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音は彼の名を呼ぶ

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音は彼の名を呼ぶ

1 - 音は彼の名を呼ぶ

♥

3,230

2023年11月25日

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注意事項

・この作品はwrwrd様の二次創作です。

・本人様とは関係ありません。

・検索避けに協力してください。

・軍パロです。

・流血要素が含まれます。

ワンクッション
















































───────────

ウォンウォン。

W国に鳴り響く警報音。

コツコツ。

長い廊下を歩いて屋上に向かう足音。

ズルズル。

そんな足音と共に引きずられる音。

そんな音が夜、時刻は12時丁度に鳴り出した。

音の原因を、彼らはすぐに理解なんて出来なかった。

音を頼りに、その原因の元へ向かう。

そこに居たのは。


ci「…あれっ、もう来たんや?」


水色の癖毛を靡かせた新人であった。

彼の肩には、shpが担がれていた。

くるりとこちらを振り向く彼に背筋が凍った。

そんな中、彼を1番甘やかしていたutが近寄った。

彼を…いや。ciとshpを…の方が正確だろう。

ut「なにしてんねん。どこ行こうとしてん?」

ci「屋上やで。もうすぐ迎えのヘリが来る」

ut「shpを返せ。ついでに、俺の愛したciも返せ」

utはギラリと瞳を鋭くして近寄った。

すると、ciは拳銃を取り出し、shpの腹部に突き当てた。

ci「近寄ったら容赦なく撃つけど。」

utは足を止めた。

静かな時間が過ぎる。


ci「ふふ、流石軍団長。理解が早い」

ut「…裏切ったんかッ、」

ci「そー。俺、元々A国兵やねん」

「幹部になった時、結構困ったけど、情報沢山で便利やったよ」

tn「…お前ッ、」

ci「あー。近付かんで?撃つよ?」

ググッと拳銃をshpの腹部に押し当てると、ぐぅとshpは痛そうに顔を歪めた。

皆は殺気立っていた。特にzm。

すると、バラバラとヘリコプターの音が聞こえてきた。

ciはタタタッと階段を登り始めた。

皆もそれを追いかけるように登り始めた。

ciは拳銃をshpから離していた。







ci「はぁッ…はぁッ…」

mb「来たか」

ci「はいッ…これ、連れてって!!」

mb「了解」

ヘリコプターにshpを乗せられてしまった。

shoは勢いよく走り出し、ヘリコプターをシャベルで叩いた。

ボコボコと凹み、ガラスが割れる。

そんなshoにciは飛びかかった。

zmがそんなciを殴り飛ばした。

sho「shpを返せ!!」

zm「ci、てめぇ殺してやんよ…ッ」

ci「い"ッ…たぁ、」

ciは立ち上がり、zmを見た。

ciを狙っているのはzmとkn、そしてrb。

shpの救出をしているのはその他の皆であった。

ciはくるりと屋上を見渡し、はぁと溜息を着いた。

ci「俺、お前らに殺されたくはないねん」

zm「ふん。お前に何かを言う権利はもう無い」

ci「へえ?随分とお怒りのようで」

kn「当たり前やろ」

rb「こんの詐欺師がよぉ。さっさと消えろ」

ciは転けて皮がめくれた頬を手で撫でた。

そして、後ろにもたれた。

後ろにはフェンスがあった。

zm「余裕やね。」

ci「まぁね」

「裏切られるのには慣れてる」

rb「裏切られたのはこっちや」

kn「嫌というほど拷問したるわコラぁ」

すると、ciのもたれていたフェンスがガチャリと崩れた。

それと同時にciは空中に身体を飛ばされる。

それでも平然と皆を見つめていた。

ci「ばーか。」























────────────

rb「うんしょ、うんしょ。」

rbはバケツに氷水を入れ、注射機に薬を詰めた。

分かるだろうか。これは拷問の準備である。

天井から吊るされている鎖で、意識を失っているciを拘束する。

彼は屋上落ちた…のではなく、ギリギリの所でzmに腕を掴まれた。

そのzmが今度は空中の飛び出したのを、knが掴む。そのknをrbが掴む。

というようにして、なんとか救出したのだった。

救出したのは、決して優しさではない。

拷問をするためであった。

shpはと言うと、救出に成功したものの、薬を飲まされていたのか今は昏睡状態であった。


kn「よっ。そろそろ始める?」

rb「せやね。」

knはciの髪を掴み、氷水のバケツに沈めた。

ゴポゴポと音を立てて、そしてやっと意識が戻ったのかガチャガチャと鎖が音を立て始めた。

kn「お目覚め?裏切り者さん」

ci「げ"ッ…ほッ、、、げッほッ、、、」

「あ"…?な、なんでぇ…?」

rb「shpは助けた。お前は最後まで無能やね。」

「作戦も下手くそ。無能がよく似合うわ」

ci「……はは、よう言うわ」

kn「ほれ。てめぇはどこの国のモンや」

ci「目星はついとる癖に」

kn「言えや」

knはciの腹を足でグリグリと踏みつけた。

眉に皺を寄せて、ciは言った。

ci「ぐぅッ…、A国やッ、い”ッ、、」

kn「せやねえ。で、総統様の命令でshpを誘拐しようとしたんけ?」

ci「そうッ…い"ッ、、、」

足を腹から退けて、今度は喉に手をかけた。

kn「うん?お前の仲間は、お前を助けようとしなかったけど、嫌われとるんやねえ。無能やからか?」

ci「がッ…はぁ"ッ、、、」

rb「kn、薬打つぞ」

kn「おっけー」

首に手をかけられているので、身体が浮いているciの腕にぷすりと針を刺す。

ciはぶるりと身体を震わせた。

kn「はぁー…」

ci「…ッ…ぐぅ、」

rb「ci、てめぇは俺らが潰したるから安心しろ」

「最後には、自分の意を無くすくらいにな」

ci「…はは、そりゃ…うれし、、ぐ"ぅッ、、」

最後にknは氷水をciにぶっ掛けて、地下室を後にした。

rbは思う存分ciの顔面を殴って、地下室を後にした。

ciは独りボロボロと涙を零した。

裏切られた心が壊れないように守りながら。

























───────────

kn「ut先生〜、shpくんは?」

ut「…まだ寝とるわ、怪我は酷くないらしい」

zm「怪我…頭部が少し殴られたくらいやって」

「やから、ほぼ薬の力や」

rb「…」

tn「ciは?どうしたん?」

rb「アイツは壊れるまで拷問したら捨てるわ」

「個人的にはshpくんにもやって貰いたいしな」

sho「ふは、怖すぎ」

医務室にて、皆は集まっていた。

その真ん中にshpは眠っている。

雰囲気は決して明るいとは言えない。

em「A国と言えば、ciくんが前外交に行った国ですよね。」

「…あの時、命令されたとか、?」

tn「あるかもな。」

tnはciに貰った手紙ぐちゃぐちゃに丸めて、ゴミ箱に入れた。

そんな手紙を、utは悲しそうに見ていた。

ut「…ほんまに、彼奴は俺らを裏切ったんやろうか。」

kn「そりゃそうや。現にshpくんがこうなっとるんやから」

ut「…そう、やけどさ」

「…彼奴に、そんな根性があるんかって、」

sho「どうでもいいけど、もう俺彼奴の事嫌いやから」

shoもポケットからciとのツーショット写真を取り出して、ぐちゃぐちゃに丸めてゴミ箱に投げつけた。

sho「拷問終わって、捨てる時に俺呼んでや」

「俺が消したい。アイツをこの手で」

zm「それなら俺も」

ut「…こ、怖いで…?」

tn「それくらい裏切られたのが傷ついたってことや」

tnはそう言うと、医務室を後にした。

それに続いて皆も出ていった。

残ったのはutとemとshp。

utはゴミ箱から手紙と写真を拾った。

em「…信じてるんですか?あんな事があって尚」

ut「俺は彼奴の軍団長なんや。」

「裏切ったにせよ、裏切ってないにせよ、彼奴を俺は最後まで世話しなかんねん」

em「…、私も不思議な点が1つあるんです」

「本当に誘拐するつもりだったのなら、頭部を殴って薬を飲ませるだけじゃ、作戦が甘すぎる気がして」

ut「…、やんな?」

「…A国。ciは外交の時に何かあったに違いない」

utはぐちゃぐちゃの手紙と写真を必死に元に戻した。

まだ、間に合うはずだ。



















───────────

地下室に行くと、rbが氷水を溜めていた。

牢の中にはぐったりと丸まって寝ているciの姿があった。

utはそんな姿を見てられず、rbに近寄る。

ut「今からやるん?」

rb「うん。A国の情報を吐くまではな」

ut「その氷水はどうするん?」

rb「ぶっかける」

rbはバケツを担いで、牢の中に入った。

ぐったり…だが、すやすやと眠るciにその氷水をバシャーンッとかけた。

utは見ていられず、そっぽを向いた。

rb「ん。起きたな」

ci「げほッ…げほ、ッ」

utはゆっくりとciを見た。

腕を頼りに起き上がり、壁にもたれていた。

はあはあと荒い息をする彼に、もう活き活きとした勢力は見られない。

ci「ぁ…utせんせぇ、」

rb「その名で呼ぶな」

返事をしようとしたが、rbに越された。

utは空いた口を静かに閉じた。

ci「おれ、utせんせい…には、なぐられたないなあ、」

rb「裏切り者に権利は無い」

「さあ、情報を吐け。吐かないとまた薬やで」

ci「打てばぁ?」

rb「ちッ…」

rbはciの肩を掴み、腹に拳を入れた。

ごぷッと音が鳴ったと思えば、ciは吐き出してしまった。

出てきたのは胃液。何も食べていないのだろう。

ut「ci、大人しく言ったらどうや」

ci「……、ッ、」

「いったら…って、いえへんもん。」

ボロボロと涙を零すciに、utは抱きしめたくなってしまった。

やはり、裏切ってはないのではないかと。

腕がciに伸びた瞬間、rbに声をかけられて、腕を引っ込めた。

rb「そこの注射機取ってくれ」

ut「ん。」

大人しく注射機を渡すと、rbはぷすりと注射機を刺した。

ciは喋ることなく涙を零している。

ut「…煙草行ってくる」

rb「は?拷問したくて来たんちゃうん?」

ut「様子見に来ただけ」

utは階段を足早に駆け上がり、喫煙所…いや、談話室に向かった。
















───────────

あれから3日が経とうとしていた。

utは医務室にてshpを見ていた。

ciはもう死人のようにやつれていた。

身体は細くなっていて、頬も痩けていた。

そんなciを見ているのは、rbとkn、shoにzm。

そして、tnであった。

tnは1回だけ拷問に参加した。

その時に、暴れに暴れて理性を失ってしまったので、それ以来、地下室に行くことは無かった。

shpを誘拐されたというのも傷ついたが、なにより自分が勧誘したciに裏切られたのが嫌だったのだろう。


ut「…shp、起きてくれ、俺にはciを助けられへん、」

utは涙を流さないように目を強く押えながら呟いた。


すると。

shp「ci、なにかあったんすか」

ut「…!!」

その声に顔を上げる。

shpが目を擦りながら身体を起こしていた。

shp「んん…よく寝た」

ut「よく寝たて…お前、、」

shp「…んで、ciに何か?」

ut「ちょまてよ…皆呼ぶからな」




kn「shpぃぃー!!!!!!」

shp「なんすか…、うるさいんすけど」

zm「ほんまに何ともないん?」

shp「うーん。」

「最後、ciに徹夜3日目って話してて…」

「そんで、ciに寝かせてもらってたんや」

rb「…?」

つまり、shpは誘拐の前日、徹夜3日目の寝不足であった。

それをciに話したら、寝ようと叱られ、ciの自室に連れていかれたらしい。

そして、ciによって眠りにつかされたのだと。

薬とはいえ、不眠症をなんとかしてくれたciに感謝をしたいとshpは言った。

その言葉に、皆は顔を見合せた。

kn「shp…ciはお前を寝かせた後、お前をA国に連れていこうとしたんやで」

rb「スパイやったらしいわ。ciは」

そう伝えると、shpはぽかんと口を開けた。

shp「……はぁ?」







shp「スパイて…本気で言うてるんすか」

shpはknの肩を掴んでそう尋ねた。

kn「え、おう…だって、彼奴お前を…」

shp「えッ、ci言ってないん!?」

zm「何を?」


shp「彼奴、A国の奴らに脅されてるんすよ!?」






















───────────

はて。どうしようか。

ciは牢の中で動かない手をジッと見ていた。

脳が動くのは恐らく後2日。

薬は脳の働きを低下させる、所謂脳溶けの薬であった。

ciは掠れた溜息を着いた。

彼はスパイなんかではない。

A国の外交に言った際、A国の幹部に脅されてしまったのである。

「自分がA国のスパイであると嘘をつき、W国を抜け出せ。」

「その際に、幹部のshpとW国の情報を持ってこい。」

ciの眼鏡にGPSと盗聴器、そして小型爆弾を付け、彼を引き抜けの道具に使ったのである。

小型爆弾と言えど、それの威力はとんでもない。

ciは逆らうことが出来なかった。

shpを誘拐する日を企んでいたその時、shpが不眠症であると悩みを打ち明けた。

辛いその顔を見れば見るほど、此奴を見捨てるなんて事が出来なくなってしまった。

そして、眼鏡を部屋に置いてきて、彼に自分の悩みも打ち明けた。

すると、彼は誘拐すれば?と言うのだった。

形だけでも誘拐をしようと考え、shpに睡眠薬を渡し、眠ったところで彼を連れ去った。

わざと、音を立ててゆっくりと屋上に向かい、

ヘリコプターに乗せると同時に転けてみせ、彼を救う隙を与えまくった。

きっと、皆は気づいてくれるだろう。

そう信じていた。

だが、どうだろう。

ciは彼らの怒りを買ったようだ。

拷問に手加減などない。

まるで、自らも不眠症になったかのように、眠るのが怖くて仕方ない。

だが、shpが助かったのならそれで良い。

屋上から眼鏡は落ちて、壊れたのでもう恐怖は無くなった。

後は時間と共に消えてなくなるだけ。

仲間の手で消えるのは、少し辛いけれど。

ciはもう出ることの無い涙を心の中で流すのであった。





















───────────

カツカツ。

いや、バタバタ?

階段を急いで降りる。

ciが無罪で拷問をされていたという事が判明したからである。

捨てられた眼鏡を拾って見てみれば、確かにGPSと盗聴器、そして小型爆弾が仕掛けられていた。

shpは青ざめて震えていた。

zmとshoは罪悪感からか、動けなくなっていた。

utは、彼を信じていた。

ciは詐欺師と言えど、utも詐欺師であった。

詐欺師が詐欺師に騙されてどうする。

utは騙されてなんかなかった。

地下室に着くと、ciは意識を失っていた。

呼吸も微かだ、力が抜ければ止まるだろう。

人工呼吸器を付けて、怪我を手当する。

ピッピッという機械音と共に、ciの胸が上下に動く。

その様子をutはぼーっと見ているしか無かった。

tnは崩れたように泣いていた。

自身が、理性を失うくらいにciを殴ってしまったこと、大切な彼との手紙を捨ててしまったこと。

そんなtnにutは声をかけた。

ciなら許してくれるよと。

そして、ゴミ箱から拾った手紙をtnに渡した。

tnはくしゃくしゃの顔面でくすりと笑った。

飯奢ったら許してくれるのかなと呟きながら。






















───────────

夢を見た。

あの時、屋上から落ちていたら。



夢を見た。

あの時、shpを助けて自分が自爆していたら。



夢を見た。

あの時、仲間に助けを求めていたら。



夢を見た。

もし、許してくれるのなら。
















ci「俺が許されるわけ…ないんやッ、」

ううん。そんなことないよ。


ci「shpもッ…きっと、怒ってるんやッ、」

ううん。そんなことないよ。


ci「皆に嫌われてしまったんや…ッ」

ううん。そんなことないよ。


ci「もうあの楽しい時間は戻ってこないんやッ」

ううん。そんなことないよ。


ci「俺が壊したんやッ…おれがぁッ、、」

ううん。そんなことないよ。


ci「自分から壊したくせにッ…願っちゃダメなんだッ、」

ううん。そんなことないよ。


ci「謝っても…ッ、許してくれないんやッ、」

ううん。そんなことないよ。








ci「帰りたいなんて…思っても、ええのッ…?」

うん。帰っておいで。





















───────────

ci「…、」

ぱちり。

静かな医務室に微かになる目覚めの音。

ピッピッ。

そんな医務室に鳴り響く切ない機械音。

ドタドタ。

微かな音を感じとり、仲間が駆けて来る足音。

ci。

大勢の仲間に、受け入れられた彼の名。






おかえりと、呼ぶ彼らの声。

それに対するただいまと、返す彼の声。











終わりです^^

疲れました一択です。

いやあ、なんかもうオチ弱って感じですよねw

はあい。

ぐっばい。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

25

ユーザー

いやー!! 後日この世界のciがみんなにバリバリに甘やかされてんの想像して発狂すんの楽しいっすわ!! まっじで最高でした!! 毎回発狂しながら読ましてもろてます~!!

ユーザー

スパイ系大好きやしutだけ信じてたってのも最高やしciがボロボロになるのももう愛してる()

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