テラーノベル
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カナ
74
かいじう🦖
3
いつも通りだったはずなんだ。
いつも通り恋人の彼と一緒にベッドに入って甘い時間を過ごして眠りに就いた。
目覚めたらきっといつも通りの部屋で、いつも通りの少し湿ったシーツに包まっていて、隣で愛しい彼がおはようと言ってくれるはずだったのに。
しかし、現実は細やかな幸せさえも許してくれなかったらしい。
知らない真っ白な部屋で糊の効いたシーツに挟まれた状態で目が覚めた。
隣を見ると恋人が寝息を立てているのが唯一いつも通りのところ。
私はとりあえず彼を起こしてこの部屋がどこなのか、どうしたら出られるかを探ることにした。
『起きて、テディ。なんかよくわからない部屋に飛ばされちゃってるの!』
「ふぁ…うーん?いつもよりベッドが固いですね…よくわからない部屋ってどんな…」
テディは眠たそうに起き上がって部屋の様子を見て固まってしまった。
『テディ?大丈夫?』
「え!?は、はい!俺は大丈夫なんですけど…ここはどこなんでしょうか…?」
テディは見慣れない部屋に戸惑いを隠せない様子できょろきょろと辺りを見回している。
『うーん…多分だけど閉じ込められてるんだと思う』
「そうですよね…とりあえず扉が開くか確認だけしてみましょうか」
お互い寝間着のまま固くて寝心地の悪いベッドを抜け出し、ドアに近づく。
しかし、ドアは施錠されているらしくドアノブは全く動かなかった。
『…こういう部屋って条件を満たさないと出られないやつだったりするのかな…?』
「条件を満たす…そのためには何かしないといけないんですよね?闇雲にあれこれするよりは指示があったほうが助かるんですけど…」
『大体こういう部屋には指示が書いてあったりするんだけどなぁ…何も無かったよね?』
そんな会話をしているとドアの隙間から手紙が差し込まれてひらりと床に落ちた。
テディが手紙を拾い、糊付けもされていない封筒を開いて中の紙を取り出す。
私もテディの手元を覗き込んだ。
【立ちバックでセックスして体外式ポルチオで絶頂しないと出られない】
「…えっと…これは…」
『思ったよりハードかも…普通セックスだけでいいと思うんだけど…』
「…あの、主様。確認なんですけど、体外式ポルチオって女性のお腹を押して子宮を刺激するって認識で合ってますか?本でちょっとだけ見たことがある程度なので詳しくは分からないんですけど…」
『うん、合ってるよ。私も経験無いけど小説では結構ネタにされてるから知ってる感じ』
「そうなんですね。…うーん、物は試しでとりあえずやってみましょうか!折角ベッドも手すりみたいなのもありますしね!」
テディはこの変な状況でもポジティブな思考を崩さずにっこりと笑って見せてくれる。
いつも通りのテディの笑顔で少し張りつめていた気分が楽になった気がする。
「あ!主様、手すりに何かぶら下がってますよ!見てみましょう!」
テディは手すりの端にぶら下がっていた恐らく取扱説明書であろうものを見つけて無邪気に笑いながら開いた。
「へぇ~、昇降式なんですって!…動かすにはリモコン?これ?が必要なんですね」
テディは丸っこいリモコンを袋から取り出して手すりを動かし始める。しかし、多分上下を間違えて持っている。
「あれれ?矢印と逆の方向に動く…」
テディが不思議そうに首を傾げるので私は吹き出しそうになるのを抑えながら多分上下逆に持っていることを伝えた。
「あ!本当ですね…すみません、やっぱりちょっとまだ動揺してるみたいです…」
『仕方ないよ。こんな変な部屋に閉じ込められることなんて普通ないから』
テディは落ち着いてリモコンを握り直し手すりの高さを決めると、私の手を握って手すりの前まで私をエスコートすると優しく私を抱き締めた。
「…主様、上手くできなくても俺のこと嫌いにならないですか?」
幼子をあやすように頭を撫でてくれている手からは想像できないほど震えて弱々しい声が降ってくる。
テディは明るく振舞っているだけで、本当はこんな部屋に閉じ込められて不安なんだろう。
私は少しでも不安を和らげられたらいいなとテディの背中に腕を回して抱きしめ返す。
『大丈夫、私がテディを嫌いになることなんてないよ。私だって上手くできないかもしれないし、2人でゆっくり気持ちよくなれればそれでいいよ。何も心配要らないよ』
テディは私の言葉を聞いてぎゅっと強く抱きしめた後、少し離れて額にキスをしてくれた。
テディを見上げると、照れくさそうに、でもどこか安心したような、そんな笑顔をしていた。
「それじゃあ、始めていいですか?」
『うん、いいよ』
私がOKを出すとテディはネグリジェのリボンを解いて床に落とした。そして、ナイトブラ越しに私の胸をむにむにと揉み始める。テディは私の胸が好きだ。いつもたくさん揉んだり舐めたりしゃぶったり顔を埋めたりと子供の頃の寂しさを埋めているように甘えてくるのが可愛いと思ってしまう。胸に顔を埋めるテディの頭を撫でてあげると嬉しそうに笑ってくれる。その時の笑顔は素の笑顔だと、無理に作った仮面ではなく、自然に浮かんできた笑顔だと思えて、私には素を見せてくれるのが愛おしいと毎回抱きしめてあげたくなる。
しかし、快感よりも愛おしさを感じている私の反応を見てテディは少し不機嫌になってしまったらしい。唇を尖らせ拗ねたような表情になって、やや乱暴にナイトブラを持ち上げて胸を露出させ、ぢゅっと吸い付いてキスマークをつけた。
「…主様、いつも俺のこと子供扱いして…可愛いだけのテディが俺の全部じゃないの知ってますか?俺だって男なんですよ?そんな風に油断していたら好き放題食い荒らされるかもしれないって分かってますか?」
普段の元気いっぱいで明るい声からは考えられないほど低くて温度を感じられない声にぞくっとしてしまう。でも、これがテディの本音で、テディの素直な反応なのだと思うと、それを隠さずに見せてくれることに優越感を覚えて口角が上がるのを抑えられない。
「…その余裕なんて無くなるまでめちゃくちゃにしてやります」
テディは脅してもニヤニヤしている私を見て更に機嫌を悪くしたらしく、乱暴にナイトブラを脱がせてショーツにも手をかける。
いつもなら私に甘えて何度もキスをしたり「好き」と言ってほしいと強請ってきたりする可愛いテディが、不機嫌に任せて私の服を剥ぎ取っていくので私は流石に危機感を覚えた。でも、こういう強引なテディも嫌いにはなれなくて言われるがままショーツから足を抜いた。
テディは脱がせたショーツのクロッチ部分が濡れているのを確認してからポイっとショーツとナイトブラをその辺に放り投げた。
「胸をちょっと触っただけなのにこんなに濡らすだなんて…主様はいつもの可愛い俺よりもこんな風に乱暴な男が好きなんですか?」
『違うよ。どんなテディでも大好き。いつもの可愛いテディも勿論大好きだけど、素直に感情を見せてくれる今のテディも大好きなの』
そう言うとテディは目を見開いてから恥じらうように目線を逸らして頬を染めた。
やっぱり素直な反応をしてくれるテディは可愛い。手つきは乱暴でも私を傷つけないように注意を払ってくれていたのは分かっていたし、私に嫌われるようなことは絶対にしないということも、私の反応を見ながら自分の言動を変えて私に好かれるようにしてきてくれたのも分かっていた。
『私はどんなテディでも嫌いになんてならないよ。だから好きにしていいんだよ?乱暴でも痛くてもテディがしてくれることは何でも嬉しいから』
テディはショーツを脱がせたときにしゃがんだ状態から膝をついて私の下腹部に顔を埋めて腰に手を回した。
私はテディの頭を甘やかすように撫でてやる。テディの言動の原動力が「嫌われたくない」から「好きだから」に変わってくれたら嬉しいな、と願いを込めて。
しばらくテディを撫でていると、テディの手が解けて腰回りを撫で回し始めた。
「…触っていいですか?」
『いいよ。好きにしていいんだよ』
するとテディは一瞬私から離れたと思うと正座のような姿勢で私の秘部に顔を近づけ、蜜を垂らす秘裂を舐めた。ひゃっと甘い悲鳴を上げた私の反応に満足げに笑うと、テディは指で愛液を絡め取り膣に指を入れて、クリを舐めしゃぶり始める。
ぐちゃぐちゃと粘着質な音を立てながら指を動かし、クリを吸って舌で転がすテディの愛撫に私は喘ぎ声を抑えられず、テディの指がポルチオを揺らし始めるとすぐに絶頂してしまった。
「気持ちよかったですか?ナカからちょっとポルチオ揺らしただけでイっちゃうなら、お腹からの刺激でもイケるかもしれないですね。試してみましょうか」
テディは私から離れて立ち上がり、私の後ろに回り込む。そして私の肩を掴んで手すりに掴まれるように少し移動して、テディは私の下腹部を撫で回す。
私は手すりを掴んで子宮の位置を探るように動き回る手がこの後どんな快感を与えてくれるのかと期待して下の口から涎を垂らしていた。
「じゃあ始めますよ。しっかり掴まっててくださいね」
テディが耳元でそう囁いた途端、撫で回すだけだった手が下腹部を押し上げた。その手は的確に子宮を押し込んでいて、背筋から脳に快楽が駆け上がっていく。しかし、テディの手はそれだけでは終わらずもう片方の手で子宮口と膣を刺激してくる。交互に押し込まれる下腹部に子宮を犯されているかのように錯覚してしまって、何も入っていない膣を締め付けて喘ぐ。私の反応が良かったからかテディは楽しそうに笑って手を動かすのを速めて子宮を揺らす。
今まで感じたことのない快感がお腹の奥に溜まっていき、爆発する寸前まで高められる。絶頂の気配に私は手すりをぎゅっと握りしめて震える足に力を籠める。私がイキそうなのが分かったテディは子宮を揺らす手はそのままに上半身を倒して私の耳元で囁く。
「気持ちいいですね?イキそうですか?膝が笑ってますもんね。イっていいんですよ?ほら、お腹を押されるだけでイっちゃういやらしい主様を見せてください」
興奮して上ずっていて、それでいて色っぽい甘い声がトリガーになって頭が真っ白になる。お腹の奥から快楽が背骨を伝って全身を痙攣させて、口から悲鳴が漏れた。
イった後も子宮は快楽を忘れずに快楽を溜め込もうと疼く。ぐったりと手すりに額をつけて荒く息を吐いていると、背後から衣擦れの音がして腰に熱くて固いモノが押し付けられる。
「主様がいやらしいからこんなになっちゃいました。責任取ってくれますよね?」
腹を押し込んでいた手が腰に移動してテディの腰の高さまで持ち上げられる。足は爪先も床につかなくて、テディの手と手すりに全体重を預けることになって、テディのモノが秘裂に擦りつけられる。
『テディ、待って。まだイったのが残ってて…』
「ここでお預けだなんて酷いですよ。挿入れますからね」
私のお願いは無視されて、イったばかりでひくついている膣内に大きなペニスがねじ込まれる。膣壁はようやく埋め込まれた質量に嬉しそうに吸い付いて締め付けた。
腰を引き寄せられると同時にテディが腰を叩きつけ、肌がぶつかる音がして亀頭がポルチオを抉る。それだけで快楽に敏感になった子宮が痺れるような感覚がして軽くイってしまった。
「ん…?もしかして主様、挿れられただけでイっちゃいました?」
私はビクビク震えながら頷く。今まで挿入されただけでイったことがなかったので恥ずかしくて顔も耳も熱くなっているのが分かる。
「敏感になってるみたいですね。まぁ主様が何度絶頂しようと止めるつもりは無いんですけど。だから頑張ってくださいね、主様。俺が満足するまで付き合ってもらいますから」
テディはそう言うと私の腰を掴んで揺さぶりながら腰を打ち付け始める。
私は手すりを握りしめながらテディのいつもよりも乱暴な突き上げに喘ぐことしかできない。奥までずっぷりと嵌まり込むペニスはいつもより硬くて大きい気がする。さっきまで外から刺激されて敏感になったポルチオを抉るように突き上げられて、私はまた絶頂してテディを締め付けた。
何度絶頂してもテディは動きを止めることはなく、締まって痙攣する膣壁を押し広げてペニスをねじ込んでは抜いてを繰り返す。私が限界を訴えて涙ながらにもう勘弁してくれとお願いしても笑顔で「嫌です」と却下されてしまう。私も足がつかない状態で犯されて逃げ出すこともできず、テディが満足するまで耐えるしかないと悟って抵抗は諦めた。
「んっ…はぁ…そろそろ限界か…主様、奥に射精しますからね。全部飲み込んでくださいね?こぼしたらお仕置きですよ?」
そう言ってテディは私の腰を一層強く引き寄せて腰を叩きつけ、奥に熱い精液をぶちまけた。
がちゃん
テディの射精が終わると鍵が開く音がして、私はやっと快楽地獄から解放される、と安心した。しかしテディは一向にペニスを抜こうとしない。
『…テディ?もう出られるよ?』
テディはそれを聞いてもギラギラと目を光らせたまま微笑む。
「俺が満足するまで付き合ってもらうって言いましたよね?まだまだ離しませんよ。大丈夫です、主様が気絶してもベッドがありますからね」
これはいつになったら出られるのだろうか?再び揺さぶられながら私はぼんやりと早めに出たいなぁと現実逃避を始めるのだった…
コメント
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うわあ、テディ編…! 普段の可愛いテディがどんどん剥がれ落ちて、素の強引さとか独占欲が見えてくるのがすごく良かったです。「嫌われたくない」から「好きだから」に変わっていく過程が丁寧で、閉じ込められた密室という状況が二人の関係を深く掘り下げる装置になってるんですね。設定の活かし方が巧いなあと。