注意
リクエストをいただきました。
🦍🍆、🍆視点のみです
地雷の方は自衛をお願いします。
愛される必要なんてなかった。
仲間以上なんていらなかった。
星屑みたいに擦り減った俺は、
塵みたいに傷付いて消える。
これからもそう。きっとそう。
みんなに愛される君が嫌いだ。
君に嫉妬している俺が嫌いだ。
普通に普通に話してたって、
どうしてたって呼吸困難。
君への熱でぐらぐら。
君のとなりを奪いたかった。
君のとなりに固執していた。
相棒なんて言葉、嫌いだ。
相棒の立場に甘える日々。
きらきらした君が好きだよ。
仲間だからと言えずじまい。
君はすごく意地悪だ。
なにもかもを知っているくせに、
俺たちになにも教えてくれない。
困ったような顔をして、
いつもゴールで待っている。
常識人ぶってんの、サイコパス。
あなたはどこかおかしいよ。
ほらまた、
ははって笑って流すんだ。
俺達の事を何でも知ってる癖に。
俺の気持ちに気づいている癖に。
知らんぷりなんて最低だ。
優しさ由来の無知はいらない。
海の底で朽ち果てるまで、
君の姿を見ていたいの。
俺だって知ってるよ。
わかってるよ。
君には僕以上の大切がいる。
心中なんてできっこない。
君は俺以外と、両想い。
そしてきっと、
君はあの人以外と結びつかない。
君はそれすら全部集めて、
ハッピーエンドを望んでる。
普遍的な幸せを求めて。
素敵な仲間たちと
愛する奥さんがいて、
そうして彼は喜ぶ。
彼は俺に、愛、恋なんか
求めてないのね。
だから君は嘘をつく。
俺の恋心なんて知らない、と。
それならいっそ、知らんぷり。
俺だって忘れてやる、と。
黒い感情を紫で押し込めて封印。
片想いはお終い、普通に戻ろう。
君なんかに恋い焦がれた俺は星屑。
一番星様に恋をした俺は屑。
だけどもうすこしだけ、
このままでいさせて。
いつか憎んだ特権も、
こんな感情も性別だって
利用してやる。
相棒の特権。
君を独占できる、俺だけの権利。
ねぇ、あなたは知ってるね。
俺があなたに恋をしたこと。
俺はもう、知らないよ。
コメント
2件
「相棒だから」何かが出来る、出来ないの違いが何かとても切ない感じてとても好きです!