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ジヨン×タプ
続きの続きです
ジヨンside(タプsideなしですすみません!)
30分後 到着
「海来たぞー!ふぅ、つかれた…」
「ここまで運転ありがとう。 まず、なんの花火から するんだ?」
「んー。どうしようかな?いっぱい種類あるんだよね…じゃあ、たっぴょん目瞑って!」
「わかった」
目を瞑ったのを確認して、たっぴょんの手を花火を入れた袋に突っ込んだ。
「…これ」
たっぴょんが選んだのは、スパーク花火。
「あ!それバチバチするやつじゃん!いいね!準備しよ!」
準備が整い、いよいよ花火をする。
「せーので火付けよ!せーのっ」
その瞬間、手元がバチバチと光る。
「うわぁ!きれいだね! たっぴょん………たっぴょん?」
そう話しかけると、さっきまで隣にいたたっぴょんはいつの間にか海沿いを走っていた。
「あ〜ずるい!俺も走るっ!」
花火を持ったままたっぴょんに接近する。
「うわっ!ジヨン!危ないからこっち来るな!」
そんなたっぴょんを無視して全力で走る。(どっちが勝つかなぁ?俺とたっぴょん。)あともうちょっとで追いつくと思ったのに、花火が消えた。元いた場所に戻って花火をバケツに放り込む。
「はあっ、はあっ、つ、 次はなんの花火だ…?一応言っておくが、もうあの花火は使いたくない。」
「えーっ?じゃあ、あれにする?」
「ああ、それがいい。けど、先に休憩させて。」
そんな感じでヒョンと花火を楽しんでいたらあっという間に時間が過ぎていき、ついに最後の花火を取る。
「最後は線香花火だ。ねぇ、たっぴょん、俺と条件付きで勝負しない?」
「条件付きって、何を賭けるんだ?」
「俺が勝ったらたっぴょんに言うことひとつ聞いてもらう。たっぴょんが勝ったらおれが言うことなんでもひとつ聞く。 これでどう?」
「わかった。“なんでも”するんだな?」
「それはたっぴょんが勝てばの話ね。」
((よし、絶対に勝つ…!))
せーので線香花火に火をつける。
「「せーのっ!!」」
線香花火はパチパチと音を鳴らして火花を散らす。たっぴょんのように、常に見てないとどこかへ行ってしまいそうな儚さと、蕾が時間が経つにつれてどんどん大きくなってゆくのがまるでたっぴょんの器を表しているようで、 「綺麗…。」
うっかり口にしていた。(今の聞かれた?恥ずかしい!)恥ずかしさで、たっぴょんの方に顔を向けれずにいると、
「確かに綺麗だな、お前みたいに。」
なんでそんなこと平気で言えるの?こっちだけ勝手に照れててなんか悔しい。仕返ししてやる!
「な、 なら俺のこと好き?」
「好きだ。」
「えっ。」
その瞬間、俺の花火が落ちる。
「やった、俺の勝ち。約束通りなんでもひとつ言うこと聞いてね。」
「う、うん。言うことって何?…」
「好きです。俺と付き合ってください。」
え?嘘!嘘嘘嘘!!どういうこと!?たっぴょんって、俺のこと好きだったの!?ていうか、俺が告ろうとおもったのに!でも、めっちゃ嬉しい…!
「…。」
「…これは強制じゃない。嫌なら遠慮なく断って。」
違う。嫌だから黙ってるんじゃない。
「っ!違う!断る気なんかないっ!付き合いたい!ただ、告白されてびっくりしただけだから!」
その時、ヒョンは俺をぎゅうっと力強く抱きしめ、涙まじりの声で俺の名前を呼んだ 。
「…じよんっ、!」
俺までもらい泣きしてしまった。
そうして、俺たちは付き合った。
物語はここでおわりです!
最後まで見てくれてありがとうございます
よかったらコメントでシチュエーションのリクエストください🙏
ちなみに、「「」」や(())はふたりが言っている、思っていることです!
コメント
2件
何もかもエモすぎてやばい🥹💗