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第2話「入学式前の教室。」
──ピピッピピッ
静かな部屋にアラームが響く。
「ん…。」と奏翔は、アラームを止めて、ベッドから起き上がる。
───春休みが終わり、今日から高校生になる。
奏翔は、制服に身を包み、1階のリビングへと向かう。
「おはよ…」と眠たそうに奏翔が言うと
「おはよ!朝ご飯出来てるよ!」と奏翔の兄さんが言うと、
「ありがと」と少し嬉しそうに奏翔が言う。
奏翔の兄さんは、にこにこしながら頷いた。
───「ご馳走様でした!」と奏翔が朝食を食べ終える。
「学校行く準備出来た~?」と奏翔の兄さんが言うと、奏翔が
「出来てる!」と返事をした。
───「行ってきます!」と奏翔が言う。
奏翔の兄さんは「行ってらっしゃい!」と玄関まで見送ってくれた。
「ここが…紫花高校…」と奏翔がつぶやく。奏翔がこれから通う高校は「紫花高校」校舎に足を運ぶと、
「おはよう!」と奏翔に声をかけてくれた、赤とピンクの髪色をした男子生徒がにこにこしながら言った。
奏翔は、顔を上げて、自分の隣を歩いてる、挨拶をしてくれた男子生徒に
「おはよう!」と返事を返した。
「名前何~?」と赤とピンク髪の色をした男子生徒が奏翔に名前を聞くと
「俺、奏翔って言う。」と名前を教える。
赤とピンク髪色の男子生徒は「いい名前だね!」と目を輝かせていた。
奏翔は「そうかな?」と言うように、照れて頬をカリカリした。
「あ、君の名前は、?」と奏翔が聞くとすぐに赤とピンクの髪色をした男子生徒は口を開けた
「俺の名前は蓮桜!」と教えてくれた。
「蓮桜…!」と奏翔が呟く。
蓮桜は、赤とピンクの髪色をしているが、目の色も右目は紅色のような色をしていて、左目は、ピンク色の目をしている。
「このまま一緒にクラス表見に行かない?」と蓮桜が奏翔に言った。
「いいよ!」と奏翔は嬉しそうに言うと、蓮桜の目の色は一瞬、宝石のように輝いた気がした。
昇降口に着く。
クラス表を見ると、「1ーA」には、蓮桜と奏翔の名前が載っていた。
「奏翔くん!俺と同じクラスだよ!✨️」と嬉しそうに言う蓮桜に奏翔も喜んだ。
「やったね!」と奏翔も言った。
蓮桜は、「俺の親友もいるかな!?」と少しワクワクしながら、1ーAのクラス表を見つめ始めた。
蓮桜は目を輝かせながら「いた!!✨️」と喜んだ。
蓮桜はキョロキョロし始めた。もしかしたら、蓮桜が言っている「親友」を探しているのだろう。
「居ない…」と蓮桜が少し寂しそうに言った。親友を探しても居なかったらしく、蓮桜と奏翔は一緒に1ーAの教室に向かった。
────教室到着。
1ーAの教室に入ると、蓮桜がすぐさまに誰かの席へとダッシュした。もしかしたら、その子が蓮桜の言ってる「親友」かもしれない。
「おはよ!!昇降口前で待ってたんだよ!? 」と蓮桜が拗ね気味でその子に言っていた。
「ごめん…」と少し控えめな声で蓮桜に謝っていた。奏翔は、自分が思っていた蓮桜の親友のイメージは違くて少し驚いてしまう。
水色と紺の髪色に、右目は青紫色で、左目は紺の目の色。それに、身長は小学6年みたいな身長をしている。それに「陰キャですオーラ」が激しい。
「まーた、真柊陰キャになりきってんの?もうろそ辞めればいいのに…」と蓮桜がいいながら真柊の頬をつんつんしている。
「うん…僕が陽キャになったら多分ドン引きされると思うし、それにチビがイキんなよって言われそうだからさw」と笑いながら蓮桜に言う真柊に蓮桜は、
「え…、?メガネ外したら、めっちゃ可愛いのに?それに、絶対そんな事真柊に言う人居ないよ?」と言った。
────ガラガラと急に教室の前のドアが開いた。そこには、落ち着た雰囲気の男の先生が入ってきた。
「席つけ~、?」と穏やかな声で言った。
「はーい」とまだ席に着いてない生徒達が言い、自分達の席に着いた。
「これから、体育館に移動するから、静かに廊下歩けよ?」と言った。
コメント
6件
凄い✧(>o<)✧
おお~