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(元)ソフトクリーム
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狐十
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俺は、虐められている。
教科書に書かれた心ない言葉も、靴箱に入った、嫌がらせのメモに、画鋲。
そんなものも、いつからか何も感じなくなった。
傷つくことを諦めてしまえば、信じられないほど心が軽くなる。
長袖で無理やり隠した傷跡。
制服の袖を少しめくると、俺の白い腕に刻まれた赤と白の筋。
カッターの刃を皮膚に滑らせるだけが、自分が生きていることを自覚させてくれた。
けれど、どれだけ溢れ出る真っ赤な血を見ても、心に空いた穴は塞がらない。
_今日、死のうか。それとも、明日になれば少しは楽になるのか…
屋上から見下ろす校庭は、まるで箱庭みたいにちっぽけだ。 ここから一歩踏み出せば、この息苦しさからも、誰もいない、冷たい世界からも解放される。
手すりに手をかけ、そっと目を閉じた。
?「…ねぇ。なにしてんの。」
そんな、透き通った声が背後から響いた。
コメント
4件
え?好き
ちゅき
初っ端から心臓を掴まれました。「心に空いた穴は塞がらない」という一文が、すごくリアルで胸が痛みました。最後の透き通った声でどう変わるのか…この「誰か」の正体が気になりすぎます。続きが待ち遠しいです!