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”2025.7.31 8:00”
「んーッ…!!っはぁ、」
あー…眠い。まだ寝ていたい
そんなことを思っていても、予定が入っているので起きなければならない
やだなぁ
確か今日はみどりと2人でゲームをする約束をしていた日…だったはず。
一度今日の予定を確認するためにスマホを手に取り、タプタプとロックを解除する。
「んんん…??」
スマホを開いて最初に飛び込んで来た情報は40件以上のメッセージ、いわゆるLI◯Eってヤツの通知だった。
俺はこのメッセージアプリで会話することは滅多になく、通知が10を超えているのは珍しい。
どこか緊張感を覚えつつも、アプリを開けると運営から個別でもグループでも様々なメッセージが来ていた。
『どりみーが、』『みどりくんが、』『みっどぉが、』
など開いてみると、どれも同じような事が綴られていた。
画面をゆっくりスライドしていた指が止まる。
その文字列、運営から送られてきた文から見える焦り具合…最悪の想像をしてしまう。
嫌だ、これ以上見たくない。見てしまったら最後、何があるか分からない。
そんな言葉で脳みそが埋め尽くされていく。
…腹を括らなければ。本当にみどりの身に何かあったらそれはそれで後悔してしまうかもしれない。
そう自分を煽てて、恐る恐る続きを見る。
そこには、
『交通事故にあった』
と書かれていた。
…うそだ
嘘だと言ってくれ
なんで、なんでまた
俺は深く考えずに、すぐ着替えて家を飛び出した。
みどりがいる病院の場所はきょーさんが教えてくれた。
早く行かなくちゃ…手遅れになる前に
家を出た時、ついでにタクシーを呼んでおいて正解だった
タクシーとの待ち合わせ場所に小走りで向かう。
”2025.7.31 8:57”
あの後、タクシーに乗ってみどりが居るこの街では大きい総合病院まで送ってもらった。
焦りで中々現金を取り出せずわたわたしていたが、きっちりタクシー代を払って受付まで走った。
病院の中で走ったせいで周りからは白い目で見られてしまったが、汗をかいている俺を見て察したのか看護師さんは患者の名前と、おれの名前だけ聞いてすぐに通してくれた。
お願い、無事であってくれ。
願いながらもエレベーターに乗り込み、みどりが居る階のボタンを押した。速いはずのエレベーターがとてつもなく遅く感じる。
焦りと恐怖で目の前がどんどん歪んでいく…
お願いだから、早く。早く着いてくれ。
そう思ったそのとき、チーンと軽快な音が鳴りゆっくりとドアが開いた。まだ開ききってはいなかったが、無理矢理通って病室へ一直線にかけていく。
バンッとドアを開ければ、青ざめた運営がみどりを囲んで座っていた。
なんで、なんでそんな顔するの、?まだみどりは生きてるんじゃないの。ねぇ。
「…らっだぁ」
「っ、ねぇみどりは?みどりは大丈夫なの?ねえ」
「らっだぁ、一旦落ち着こう。ね?」
こんな状況で落ち着いていられるか。まだどんな容態かも分からないのに
「…みどりくんは、一応一命は取り留めてるって先生が」
みんなが少しパニックになっていたときレウが状況を説明してくれた。
良かった。まだ生きてる
「でも、車とぶつかったときに思いっきり頭をぶつけたらしくて、起きたとしても俺達との記憶があるかどうか…それに、まだ起きると断定できる状態でもない」
「ぇ…?」
また、まただ。なんでまた
なんで次はみどりだけなの?
なんでまた俺が取り残される側なの?
ねぇ、なんでなんでなんで
「なんでまた…っ」
「お前…」
「ッ…」
声が聞こえて、音の源の方へ向くときょーさんが驚いた顔をしていた。
いや、きょーさんだけじゃなく、レウもコンちゃんも。
「…お前…今”また”って…」
いつのまにか口に出てしまっていたのか。
あぁ、そうだ。みんなも巻き込んでしまえば……
「らっだぁ、お前も…お前もループしてんのか…?」
”俺も”…?なんであたかも自分たちがループしているかのようなことを、?
「ねぇ、どうゆうこと?”俺も”って。きょーさん達もループしてるの?誰かが死んだの?」
「らっだぁ一回落ち着け!一から説明してやるから!」
「…お願い。全部全部教えて。何故ループしたか、今どういう状況なのか。全部」
「分かった、……まずは____」
きょーさんが喋ろうとした途端、地面が傾いた。
…あれ?なんでみんなが倒れて…
なんでみんなが焦ってるの…?あれ?
ドンッと俺の後頭部から鈍い音がした。
きょーさんが俺に駆け寄ってくる。そして何かを叫んでいる。
ここでようやく理解ができた。…俺が倒れたんだ。
でもなんで。持病の発作なんてなかったのに
なんで…
そこで視界は暗転した。
”2025.7.31 9:34”
#sxxn
麗華

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