学パロ。捏造注意
中学2年生
shpci
チーノがショッピのことを好き、
ショッピは無自覚だけどチーノのことが好き
s…ショッピ
c…チーノ
shp目線
s「うわ…」
ジリリリリ。とうるさくなるアラームを止めて起きる。今日も学校だ、なんて憂鬱な気持ちでいたが、とあることを思い出す。
今日はバレンタインデー
特別モテるような訳では無いが、貰えるのではないか、なんて考えるとやはり少し気分が上がる。
重たい身体を起こしベッドから降りた。
ぐーんっと伸びをして、あくびをした。
ぼーっとしているともう10分たっていた。
そこまで長い時間では無いが、朝の10分は意外と長い。
いつもより入念に歯を磨いて、髪を水で少し整えてみたりなんかして。
制服をすこし着崩して、家を出た。
ぼーっとしながら歩いていると突然声をかけられた。
c「おはよ、ショッピ」
s「…お前かよ」
まあ、1人の時に声をかけられるなんて少し期待してしまう。俺の思いを知ることもなくチーノは1人で騒いでいるが
c「今日何の日か知っとる?」
目を細めて笑いそういった。
s「さすがに知っとるよ、バレンタインやろ」
c「流石に知っとったかあ。チョコ、どっちの方が貰えるか対決しよや!」
チーノは小さなことでもすぐに張り合ってきて、俺に勝とうとしてくる。
それで負けて機嫌が悪くなるんだが。
s「あー…まあええよ。お前に負ける気せんし」
c「はあ?いっとくけど俺結構モテるんやからな」
俺が少しからかうとくすくすと笑い言い返してくる。そこが可愛い。
s「はいはい」
c「あー、また嘘やと思っとるやろ。」
s「そんなことないで」
c「うそやあ」
へらへらと笑う彼があまりにも可愛くて見惚れてしまう。
c「…しょっぴぃ?」
s「あ、ごめん。きいてへんかった。何?」
c「ひどーい、なんでもない」
俺より身長が高いのに、腰を下げわざと上目遣いにする。あざとい。俺以外にやっているのか、なんて考えると嫉妬しておかしくなってしまいそうになる。
…ただの友達に思うことじゃないけど。
そこからはずっと他愛もないような話をする。すると意外とすぐ教室に着いた。
俺らは同じクラスで、席は結構離れている。
ある程度準備が終わったらチーノが俺の席にきて、ホームルームが来るまで話すのがいつもテンプレートだ。
そしてホームルームが始まる二分前程前、最後にチーノは話しかけてきた。
c「…なあ、しょっぴは誰かにバレンタインあげるん?」
s「はあ?急になに、…あげないけど 」
c「…ふーん、そっか。じゃ、ホームルーム始まるから。じゃあね」
話しかけてきた時は少し不機嫌そうだったのに、俺があげないと言った瞬間にぱっと顔が明るくなる。
…気があるのではないか、なんて考えてしまうからやめてほしい。
…そして、何事もなくホームルームは終わり授業を受ける。昨日は遅くまで起きていて寝不足なせいか、何回もあくびをする。
トントン、とチーノに肩を叩かれ目が覚める。 どうやら寝てしまっていたらしい。
c「もー、しょっぴはほんまに…」
s「チーノに迷惑かかんないんやからええやろ、俺が困るだけやし」
c「…俺のノート写す?」
s「写す」
俺があくびをしながらそういうと、チーノは少しむっとしながらノートを写すか聞いてきた。
俺にばっかお節介を焼くとこがある。
他のやつには全然そんなことしないのに。
少し面倒臭いとも思うが、俺だけだと考えると嬉しくなる。
中学になると、小学生の時より休み時間も短くなる。たった10分間の束の間の幸せ。
すぐにチャイムがなり、また授業が始まる。
次の時間はテスト。そこまで難しくなかったから、ささっと書いてぼーっとする。
…あー眠、まだ眠いわ
寝てしまえばいいだろう、と思うかもしれないがあと授業時間は10分程。
寝てもきっとそこまで満足はせず、むしろ眠いという気持ちが大きくなるだけだろう
…そういえば今日はバレンタインだった、なんてはっと朝ぶりに思い出す。
斜めの席の可愛い子、朝からずっとソワソワしてる。やっぱ誰かに渡すんかなー、なんて考え、色々妄想する。
キーンコーンカーンコーン
再びチャイムがなる。
テストを前まで出しに行き、そのままチーノの席に向かう。
s「今日のテストどう、自信ある?」
c「俺あんま数学得意やないからなあ…
自信ないわ」
s「俺ある」
c「ズル、自慢すんな」
s「自慢してへんけどー」
c「あーはいはい、もういいもういい」
口元を隠し、呆れたように笑う。
s「かわいい」
c「…は、今なんて」
無意識の内に声が出てしまっていた。
顔が熱くなるのを感じると同時にチャイムがなる。
タイミングがいいのか、悪いのか。
…悪かった、と思うことにしよう
(特に書くこと無かったので飛ばします><
c「やっと授業おわったな!!」
長い6時間授業が終わり、ご機嫌に笑うチーノに声を掛けられる。
s「長かったな」
結局かわいい、と言ってしまった後は特に何も起こらなかった。お互いがあまり話題に出さないようにしたから
そして、皆がざわついている。
c「やっぱバレンタインやから皆ざわついとるな、俺らの靴箱ん中チョコ入っとるかな」
少しわくわくしたようにそう声をかけられる。
下校時。靴箱を見るには1番タイミングがいいだろう。今時そんな古臭いことするのか、なんて思うが数人入っていたようで。
MOB「これスミレちゃんからや!!」
スミレちゃん、というのは俺の斜め前の可愛い子。あー、あいつにあげたんや。
c「すみれちゃん今朝からそわそわしとったもんな、あげれてよかったな」
s「ずっと見とるんキショ。もしかしてお前スミレちゃんのこと好きなん?」
からかうようにそういうと顔を赤くして否定する。
c「はあ?!ちゃうし、それに俺好きな子おるし、」
口を滑らせたようにあ、と呟く。
…チーノは今までこういう話題をしても何も答えてくれなかった。好きな子居るんや
s「…チーノ好きな子居ったんや、聞いても答えてくれへんし知らんかったわ」
…なんだか少しイライラする、あいつには俺だけでええやろ。意味わからん。
c「…しょっぴ、ちょっとこっちきて」
s「…なに」
手招きされ人のいない裏路地に連れてかれる。
c「…しょっぴって同性愛とかって大丈夫やっけ」
s「そこまで気にせんけど…お前男が好きなん?」
c「…」
黙ってこく、と頷く。…なら尚更俺でええやん
s「俺じゃダメなん?」
壁際に追い詰める。あー、気づいちゃった。俺コイツのことすきなんや、きっと。
c「ぁ、え…?」
驚いたのか、目を見開いてぱちくりとさせている
s「…やっぱ俺じゃダメなん」
c「ちゃ、うくて。」
c「俺しょっぴのこと好きやねん。」
かあ、と顔を赤らめながらこちらをみつめている。
s「…は、」
今までずっと気づかなかったが、俺たちは両片思いだったらしい。
チーノが俺を抱きしめてくる。
c「…嬉しい、 両片思いだったってことよな?」
s「そういうこと。」
口では余裕ぶって話すが正直俺も耐えられない。泣いてしまいそうなほど嬉しい。
c「あ、そうや。これ」
がさがさと鞄の中身を探して、出てきたのは可愛らしい包み紙に包まれている小さい箱
c「…その、今日バレンタインやん。
だから…」
恥ずかしそうにしてその箱をこちらに渡してくる。
…あー、本当にかわいい。俺だけのモノ。
s「…ありがと、」
チーノを抱き寄せキスをした
バレンタインに上げるつもりでしたが大遅刻しました、改めてハッピーバレンタイン。
実はこちらもうひとつの展開の方もあって、書いてる途中で長すぎたので諦めてこっちの展開にしました。
また時間があれば続き書きたいですね、最後の方になるとやっぱり疲れて雑になるので直したいです
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