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ギィィィィィ……
〘わぁ……〙
マイクが戸を開ける
〔ここは別名、蟻の巣……一本の道から多数の部屋に続く廊下へ枝分かれしてるからそう呼ばれてる…〕
〔執事達は総勢100人以上いるからね…その分部屋があるよ、もちろん2人部屋だけどね……、〕
マイクが説明を施す
{これは…凄いな…}
〔ここ…地下ではいつも夜の様なモノ…窓は無くても地下は涼しいでしょ、凄く暗いから移動する時は蝋燭が必須なんだ…はいコレ…〕
{あ、あぁ…}
〘ど、どーも…〙
〔この蝋燭はいつでもポケットの中に入れるように……忘れ物を取りに来た時無かったら真っ暗だよ〕
はにかんでそう言う
〘こ、怖ぃ…!〙
〔つ、ついでに役職持ちの部屋がどこにあるかも教えといてあげる……〕
〔今いるのが玄関…目の前に太い一本の石畳の道があって……左右の壁にいくつもの扉がある…〕
〔役職持ちの召使い達の部屋に続くのは右の壁で…この壁の右から4番目の扉…〕
〔ここを開くと……、〕
キィ…
〔また扉が3つある壁があるの……ちなみに僕の部屋へ続く扉は右から2番目…セルさんと同じ部屋……〕
〔君たちの部屋は一番右の扉…分かった、?〕
〘はーい!今日からまたよろしくね〜ベロニカ〙
アイシャがベロニカに抱き着く
{またか…執事学校時代も同じだったのに…}
ベロニカが顔を赤らめて微笑む
〔えっと…右からベロニカ君とアイシャ君の部屋……僕とセルさんの部屋…リックさんとベレニスさんの部屋…〕
〔扉に名前が書かれてるから間違いはしないと思うけど一応言っておくね…、〕
〔またあとで荷物持ってきな、〕
〘は〜い!〙
{あぁ}
〔げ、玄関に戻ろうか…また地図あげる、〕
〘おっけーです!〙
{了解した}
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玄関
〔じ、じゃあ屋敷案内はこれくらいで…ぼ、僕はこれから夕食の下ごしらえがあるから先戻るね…執事室、探検とかはしてもいいけど、迷子にならないように…蝋燭が一本溶け切る前には戻って来てね…(早口)〕
〔じ、じゃあね…〕
〘あ、はーい〙
{どうするか?アイシャ}
〘ん〜…屋敷の構造は大体分かったから〜……〙
{……取り敢えずクルト様が帰ってくる前までには探索を済ませてしまおう}
〘あ、いいね!執事達のお風呂ってどこ使うんだろ、〙
{大浴場があると聞いたぞ}
天井にぶら下がる看板を指差して言う
〘へ〜!〙
{じゃあまずはこっちの扉から……}
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夕食
【いやだからよ、俺があーでこーで】
「私はそんな事を話していない、大体お前が……」
【いやいやお前が…】
[アキト様ただいま到着しました、!すみません…遅れてしまいました…!]
バンッ
セルが扉を開いた
《あ、セルちゃ〜ん》
ベリーが手を振る
[すみませんベリー君、アキト様が図書室で寝てしまいまして……]
〈アキト様、お起きになってください〉
リックが肩を叩く
[あっリック君、!]
《アキト様〜?!お夕食の時間でございますよ〜?!》
ベリーが大きな声で起こす
「ん…、んん、?」
[お起きになられましたか、おはようございますアキト様、食堂に着きましたよ。御夕飯に致しましょう]
セルがアキトを抱っこし椅子に座らせる
「…ぅん…」
「あぁ…アキト、遅かったな」
【勉強熱心なのは良いけどあんまり無理しすぎるなよー】
「……ッえ?!あ、はい!」
【お前ずっと寝ぼけてたろ】
「あっ、クーリー…ごめんなさい、あんまり本が面白かったから…笑」
【…気をつけるんだぞ】
「は〜い」
〔アキト様、どうぞ…!きょ、今日のディナーですっ!〕
「うわ〜!美味しそう!」
「頂きますっ」
【あまり掻き込むなよ、】
「うッ、あち…ケホッ…ケホッ、」
【ほらやった…】
[あらら、慌てて食べてはいけませんよ?]
スッ
セルがアキトの口を吹く
「んっ、ありがと」
「今日ちょっとお腹空いててさぁ…、」
「あの後私を連れ回して屋敷を走り回ったからな、」
【楽しかったな〜?】
「ね〜」
「はぁ……2人共マナーは守るんだぞ」
アヤトが疲れたような表情で言う
【分ーってるって】
「は〜い」
「ねぇねぇ」
[?はい]
「セルは食べないの?」
[あぁ…私は執事室の中の食堂でいつも朝昼晩の食事をしておりますよ、ご心配無さらず]
「……そっか!」
【これうめーぞー】
「えっ、ほんと?!どれどれ?!」
【これだって、!】
「お前達、少し静かにしないか…」
【まーまーいいだろ?好きじゃんこの空気w】
「……ふぅ、まぁ良いだろう…」
「やった〜あははっ!」
【やりぃ!】
〔(皆様が笑っているこの空間が、…僕は好きです)〕