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30XX年。

地球は太陽に飲み込まれ

崩壊した

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勿論町は無くなった

人も自然も建物も

普段目に映っていたモノ全てが

消えた

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人間はもう一人も残っていない

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そう思っていた

けれどまだこの世には

2人

人が居るらしい

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1人目は

桃杏（トア）♀

2人目は

桃也（トウヤ）♂

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2人は幼馴染

たまたま世界が死ぬ瞬間

2人で一緒にゲームをしていたらしい

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視点TOA

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♂っしャ！アイテムGET！

♀えー、桃也だけズルい！！、

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いつもみたいに学校の放課後

私の家で桃也とゲームをしていた

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♀うわッ！桃也私にばっかアイテム当てんな！

♂ざまあ

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本当に何時も通りの会話

何の変哲もないただの会話

そしてこの会話がこのまま6時まで続き

いつもみたいにバイバイって

桃也が帰るところを見送る、、

はずだった

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ガタッ

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♀うわぁッ、うるさぁ、

♀桃也音デカイ！！、

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この鼓膜が破れそうな音は

きっと桃也が投げたアイテムの音でしょ

私はそう思っていた

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♀お母さんに怒られるからもう少し音下げて！

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お母さんに怒られたくないから

私は桃也に注意した

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♂、、、

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いつもなら怒ったらすぐ

♂ごめんじゃん笑

って謝ってくる癖に今日は返事が返ってこない

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♀ねえ！桃也！！

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♂、、、

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桃也は私の声が聞こえてないのかな？

全く返事が返ってこない

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♀ねえ！桃也ってば！

せめて人が話してる時はこっち位向いてよ！

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無理矢理こっちを向かせるために

体を触ってこっちを向かせようとしたら

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ﾍﾞﾁｮ

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♀えっ、、

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桃也の体に触れた瞬間

私の手が濡れた

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♀え、桃也大丈夫？、

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桃也は

体も顔も汗で包まれていた

足も震えている

顔は何か見てはいけないものを

見たかのような、、、

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♀桃也体調悪いの？、

お母さん連絡しよっか？

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♂、、、

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何を言っても返事が来ない

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♀ねえ桃也！！

そういうの面白くないから！

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心配しても返事が来ないって事は

多分面白がってるんだろう

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♀ずっとどこ見てんのよ

人の話は目見て聞くんだよ！

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気づいたらまた窓の方を向いている

さっきこっちを向かせたのに

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♀何？窓の外になんかあるの？

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そこに見えた世界は

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ジコクでした