ひく、っ “ … ころ、っと、約束してたのに、また 、”っぁ … 』
「 大丈夫、落ち着いてください。笑 」
よしよし、と頭を撫でてくれる青に安心して、愛が止まらない、
一生離れないで。
『 寂しくて、っ” …ぇ” 、
怖かった、ッ” … ひぐ、っぁ” 、
お仕事、っ” 、わかってるのに”っぃ、』
「 ごめんなさい、不安になりましたね。ごめんなさい。
でも僕には紫さんしかいませんよ、笑 」
そこからの記憶はあまり無いけど、甘く蕩けるような口付けをされて、俺は眠りについた気がする。
そこから朝起きるとベットで、ほわほわな寝癖をつけながら俺を抱きしめて寝てる青。
そんなとこも大好きだよ。
え長くて偉いね私
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