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✿緑視点
あれから数日後
俺たち6人はあっきぃの家に集まり呑み会をしている
何人かがゲーム対戦で熱くなっている中
あっととけちゃが少し離れた席で2人で仲良く話してるのが見えた
後から聞いた話だがあの後すぐにあっとからけちゃに連絡して 無事に仲直りしたらしい
(そもそも喧嘩にすらなってなかったと思うが)
「2人でそんなとこで何話してんのー?」
「あ、噂をすれば」
「ぷりじゃん」
んん?噂??
「え、絶対ろくでもないこと話してたやろ・・・」
「そんなことないよー!いやこの前TAKで話してた時ちぐが」
「けちゃ!ストップ!!」
うん?ちぐ??
「な、何でもない!忘れてぷりちゃん!」
「無茶言うやん」
「えーと、あ、この前の事!ありがとうね
まぜとちゃんと話す機会をつくってくれて」
なんかはぐらかされたけどまぁいいか
「全然かまへんよ、ただ2人ともなかなか出てこやんし、部屋に入るタイミングもむずいしでちょっと困ったけど」
「・・・ぇ、あ・・・そ、そうだよな・・・ごめん」
その時のことを思い出したのか
あっとの顔がみるみる赤くなっていく
可愛すぎんかこいつ
「?? あっちゃん達ぷりちゃんの部屋で何してたの??」
「けちゃーそんなん聞いてもあっとが答えれるわけないやろーー??」
「・・・・・・・・・あ、そういうこと?あっちゃん達なかなかやるね」
「けちゃ!待って!なんか想像が飛躍し過ぎてる気がする!な、何もしてないから・・・」
何もってのは嘘なんやろうなぁと思いながら
あっとが慌てふためいてるところをニヤニヤしながら見ていると、急に肩に重みと少しの痛みが走る
「2人して何あっとのこと虐めてんの?」
「まぜ太、すまん待て、肩が痛え・・・もげる」
「僕は虐めてないよ!!あ、あっきぃ達とゲームしてこよっかなー!」
けちゃが危険を察知してちぐとあっきぃのとこに逃げ出す、くそ逃げ足はえぇ
「まぜゲームしてたんじゃなかったの?」
「してたけどあっとが2人に虐められてそうだったから」
「せやから虐めてへんて!」
「本当かー?言っとくけど俺あの時の事許してないぞ」
「は?どの時のことや?なんかしたっけ」
まったく心当たりがない
むしろ俺は感謝される事しかしてないはずなんやけど・・・なんか知らんうちにこいつの地雷踏んでたか・・・??
「あっとをさ、自分の家の風呂に入れた挙句に自分の部屋着を着させてただろ?」
「・・・・・・は」
それ?!そんなこと?!
いやそんなんびしょ濡れで体調悪化しそうな人がおったら当然の行いじゃないの?!
「まぜ太お前・・・・・・心狭いな」
「心狭い言うな、それにあっとの・・・いや好きな人に関しての事だったら誰だって余裕なくなるわ」
「うわーーーーー惚気いらんーーー」
「惚気じゃねえし」
さっきからあっとの声が全然聞こえないなと思い
隣を見ると、下を向いて震えていた
「あっと?寒いんか?」
「あーこれは恥ずかしがってるな」
「!! 誰のせいだと!」
「俺のせいかなー?よしよし」
まぜ太が愛おしそうに見つめながら あっとの頭を撫でる
・・・胸焼けしそう
「あーせや、結局2人は付き合ってるってことでええんか?」
「・・・あ、そういやその話はしてなかった・・・」
「お互い好きだってことは伝えてそこで終わってたな」
なんで?そんな事ある??
好き じゃあ付き合おうって普通ならんの?
まぁこの2人の場合そこに行き着くまでが過酷やったから頭になかったんか・・・?
「あっと」
「え、あ、はい」
「俺と付き合ってください」
「・・・っは、はい」
「あっとーー♡」
「うわっ」
目の前で急に告白が始まったと思ったら成功して
まぜ太が勢いよくあっとに抱きついてる
こいつら場所考え無さすぎちゃう?一応ここあっきぃの家やで・・・
まぁ俺以外には聞こえてなさそうやから
良いけども・・・
「はいおめでとおめでと」
「まぜ・・・重いっ」
「んーー??」
重いと言われてるのに退く気配は全くなさそうだ
まぁもう好きにしてくれと思いながら俺は席を立つ
「お前らここで変なことするなよ?お子様もおるんやからな」
「へっ変なことなんかするわけないだろ!」
「お子様・・・あぁちぐのことね、ぷーのすけはちぐに対して過保護だなぁ」
そんなやり取りをしているとリビングの方から
声が聞こえる
「ぷりちゃーーーん!一緒にゲームしよー!さっきからあっきぃにボコボコにされるーっ!!」
「ちぐちゃーん?言い方ね?」
「いや見てたけどあっきぃ容赦なかったよ??」
またあいつは手のかかる・・・w
しゃーない、助けてやりますかーーーっ!
「今行くでーー」
「ぷり、呼ばれて嬉しそうだったな」
「陰ながら応援してやるか、あいつのおかげであっとと付き合えたし」
「そうだな」
✿完✿