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お久やね


今回本番までいきませんが世界観楽しんで貰えたら🥹↕️










注意


・桃赤

・R17

・nmmn













赤side



婆「初めてのお客様なんだから、しっかりおし。」

り「はい、……」


艶やかな赤い髪の毛に綺麗な花の堀りがされたクシを刺し、婆の方へ姿を見せる。

すると冒頭の言葉が返され、背中を強く叩かれた。


ここ、花街では遊女ならば誰も彼もがなりたがる花魁という位の高い位置に着くために日々争っている。

俺もその中の一人で、本当は女性がなるものなのにも関わらず男として小さい頃から修行に励んでいた。

今日は初めての客取り。

水揚げとまではいかないかもしれないが、今日のために相手の誘い方なんか嫌という程勉強してきた。

男の前で腰を振るぐらい、なんて事ない。

そう気合を入れて、花が綻ぶかのような笑みを鏡の前でやってみせる。

すると婆が強く頷きもう一度叱咤するように背中を叩いた。


婆「もう直ぐ来る頃だよ。あんたなら客取りぐらいできるさ。」

り「、うん笑、」


曖昧な返事を返すも気づいていない様子の彼女は用があるから、とスタスタ部屋を出てってしまう。

入れ替わりのように使用人が来ると、拳をぎゅっと握って前に差し出された。

頑張れ、の合図のそれに自分の拳をピタリ合わせると可愛らしく笑う。

そのまま頭を下げてまた使用人が部屋から出ると、客が来たと言わんばかりの賑わいが外口からここまで響いてきた。

ゴクリと喉を鳴らして正座していた脚を組み直す。

大丈夫、俺ならやれる。そう自分に言い聞かせるように心の中で唱えて深呼吸をしようと深く息を吸った時、襖がスっと開いた。

気づけば先程の賑わいは目の前まで来ていて、急いで背筋を伸ばすと客が、お客様がおいでになられる。

一番に目に入った派手なピンク髪はここら辺では滅多に見かけない。

不思議な気持ちのまま見つめていると困惑した様子の彼が目を細めて挨拶をしてくれた。


な「こんにちは、俺内藤ないこっていいます。りうら、だよね?」

り「はい、お初お目にかかります。今晩貴方の御相手をさせて頂くりうらと申します。」


習ったように深々と頭を下げると困ったように笑う彼が頭上げてと声をかける。

その言葉通り頭をあげるとホッとしたように息を着いたのが見えた。

バチッと視線が交わると眉を下げて儚く笑うないこさんが目に映る。

その表情に心臓がドキンと高鳴った。


な「今日、水揚げなんだってね。」

り「ッぁ、はい。……そうなんです」

な「俺で良かったら、優しくするよ」


そんな甘い誘い文句を吐かれて靡かれない物が居るだろうか。

弾かれたように丸く目を開くとまた鈴が転ぶように笑んだないこさんに俺も笑い返す。

一番最初の経験が、彼…か。

ずっとそういう行為は避けてきて、好まずにいたけれど彼なら悪くないかもしれない。

きっと行為中もずっと優しくて気を使ってくれるんだろうなと思うとなんだか緊張してきた。


な「ま、まぁとりあえず…。お酒ついでくれるかな?」

り「は、はい!」


着物を崩さないようにちまちま近寄りながら袖を捲ってお酒を注ぐ。

コトコトと音を立てて盃いっぱいにお酒が広がるとありがとう、と言ってから一息に飲んだ。

お酒が弱い方なのか、幾らかピンクがかった頬をこちらに向けると緩んだ口元をりうらの唇に押し付けた。

開いた口の隙間からないこさんが飲んでいた酒が渡り、こちらまで頭がふわふわとしてくる。

口に含んだ瞬間に感じるアルコールの強さに一瞬目眩がしたように視界がグラッと傾いた。

けれどそれは目眩ではなくて。

彼が押し倒したんだと理解するのに数秒かかる。


り「ぁ…な、いこさ、?」

な「ごめん、我慢出来なくて……。良いかな」


ふわっと香るないこさんの匂いに頭が混乱する。

何故こんなに彼に組み敷いて貰ってることが心地よく感じるのだろう。

頭の上に拘束された手をぎゅっと握られて思わず握り返すと真剣な顔したないこさんがこう告げた。


な「俺、本気でりうらの事貰おうか迷ってんだけど……、りうらは、どう?」

り「ぁッ、ッぇと、その……」

な「ふふ、焦らないで。ゆっくりで大丈夫だよ」


貰う、か。

多分嘘ではないだろう、本気でりうらの事を思っているのが瞳でわかる。

ここでないこさんに着いていけば、確実に幸せになれるかもしれない。

けれど、


り「り、りうらは……花魁になりたい、です…ッ。だから、着いていくことは、できません……。ごめんなさい」

な「そっか、じゃあ」


な「花魁になったら迎えに来るよ」


弾かれたように瞳を見開くと至近距離に写った彼が小さく笑った。


な「それまで、誰にもりうらに触れさせないように毎日ここに通うから。」

な「りうらはもう俺のものなんだから。輝かしい花魁になって、店1番になったら迎えにいく。その時まで、待っててね」

り「ぅ、ぁ……ッ」


溢れた涙が目尻をつたって畳に染みる。

ぼやけた視界の中、小さな提灯の灯りに煌めいた桃色の髪の毛がサラッと頬に落ちた。

それを邪魔にもせずに上唇を食まれてキスを落とされる。

口に夢中になっているといつの間にか帯が解かれていて。

ないこさんの手がペラりと着物を捲ると胸が露になった。


り「ひぁ、っ……ぅ/」

な「ふふ、可愛いね……?」

り「ぁ、ないこ、さんっ……」

な「さん付けはあまり好きじゃないなぁ…、昔の頃を思い出してしまうからあまり好まないのだけれど」

り「じゃ、じゃあない、くん……?」

な「、うん笑それでいいよ」


そう言うとまた軽く唇同士を合わせた。

りうらだけ脱ぐんじゃ、というないくんの気遣いから彼が着物を上だけ脱ぐと筋肉質な胸板が顔を出す。

思わず見とれてしまっていると首を傾げた彼がどうしたの、なんて聞いてくる。

それに口篭ったように曖昧な返事を返すと不思議そうにこちらを見つめてくる彼。

けれど諦めたのか視線を1度他に移してからまたこちらをすっと見据えた。


な「出来る限り優しくするから、全部俺に委ねて、ね?」

り「は、はい」


また甘い口付けが降ってくるとそれに答えるように唇をそっと開く。

驚いた様子で目を開くも、直ぐに温かい舌が口内に侵入してきた。

水音をたてて淫らに絡ませているとスルッと下着の中に骨ばった手が入りモノを扱く。

口を塞がれているから息をつく隙もなく、思わず眉がぎゅっと皺寄るとそれに気づいたのか唇が離れた。

てらっと光る銀色の糸がぷつり切れると止まっていた手が再開される。

射精感が高まってきて瞳孔にハートが宿るとそんな顔すら可愛いとでも言いたげに胸板に顔を押し付けられた。

我慢できなくなって達してしまうと優しい顔をしたないくんがボソリと何かをつぶやく。

小さい声で聞こえはしなかったがきっと嫌なことでは無いだろう。

柄にもなく、彼の優しさに浮かれている。

そんな事実が時折恥ずかしく感じてしまい頬が熱くなるもないくんは手をとめない。


り「は、ッぅ♡んっ、ん、んぁ//」

な「気持ちいね、可愛いよ。」

り「ぁ、かわぁくないッ…♡ぅう~“/」


腕で顔を隠すもグイッと引っ張られてしまい顔が赤裸々になる。

その拍子に揺れた銀色の髪飾りがコトリと音を立てて落ちた。

しかしそんな事気を止める暇もなく快楽が脳に刻まれていく。

頭がほわほわして意識が朦朧としてきた頃にないくんの手がピタリと止まった。

不思議に思って彼を見ると汗を滴らせた顔で此方を見つめている。

バチッと視線が交わうと窓のない部屋の中のはずなのに、何故か彼がキラキラして写った。

行灯部屋という病気になった遊女が入るようなところに押し込まれて一日を過ごしていた身からすればこんな男の人、とてつもなく勿体ないと思う。

それが顔に出ていたのか、悟ったのか。

小さな声で大丈夫、大丈夫だよ、だなんて言われるとまた涙が零れ落ちそうになる。

大きくて、優しくて、暖かくて、手離したくない大事な彼。

既に彼の盛んになったものがずっと腹に当たってることぐらい、馬鹿な頭でも分かってた。

だから誘うように着物を捲って自らアナをひろげる。

その様子に釘付けになったように動かない彼を見るとなんだか可笑しく感じてしまって。

笑みが零れるとないくんも笑ってくれた。

頭を優しく撫でられて慈しむような瞳で見られるとむず痒く感じる。


な「いれていい…、?」

り「うん、ないくんだから…ふふ、」


せっかく綺麗につけ毛までして豪華に結ってもらったのに。

彼のせいでぐちゃぐちゃに乱れてしまった。

でも、そんなところすら愛おしくて、そんな事気にするまでも無く必死なんだと思うとないくんが可愛く見えてくる。

今でも頑張って理性を崩さないように深呼吸をして耐えてくれているのだろう。


り「なーいくん、」

な「ぇ、んぁ、なぁに?」


言葉じゃなくて、行動で。

頭を撫でていた手を取って口元まで持っていき、軽く口付けると驚いたように目を見開くないくん。

グッとのしかかられて、そのままぎゅうっと抱きつかれる。

その度に香る彼の香りが鼻腔を擽った。


な「は、ぅ…ダメだよ。だめだって……」

り「なに悶えてんの笑」


ちんまり肩口に顔を埋めて唸る彼が凄く可愛らしい。

けれど急に雄になるのだからこちらも困惑する。


な「今夜だけは、俺だけのりうらでいてね」


り「ぅ、うん……/」


妖艶に微笑むと彼のモノがゆっくり入ってくる。

提灯だけが灯るこの部屋に貴方と2人。

今夜だけは、貴方の特別でいさせて。













「特別でいさせて」END








付け足し&説明&補足の会




今回みんな知ってるかな、この小説を書いたきっかけというかなんというかとにかく!!


「み〇くい遊郭〇子」(一応伏字を………)

っていう!!漫画が!!あるんです!!!


で、それプラスなんか街歩いてたらキャバ嬢が花魁のコスで出てきてくれるえっちなお店が目の前に広がってたので欲に駆られて書いた小説となります……(オミセニハハイッテナイヨ)


いやぁ花魁というか遊女とかそこら辺の着物時代ってえっちだよね(真理)



わたしその時代だぁいすきで、あのいやえ言うつもりないんですけど父水(👁💧)とか大好きなんです……着物長身男×スーツ初心初心男子とかがだいすきありがとうじゃぱん


てことで解説していきますね



はいまず、水揚げっていうのはまだまだ未熟な遊女が初めて床に入ること、つまり処女が客と初セックスすることを指します🥹

大事な大事な初体験ですがこれからね、まあ毎日のように客とセックスするとならばそれほど大事でもないかも…?とかね思うよねむぬもおもううんうん

まあね、うん




で、花魁っていうのは簡単に言えば遊女が出世した先って言うのが正解なのか……?

その遊女の売れ行き次第でなんか変わってくそうです~



はい最後に、行灯部屋っていうのが出てきたと思うのですが、なんかむぬもよくしらないんだゆ🥹

病気の遊女さんが入るところでもあれば支払いをしない客が入るところでもある……そうかと思えばセックスする部屋でもある場所……


なんなんだろうね😉



この世界線では一応病気の子、何かを仕出かして説教されてる遊女が入る部屋っていう設定になっております!

🐤さんの立場的にはまだまだ新人さんで、結構鈍臭いっていう設定上その店側の警戒として行灯部屋に日中入れられてたって考えてもらえると🥹

つまりいつでもオシオキができる状態ってわけです🥲♡

まあ🍣さんに買われちゃうから意味無いんですけどねぇ~😁


🍣さんの設定的にはめっちゃ金持ちの日本人お兄さん的なイメージ持って貰えたら🥹うんうん

ピンク髪はじゃぱにーずじゃなくて外国留学的なのでなんか外出てたみたいな感じですかね(世界の発達しらんからピンクに染められるのかとかは置いておいて🥹)





はい!!!

そんな感じです!!!



まだ!!拙い文章ですがよろぴぐぱーてぃーって感じで🥹☆


フォロワー様も2500人だっけか🥹

ありがたやですほんmoney🥲♡♡


これからも応援ちてねべいべー😠



てことでさよならぐっばいび








𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩♡2000








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3,198

コメント

10

ユーザー

見るの遅れたけど結局のところ🍣🐤って…いいですよね………………………私もかいてくるか⬅️ 🐤さん絶対美人なんだろうなぐひひっておもいながらみてました🥹すきですね…

ユーザー

えやっば待って待って私もこの時代のお話(遊女系)大好きなんですけどッ!?✨😭😭 むぬ様が書いてくれるとか神ですかまじで😭😭✨あのほんとに大好きです🥹🥹そして今回も表現の仕方がめちゃ好きですっ!!ツンデレな🐤くんも好きだけど、デレ強めの🐤くんも好きだなぁ〜って改めて思いましたっ!! 最後らへんむぬ様テンション爆上がりなの面白いし可愛すぎますっ!愛しますっ!大好きですっ! 神作ありがとうございました♪

ユーザー

え、大好きです結婚しましょう(?) もう好きすぎて♡×2000にしちゃいました☆ 大好きです。結婚してください。(?)

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