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丁度9年前くらいのこと。








いつも通り私は美術学校に足を運び絵画を学んでいた時。




「 おはよ、マユミ。 」




いつも隣に座って講義を受けるやけど跡が目立つ女の子。




樫原ヒズミ。






この子は特待生でデッサンもなんでも上手だった。




それに比べて私はその時まったくなにもできなくてその上クラス内でも嫌われていた。




「 おはよう…あの…急かもしんないんだけどさ…なんでヒズミちゃんはずっと私の隣に居るの? 」




「 うーん。なんとなく? 」




「 私、嫌われてるからヒズミちゃんも嫌われちゃうよ。 」




「 私はいいよ。嫌われてるくらいが良いんだよ。 」




ヒズミちゃんは一緒にずっといてくれた。











「 ねぇねぇ、今度一緒に映画行こうよ。 」




「 近くにお洒落なカフェ出来るんだって。一緒に行こうよ。 」




「 次の日曜日、課題一緒にやらない?私んち来て良いからさ。 」








ヒズミちゃんとずっと一緒に居てずっと楽しかった。




私の黒い歪な記憶も明るく塗り替えてくれるような日々だった。












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樫原   ヒズミ








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学生時   黛 マユミ

~ sketchbook homage ~ 色彩 任せ の この町で 、 12話 ~

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