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こんにちは。
続きです。
或る日、俺は首領に呼ばれた。
用件は判らなかったが、 太宰が最近居ない事と関係していると思った。
太宰が居ないのは、任務だからでは無いと思った。
厭な予感がした。
的中していない事を願った。
でも、其の思いは砕け散った。
理由は、首領が
「太宰君がポートマフィアを抜けた」
と云ったからだ。
首領は休暇をくれた。
休暇中は、遠出をした。
行きたかった所に行った。
休暇が終わり、仕事に戻った。
けれど、太宰が居ない事には変わりない。
居ると思って居た奴が居ない。
何時も通りの日常が終わりを告げたのだ。
其の代わり、居ない事が日常に成った。
彼奴に俺の前から消えて欲しくなかったのに..
彼奴にずっと居て欲しかったのに..
きっと、此の願いは口に出してはいけない。
辞めた理由は大体判る。
でも、云ってはいけないんだと思った。
だから云わない。
云いたくなったら、誰も居ない場所で云う。
泣くときも同じだ。
怖いのは、太宰が居なくなる事と一人ぼっちに成ること。
太宰が居なければ、何も出来ない。
出来ることは在っても、太宰が居たときとは違う。
任務の時が、一番其れが顕著に成る。
だからって、何も出来ないのは厭に成るから出来ることをする。
どうでしたか?
感想などくださいね~!
またね~