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向　「　おはよ 。　」

咲　「　ども 。　」

咲　「　向井さん 。　」

向　「　向井 、　」

咲　「　なんですか ？　」

向　「　なんも 、 ない 、　」

分かるよ 。

驚いてるんでしょ 。

あんな甘えてきた私が急に冷たくなって 。

私 、

一方通行の愛は嫌いだから 。

愛を上げても 、

愛が帰ってこない事が確信してるなんて

残酷なことは無い 。

私をこうさせたのは君達だよ 。

樹　『　あのテレビどゆこと ？　』

あぁ 、

今日はオンエア日か 。

咲　『　躓いてばっかでしたね 、 笑　』

樹　『　今からそっち行く 。　』

咲　「　は ？　」

渡　「　んだよ 。　」

咲　「　… なんでもないです 。　」

渡　「　ち ｯ 。　」

（　がちゃ　）

樹　「　来て 。　」

咲　「　ぇ 、 ちょ 、　」

腕を引っ張られて連れていかれた場所は 、

屋上 。

誰も使ってない 、

いや使ってないこと無いか 。

煙草吸う人は使ってる 。

少し 、 昔の翔太くんとひーくんの匂いがする 。

咲　「　どうしたんですか 、　」

そう聞くと無言で抱きしめられる 。

咲　「　ぇ 、 ちょ 、 え 、　」

樹　「　頑張ったな 。　」

咲　「　…　」

樹　「　尊敬する 。　」

咲　「　…　」

涙が零れないように 、

唇を噛む 。

これは何度目だろう 。

強くなるって決めたのに 。

樹　「　何があった ？　」

咲　「　何も無いですよ 、　」

樹　「　嘘つくな 。　」

咲　「　… 嫌われたんです 。　」

樹　「　え ？　」

咲　「　皆に 、 」

咲　「　嫌われたんです 、　」

頭では分かっていても 、

いざ言葉に出すと 、

刺さる物がある 。

樹　「　ぇ 、 皆って 、　」

樹　「　snowman ？　」

咲　「　… ふふ 、 笑　」

咲　「　冗談です 。 笑　」

樹　「　…　」

誤魔化したかった 。

嫌われてるって思われたくなくて 。

樹　「　お前の事守りてぇのは 、　」

樹　「　俺だけじゃない 。　」

咲　「　だから冗談だって 、　」

樹　「　お前冗談とか言わねぇじゃん 。　」

咲　「　つまり面白くないと 。　」

樹　「　いや違くて ！　」

咲　「　ふふ っ 、　」

咲　「　あはは っ ！ 笑　」

樹　「　急に笑うじゃん 、 笑　」

咲　「　元気なりました ！　」

復活した 。

私のふにゃふにゃな心 。

樹くんのお陰でシャキーンってなったよ 。

後 、 覚悟もできた 。

＿＿　改めまして ！

＿＿　snowmanでーす ！

＿＿　渡辺 咲花です 。

＿＿　皆さんに隠していたことがあります 。

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