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ーーーーーーーーーーーーーープツン
「殺し屋でもこれほど嘘が下手なヤツが居るとはな。」
そう言うとクロロはルカを背負って店を出た。
ーーーーーーーーーーーーーーーー暗い路地裏に男がへたり込む。
「…はぁ、」
そうすると一人の男が颯爽と現れる。
「やぁ、クロロ。」
「ーーーーーーーイルミか…なぜ此処に居るんだ。」
「いや、それ、返してほしいんだよね」
「何だ?お前の私物か?」
「…いや、んーまぁ、妹なんだけど、とりあえず返してくれない?」
「…そうか、まぁ今日は見逃してやる。」
「…へぇ、人のものだって分かってて言ってるの?」
「…ふ、どうだろうな。」
「…ま、いいや次は無いからね」
そう言うとイルミはルカを背負って颯爽と消えた、
「…はは、いいものを見つけたな。」
と、一人の男が呟いた。
『ん、…んぁ、?』
「あれ、起きたんだ」
『イルミ!ぁ、そう言えば私…たしか任務中だったはず…』
「失敗したんだね、ルカ。」
『えっ…いや、その…』
「ダメだよねー、ちゃんと仕留めなきゃ。」
『ごっ、ごめんなさい…』
「…ま、いいよ。今回は相手も悪かったしね、許してあげる。」
『ぅ、うん…ありがと、…』
「はい、ココア。」
『えっ、あ、ありがと…(私の好きなココアだ…)』
「あ、俺もう少ししたら仕事だから。」
『あぁ、うん。』
「じゃ、何かあったら呼んでね。」
『うん』
『ん、…(やっぱりこのココアおいしい…)』
ガタンッ
『っ!(襲撃?!)』
「…おっと、何だ一人か。」
『!くっ、クロロさん?!ど、どうして此処に…』
ヒョイっ
「よし、」
『よしじゃない!!よしじゃない!!』
「暴れるなよ」
どタンっ!!
『いぃぃぃぃやぁぁぁぁぁっっっ!!!!!!!!』
「黙っていろ」
『やぁぁだぁぁぁぁっっっっ!!!!』
ドサッ
『???』
「大丈夫か」
『だ、大丈夫じゃ…て、てか此処どこ…』
「此処は俺達のアジトだ。」
『ぉ、俺達…?俺ではなくて…??』
「?あぁ」
「あ、団長その子だれー?」
「興味本位でゾルディック家から連れ出して来た。」
「へー、って!!ゾルディック家?ヤバいんじゃない?」
『そ、そうなんですよ…ヤバいんですよ、この人…』
「君も団長に気に入られるとか大変だねー。」
『そ、そんな他人事な…』
「え、てか団長さそれってお迎え来ちゃうんじゃ無いの?」
「どうだろうな、別に来てもいいが。」
「いいんだ」
「あっちが本気で来るなら、こっちも本気で行くまでだ。」
「え、それって俺も?」
「?そうじゃ無いのか?」
「はぁ〜〜????」
『ぁ、えと…あの、…』
「どうしたの?新人ちゃん。」
『し、…新人…』
「あぁ、そういえばさ団長、この子オークション連れて行くの?」
「あぁ、仕事ぶりも見たいしな。」
『えっっ?!?!?!?!なぜっっ?!?!?!』
「ほら、パクノダが服を貸してくれるそうだ。よかったな、着ろ。」
『えっ!いっ、今ですかっ?!?!』
「あぁ、今日行くんだ。」
『う、嘘…』
「早くしろ」
『ぅ、わ、分かったよ…』
「着替え終わったか?」
『うっ、うわーっ!!!の、覗かないで下さい!!』
「何だ着替え終わってるじゃないか。」
「……」
『なっ、何ですか?人の体そんなにじろじろ見て!!!!』
「…なんだ、以外と似合ってるな。」
『え、あー…そうですか、それは良かったです…』
「ほら、行くぞ。」
『えー…も、もうですか?』
「早くしろ」
『あぁっ!こっ、心の準備がぁ!』
「早く歩け」
『ぅ、うん…』