⚠露普⚠
『露普同盟』
それは俺様にとっては今現在一番邪魔な敵国、ロシアと同盟を組み味方にできるなんとも有益な同盟だ。まぁ俺様が本気を出せばロシアなんてちょちょいのちょいってやつだぜ。だがコイツと戦うのは少し面倒なのも事実だ。正直あまり気に食わなかったが、国の安定などを考えると同盟を組む他なかった。ロシアはオーストリアよりも俺様を選んだと言っていた。『選んだ』というのが納得がいかなかったが悪い気はしなかった。その同盟した日からやつは俺様のことを友達だと言った。なんともおこちゃまなやつだな!それから毎日…は無理だったらしいが結構な頻度で俺様のうちに来た。
「プロイセンくんの家はとっても綺麗なんだね」
『へへそりゃあな!部屋の乱れは心の乱れってやつがあるだろ?』
「わぁプロイセン君そんな言葉も知ってるんだね〜」
『当たり前だ!俺様は天才なんだからな!』
ニコニコと笑うロシア。こうやって話しているとあの最も危険と言われた者とは思えない。……まぁ笑顔は少し不気味には感じるが…。そんな風に来る度来る度ずっと一緒に過ごした。いろんなことにも協力してやった。言いづらいが…とても幸せに感じた。アイツが来ると聞いたら真っ先に飛び出してアイツを迎えに行った。迎えに行くといつも
「プロイセン君今回も来てくれたんだね僕とっても嬉しい!うふふ」
『ケセセ!俺様は暇だったからな!』
実際はそう暇ではなかったがそれよりもロシアと会って話したかった。それが何年も続いた。その数年はとても幸せだったと思う。ロシアを優先しすぎて仕事がたまって大変だった時もあったが、その時はロシアと次会う時のことを考えた。それから、ずっと一緒にいたいと思ってしまった。だがそんなことは無理だと諦めてただ仕事に戻った。
「実は最近オスマン帝国君って言う子に興味があるんだ!」
ロシアはニコニコといつも通りに笑いながらそう言った。
『は、?』
その日からロシアは家に来る頻度がどんどん下がっていった。最近俺様はどんどん…弱くは、ない絶対に。だがヨーロッパでの影響力は目に見えて下がっていった。今はあのオーストリアよりも影響力が低く、俺は不安が大きく膨らんでいった。いや、俺の影響力とか強さは変わっていない。あのオーストリアのせいだ。やつは今…ロシアと…同盟を組んでいる。墺露同盟である。もともとやつはロシアと秘密交渉ってやつをしていたらしい。やつがロシアと同盟を組んだせいで俺様はヨーロッパから孤立してしまった。こんな俺でも不安とか寂しいって感情はある。その日の夜は、いやロシアが来なくなった日から小鳥さんと話していた。とても虚しい気持ちもあったがそれよりも誰かと話したかった。俺がヨーロッパから孤立した頃、同じように孤立したやつがいた。それはイギリスだ。だから俺は、またイギリスと同盟を組むことにした。
あれ?隣りにいるのは…イギリス君かな?あれおかしいなぁプロイセン君って僕にべったりだったのに…英普同盟…ねぇ…僕とオーストリアくんの領土拡大の対抗……そしてイギリス君は僕達とは戦う気はないみたいオスマン帝国君との和解ね。対してプロイセンくんは僕と戦いたいみたいだ。あぁ僕はとっても悲しいよプロイセン君。あの日からそっちに行く頻度を減らして、別れの日が前よりもうんと寂しそうになって、そっちに行ったときは前よりも嬉しそうで。君の別れの時の表情が僕は大好きだ。とっても寂しそうで、とっても悲しそうで、とっても可愛い愛しい表情。その顔が見たいだけでちょっぴりいじわるしすぎちゃったかな?でもこのままだと英普同盟はすぐに崩壊する。時間の問題だねプロイセン君。うーんその時の君はどんな表情をするだろう?泣いちゃうのかな…でもその感情って僕じゃなくてイギリスくんに宛ててるんだよねあぁ、それはイギリスくんをもう殺してしまいたいほど憎いと感じてしまうなぁ。というか、もうすでに殺してしまいたいほどだ。あ!そうすれば憎いイギリス君も殺せて、プロイセン君のびっくりした表情が見れるかな!…でもそれじゃあ彼に嫌われちゃうや。やっぱこれは辞めておこっと。今日は仕事をして、頃合いをみたらまたプロイセン君に会いに行こう!きっと彼も喜んでくれるよね♡
『…ロシア、?』
「や、プロイセン君酷い有様だね!」
「戦いに負けて、体もボロボロ、そして入城を許し、ポーランドを失う…可哀想なプロイセン君…でも僕が居るから安心して!」
『…ッぜ…全部、!お前のせいだ、!!』
「えぇ?酷いなあ僕は本気でプロイセンくんのことを心配してるんだよ?」
『そういうことじゃない、お前が…っお前が………』
「……僕が…何さ?」
「たしかにプロイセンくんにはすこーし酷いことをしちゃったかもね…でもそれは仕方ない仕方ない!だって、プロイセンくんが僕と戦おうとしたのがいけないんだもの」
ずっと笑顔のロシア。それはあの時と同じようで違う、とても不気味で恐怖を感じるほどだった。
「ねぇ、僕とずっと一緒にいようよプロイセン君」
『は、はぁ…????」
「……駄目…?」
『い、いや!お前が勝手にいなくなったんじゃないか…お前が…お前から離れていったんじゃないか…ッ』
なぜが涙が溢れてきた。
「ありゃ泣いちゃった…その時はご、ごめんねその…君の寂しそうな顔が見たかったの…」
『…は、それ、だけ……?』
「それだけだなんて!失礼だなぁ僕にとってはその顔を見るだけの価値があったんだよ」
「ねぇもう一回言うよ?僕と一緒に居ない?」
『……わ、わかった、…』
ここで断れば、どうなるかなんとなく察した俺はその一言しか言うことができなかった。
「やったぁ」
子供のようにはしゃぐロシア。まるでこれは子供の理不尽なイタズラのように感じた。
「プロイセン君、僕がその傷、直してあげるから僕の家に来てよ」
『あ、あぁ…』
「うふふ、これからが楽しみだなぁ」
(プロイセンくんを僕がいないとだめな体にしちゃおう!そうすれば僕から離れられないよねうふふ)
「本当に…楽しみだなぁ」
その後の二人を知るものは居ない。
end
(マジでごめん時間かけた割に駄作になりましたノマちゃん許せ()多分寝てるかな気に入らなかったなら言ってくれその分イラスト頑張るまじで)
コメント
3件
ちょっと何なのよ好きすぎてめちゃにやにやしながら見てたほんとにBIGLOVE供給大感謝しぬ..どっちの目線もあるからお互いの感情とかが凄い分かりやすかったし喋り方とかも解釈一致すぎる泣いたそんでろっさまのこの絶妙なヤンデレ具合よほんとに愛。しぬ。ろっさまと会う頻度減って弱るぷーちゃんとか私56し要因でしかない小鳥ちゃんと話してんのもらぶかわいいぷーちゃんが見れて大満足べりーはっぴーまじありがとらぶ
えなんかセンシティブになっとる…()