心臓が爆発したような激痛は、以前体験したものより更に激しかった。ほとんど感覚のない身体が、勝手に痙攣する。
ロメは悲鳴も上げられずに床の上でのたうった。
「ロメはどこだ」
ルチオの声が見えない刃となり、更にロメの体を切り刻む。
「……!!」
苦痛に歯を食いしばりながら、ロメは自分に言い聞かせた。
(違う。拒絶反応なんかじゃない。だから……耐えられる)
体の隅々まで走る激痛が、逆に体の感覚を鋭敏にしている。
かすむ目を懸命に見開いて、ロメは廊下の奥を見つめた。
(あの先に……ルチオさんがいる)
5mほどの距離が恐ろしく遠くに感じる。ロメは冷や汗を流しながら、床を這いずり始めた。
「ルチオ**********************
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