テラーノベル
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kgt 『』
・続き(多分ラスト!!)
それではどうぞ!↓
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車が走り出す。
吉原の灯りが、どんどん遠ざかっていく。
カゲツは星導の腕の中に収まったまま、何も言わない。
ただ、ぎゅっと星導の服を掴んでいる。
「……寒くないですか。」
『……うん。』
しばらく走って、人目のない林道に入ったところで、車が止まる。
「もう追っ手は来ません。」
その一言。
それだけで。
糸が、ぷつんと切れる。
『……ほんまに?』
「ええ。」
『……もう、戻らんでええの?』
「もちろん。」
『……っ』
次の瞬間。
カゲツの指先が震え出す。
掴んでいた服を、ぎゅっと強く握る。
『……っ、ぼく……っグスッ』
息が、うまく吸えないみたいに浅くなる。
『……怖かった……』
ぽろ、と涙が落ちる。
止まらない。
『毎日、知らん奴に笑って……』
『触られそうになって……』
『でも、お前しかあかんって……ずっと、思ってて……っ』
声が崩れる。
『……もう忘れられたんかなって……思いかけて……』
胸に顔を押し付けて、子供みたいに泣く。
嗚咽が漏れる。
堪えてた分、全部。
星導はカゲツを 強く抱きしめた。
優しく。
壊れないように。
「忘れるわけ、ないでしょう。」
声が、少しだけ掠れる。
「俺は、あなたを」
カゲツが自分の体を強く抱き締めるのが分かった。
白粉の残り香が、まだかすかにする。
「探して、探して……手掛かりが途切れても。」
背をゆっくり撫でる。
「死んでも見つけるつもりでしたから。」
『……ありがとう……』
泣きながら笑う。
でも涙は止まらない。
『ぼく、汚れてへん?』
「何一つ。」
少し身体を離し、両頬を包む。
涙で濡れた素顔。
「あなたは、ず〜っと、俺の大事な人です。」
その言葉に、迷いなんて1つもない。
「触れていいですか。」
カゲツの目が、潤んだまま細まる。
『……今さら聞くん、』
でも、そっと額を寄せる。
『……星導やったら、なにされてもええ。』
その答えを聞いてから、
星導は、ゆっくり抱きしめ直す。
「帰りましょう。」
カゲツの呼吸が、少しずつ落ち着いていく。
『……もう一回言って。』
「何をですか。」
『迎えに来たって。』
星導は、少しだけ微笑む。
「迎えに来ました、カゲツ。」
その言葉で。
また、涙が零れる。
『…ただいま、星導』
「…おかえりなさい、カゲツ。」
夜はまだ冷たい。
けれど二人の間だけは、もう凍らない。凍らせない。
星導はそう誓った。
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これで一応終わりです!
書くの下手すぎるけど、めっちゃ楽しかったです!
ちょくちょく更新するかも…?
ではまたノシ
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