テラーノベル
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白赤
病み表現あり
目を覚ますと隣に君の寝顔。
君の頬を優しく撫でる。
「りうちゃん、おはよ。」
君はまだ起きない。幸せそうな柔らかい笑み。
その笑みは僕だけのもの。
君の笑っているところも、泣いているところも、
怒っているところも、拗ねているところも、
全部僕のもの。
「りうちゃん、起きて。朝やで」
「んん、初兎ちゃ…」
ぎゅ、と抱きついてくれる。
そんなところも愛おしい。
「おはよぉ…初兎ちゃん」
寝起きのせいか声が掠れている彼。
この声が聞けるのも僕だけ。
そう思ったらとても幸せ。
やっと僕だけのものにできたんだもん。
僕だけ、僕だけ、僕だけ。
そう自分に言い聞かせる。
「今日は何しよっか」
「初兎ちゃんがしたいことがいい」
何それ、可愛いやん。
「じゃあ、お家デートしよっ」
家なら僕以外に会えないし、僕だけが見られる
表情が増えるかもしれない。
「ん、りうら着替えてくる」
そう呟いて彼は寝室を出た。
その間に彼のスマホをチェックする。
他の男や女から連絡が来ていないか、
僕以外との予定をたてていないか、
ちゃんとチェックする。
「ん?なんやこれ」
LINEに一件の通知。それは
『私以外なんて考えられないよね?』
女からのLINE。
りうちゃんは浮気してたってこと?
「なんで、なんでや、僕以外なんて要らん
言うてたのに」
彼のスマホを強く叩きつける。
もうスマホなんていらないよね。
僕以外と付き合ってるなら。
「あ゛ぁ、大っ嫌い゛」
彼のスマホの画面が割れるまで投げつける。
僕の気持ちがすぐに変わった。
もう彼のことなんて大嫌いだ。
「初兎ちゃん〜着替えてきたよ〜」
「、…」
僕の瞳は漆黒に染まる。
そして僕の両手が彼の首元に伸びていく。
気がつくと僕は彼の首を絞めていた。
「っ、初兎ちゃ…?」
息を吸おうと僕の手を掴む彼。
そんなことはどうでもいい、僕はお前をゆるさない。
僕がどれだけお前に尽くしたか、僕がどれだけ
お前のことを思って行動しているか、
分かんないやろ。
「これも愛なんやで?」
嫌いだなんて嘘だよ、笑
僕はお前の全部を愛してる。
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愛瑠()
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浮気は流石に許せないけど、お前が幸せなら
別にどうってことない。
「僕のことおかしくさせた責任とってや?」
お前の首の傷は僕だけのもの。
コメント
1件
病み系はちょっと苦手かもって思ってたけど、最初から目が離せなかった。「大好き」と「大嫌い」がぐちゃぐちゃに混ざってく感じが怖いのに綺麗で…。最後の「首の傷は僕だけのもの」で鳥肌立ったわ。この歪な独占欲、続きが気になりすぎる。