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仙文
仙蔵 dom
文次郎 Sub
⬇今回出す予定は無いが書く場合はこれです
留三郎 dom
伊作 Sub
小平太 dom
長次 Sub
一応室町時代の設定なのでコマンドは基本的に日本語でやります、書くのがめんどくさかった訳では無いです。決して。
⚠ドムサブも忍たまもハマりたての頃に書いたものなので本家様と設定が違うかもしれません
ーーー
今日は2人で任務に行った帰り。空はすっかり暗くなっていて一年生はもう寝ている時間になっていた
そんな時間に2人で忍たま長屋の廊下を歩いていた
仙蔵「ふぅ…今日の任務、少ししんどかったな」
今日の任務は沢山動くタイプのものだったので六年生とはいえ流石に疲れるらしい。
文次郎「そうか?俺は全然余裕だったけどな」
仙蔵「はいはい…そうか」
文次郎「あ??なんだ、また一年の頃みたいに背負った方が良かったか?」
仙蔵「やめろ馬鹿。もうそんな歳ではない。…それより明日は休みだしどこか出かけないか?」
文次郎「お、いいなそれ、俺も久々に町に行きたい気分なんだ」
文次郎は休みの日も鍛錬していることが多く、学園内か山などにいることが多い。そのため町に行くことは少ない。文次郎が自ら町に行きたいと言うのは珍しいためどうせ断られるだろうと思いながらダメ元で誘ってみた、なので仙蔵も内心驚きながら喜んでいた。
仙蔵「なら行こうか、この前勘右衛門達からおいしいお団子屋さん教えてもらったんだ」
文次郎「おぉ!本当か、じゃあ行こう!!」
仙蔵「あぁ、まあ今日は早めに寝るとするか…」
文次郎「そうだな、俺も早く池で寝る」
文次郎は鍛錬の一環としていつも池で寝ている。
仙蔵「おい今日は寒いから流石にやめておけ…危ないだろ」
もう少しで冬が来る。今日はここ最近で一番寒い日。こんな時に寝ると凍死しそうだ。凍死しなくとも風邪をひきそうだ。
文次郎「いや、寒くとも池で寝ないと行けない時が来るかもしれんだろ」
仙蔵「いや…まああるかも知れないが命が危ないからやめろと言っているんだ」
文次郎「はぁ…俺はそんなので死なないから大丈夫だ、六年間やってきたじゃないか、何を今更…」
仙蔵「文次郎が大丈夫でも私が心配なんだ。それに毎年のように風邪をひいてるじゃないか」
文次郎「心配するな!!とりあえず俺は池で寝る!!」
こういう時は何を言っても聞いてはくれない。
それにずっと困っている。
仙蔵「はぁ〜…分かったどうしても寝るというのなら…」
アレを使うしかない。そう思った
文次郎「…?」
仙蔵「”お座り”」
文次郎「っ!?おいコマンド使うのは卑怯だろう!?それにそこまですることかこれ!?」
仙蔵「よしよし。偉いな文次郎は」
仙蔵は笑顔でそう言い文次郎の頭を無でた。
文次郎「っ…嬉しいのが悔しい」
仙蔵「…今日はお布団で寝るよな?」
文次郎「は…はい寝ます」
仙蔵「よし、偉い。」
文次郎「…」
仙蔵「じゃあ布団へ行こうか、”おいで”」
文次郎「はい…」
命令され、大人しく部屋に入り布団の上に座った
仙蔵「文次郎は偉いな。言うことが聞けて」
文次郎「コマンドだから仕方なくだ…!!」
仙蔵「最近あまりプレイ出来てなかったから内心喜んでいるくせに…」
実際、笑顔を隠しきれておらず、口元が嬉しそうに緩んでいた
文次郎「う、うるさい!!別に嬉しくなどない!」
仙蔵「はいはい。まあとりあえず今日は明日のために寝るぞ。」
文次郎「え…もう終わりか…?」
文次郎は少し悲しげな表情をして、無意識なのか仙蔵の服の袖を掴んでしまっていた。それを見た仙蔵は内心めちゃくちゃ可愛いと思っていたが意地悪をしたくなってしまった
仙蔵「なんだ。もっとして欲しいのか?」
文次郎「は!?別にしなくてもいい!というかしたくない!」
思っている事を言われた挙句自分が袖を掴んでいることに気づいたのか顔を真っ赤にしながら、掴んでいた手を離しそっぽをむいてしまった。
仙蔵「そうか、なら早く寝るぞ。おやすみ文次郎。」
プレイをしたいんだろうな、文次郎がしたいのは分かってはいるが気づいていないフリをして布団に入り寝たふりをした。数分間2人とも無言で、文次郎はそこに座り込んだままだったが…
文次郎「……」
文次郎が我慢出来なくなったのか仙蔵が寝ている布団に急に近寄り、入り込んできた
仙蔵「なんだ近寄ってくるな……暑苦しい。」
仙蔵「何か言いたいことがあるのか?」
文次郎「…」
何度か問いかけても一向に口を開こうとしないためコマンドを使うことにした。
仙蔵「”お座り”何かあるならちゃんと口で”言え”」
”言え”このコマンドを使えば相手が隠していることを話してくれる。
文次郎「ッ!!!ほ、褒めて欲しい…構ってくれ、俺の事を見てほしい…」
仙蔵「そうか。本当のことを言えて偉いな、文次郎。」
仙蔵「”おいで”」
とコマンドを使い、頭をわしゃわしゃと撫でた後無言で文次郎を抱きしめた
文次郎は無言で恥ずかしそう、だが嬉しそうに顔をうずめていた。
しばらくこの状態が続いたが仙蔵が口を開いた
仙蔵「文次郎はいつも頑張っているし、私のことも守ってくれたりしていてとても頼りになる、だが池で寝たり鍛練のし過ぎで怪我をしたり病気にならないか私は心配なんだ。この気持ち分かるか?
鍛練をしたりして強くなりたいという気持ちは分かるしお前のことは同室の私が誰よりも分かっている、だが見てるこっちからすると本当に心配してしまう。だからやめろとは言わない、せめて頻度を少し減らして欲しいんだ。」
文次郎の顔を見ながら落ち着いた声で子供に言い聞かせるようにゆっくりと話した。
全て話し終わったあと、文次郎はゆっくり顔を上げ
文次郎「……お前がそんなことを思っていたなんて…すまない…わかった。少し頻度を減らす…」
仙蔵が心配してくれてることを知り照れているのか目を逸らしながらだがそう言った
仙蔵「分かってくれたのならいいんだ。大人しく話を聞けて偉いな文次郎」
また頭を撫で褒め、微笑み語りかけた
仙蔵「とりあえず、明日は早いから今日はもう寝ようか。続きは明日だな」
文次郎はもう今日は終わりか、と少し寂しげな表情をした
仙蔵「そんな寂しそうな顔をするな。ほら今日は一緒の布団で寝てやろう」
その言葉を聞きさっきまでの寂しそうな顔は消え子犬のような嬉しそうな、明るい顔になった
灯していた灯りを完全に消し、2人は同じ布団へ入った。2人の体温や心臓の鼓動を感じれるほど距離が近く窮屈ではあったが仙蔵は文次郎を抱き寄せ更に密着した。
文次郎の鼓動は更に早まり、体温もあがった。それに追い打ちをかけるように仙蔵は唇にキスをした。文次郎は急にキスをされた困惑と、恥ずかしさで理解が追いついていないようだった。その姿を見て仙蔵は愛おしいものを見るように微笑み、強く抱き締めた
しばらくの間このままだったが
文次郎は仙蔵から寝息が聞こえてきたことに気づいた
文次郎「寝た…のか………?まあなんだ…あまり起きてる時は言えないが…好きだ…おやすみ」
文次郎はそう言い眠りについた。
数分後、文次郎からも寝息が聞こえてきた。それを確認した仙蔵は
「お前は本当に可愛い奴だな…私こそ大好きだ…全部が。明日は覚えておけ、おやすみ、文次郎」
と言い頬にそっとキスをし、眠りについた。