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翌日
龍我はバイト先にいた
相田:柄本〜、ちょっと良いか?
龍我:はい
先輩の相田陽一に声を掛けられる
龍我:どうしました?
相田:ちょっとさ、これ運ぶの手伝って欲しいんだが良いか?
龍我:すごいでかい荷物ですね…!
相田:これ毎回本当大変なんだよ
龍我:よく運べますね…
相田:力仕事には自信があるんだ
龍我:やりましょうか
相田:助かるわ〜
龍我と相田は一緒に大荷物を運ぶ
龍我:重たっ…!
相田:気を付けろよ
龍我:はい…!
数分後
相田:オッケー!
龍我:ハァ…ハァ…
龍我:終わりましたね…!
2人は無事に全て運び切った
相田:助かったよ
龍我:いえ…これくらい当然です…
相田:…どうした?
龍我:え…?
相田:今日…いや、最近全然元気無いからさ、何かあったのかと思って
龍我:…何もないですよ
相田:今の間は何だ?
龍我:…
相田:俺が聞くよ
龍我:実は…就活に失敗しまくりで…
龍我:面接で何回も落ちて…
相田:あ〜、もうそんな時期なのか
相田:今何年生だっけ?
龍我:大学2年です
相田:あ、じゃあ今20歳か
龍我:そうです
龍我:8月で20歳になりました
相田:そうか〜
相田:大変だよな〜
龍我:え?
相田:俺も面接で落ちまくってさ〜
相田:一次選考で通ったけど二次選考で不採用になった事何回もあんだよ
龍我:そんなにだったんですか?
相田:あぁ、親にもめっちゃ言われた。そんな調子でいけるの!?って笑
龍我:はぁ…
相田:行きたい会社はあるのか?
龍我:あったんですけど面接で何回も落とされました
相田:うわぁ〜…
龍我:僕の人生こんなもんなんです…
相田:…柄本
龍我:はい?
相田:もしもの時の話なんだけどさ
龍我:はい
相田:限界になったらここで勤務するって言うのも良いぞ
龍我:え…?
相田:もしもの時だ
相田:本当にダメだったらうちで働け
龍我:はい…
相田:でもまずは就活を頑張れ
龍我:分かりました。頑張りたいと思います
相田:よしっ
何かが吹っ切れた龍我だった
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