目黒ーだてさん、これからガンガンくるだろうね。
渡辺ーう〜俺無理だ。
目黒ー恋人でしょ?
渡辺ー無理。
目黒ー翔太くん、中学生みたい。
渡辺ーいいんだ、それで。
目黒ー少しずつ、だてさんの要求が増えるね。
渡辺ー勘弁してくれ。
目黒ー何で無理なの?
渡辺ー恥ずかしすぎる。
目黒ーだからって、このままじゃ済まないと思うけど?
渡辺ーやだやだ。
目黒ー俺と練習する?
渡辺ー何言ってんだ、俺には涼太がいる。
目黒ーふふふ、ほら、だてさんならいいんじゃない。
渡辺ーお前、人が悪いぞ。
目黒ー喜んで、恋人しなさい。
渡辺ー真っ暗だったら出来るかも。
目黒ーお願いしたら?
渡辺ーそうする。
恥ずかしがりで、幼馴染み感が抜けない渡辺はそれくらいしないとダメだろう。
宮舘の反応が気になるが、妥協点がそれだ。
真っ暗で宮舘に納得してもらう。
最近、晩ご飯を食べてゆっくりしていると、宮舘が抱きしめてくる。
そしてキスして身体を撫でるようになった。
渡辺はその手を叩く。
宮舘ー何で?
渡辺ーまだ3か月だぞ?撫で回すな。
宮舘ーいいじゃない、ホントはソファに押し倒したいくらいなのに。
渡辺ーバカ、もう来ないぞ。
宮舘ーじゃあ、いつになったらいいの?
渡辺ー分かんないけど、そんなに早く進まないでくれ。
宮舘ー分かりました。待ちます。
渡辺ーん。
晩ご飯食べて、キスして抱きしめられて、渡辺はここまでで充分だ。
宮舘は先を望んでいるが、ここから先は恥じらいを1個捨て、勇気を1個上乗せしないといけない。
渡辺にはまだ、決心がつかない。
目黒ーだてさん、可哀想に。
渡辺ー俺、これでも頑張ってるんだぞ。この先はちょっと無理だ。
目黒ーまぁ、ゆっくり進めばいいじゃない。
渡辺ー進まないのは?
目黒ーだてさん、そのうち暴走するかもよ?
渡辺ーはぁ〜。
目黒ーそうならないように、覚悟決めたら?
渡辺ーお前ならどうなる?
目黒ー翔太くん、おいで。
渡辺は目黒に抱きしめられる。
だが、何ともない。
宮舘だとドキドキするのに。
渡辺ー涼太ならドキドキする。
目黒ー俺なら?
渡辺ー何ともない。
目黒ーそれだけ、だてさんが好きなんだね。
渡辺ーそういうこと?
目黒ーそう。
渡辺ーじゃあ、これ以上先は絶対ダメじゃん。
目黒ー真っ暗にするんでしょ?
渡辺ーそうだけど。
目黒ーだてさんの楽しみは減るだろうけど、それで試してみたら?
渡辺ーやってみる。
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