大きな大きな岩に登ることに挑戦した。
1回目は、その岩に辿り着くことさえ出来ず、目の前の小さな石に躓いて転けた。
「馬鹿じゃん、w」
そう呟き、ズボンの砂をはらう
2回目は岩まで辿り着いた。
手をかけた瞬間滑って尻もちを着いた
「ダサっ、」
独り言。
こんな言葉を全肯定してくれる人など居ない。
居て溜まるものか。
3回目は登れた。
足を1歩踏み出した瞬間。
落ちて、怪我をした。
諦めそうになった
でも、前だけを向いた
何も成功しない
成功するほどの功績をあげてない
きっと、始めるのが遅かっただけ
自分にまた1つ嘘をついた
自分に言い訳をした
自分を守るために
1つ、1つ、嘘を重ねた
4回目3回目よりも高い位置にたった
足元の泥濘で足を滑らせ落ちた
膝から血が出た
何も感じなかった
もう、辞めようかな
5回目、挑戦しようとしても、
足が動かなかった
今日は、やめよう
6回目、もう、何もかも嫌になった
諦める?
諦めたらどうなる?
俺の人生だ。
俺が決めていい。
じゃあ、諦める?
じゃあ、今までおってきたこの傷はどうなる?
報われるのか?
報われるまで頑張らないと、
7回目、登れた。頂上の景色
最高だった。
8回目、もう無理だと思った。
身体が限界を迎えた
もう、やめよう
悔いはある?
悔いはない。
もう。全部やった。
でも、できることなら、
もう一度、あそこに、
あそこよりも大きな場所に
立って、景色を、
見たかったな…
コメント
4件
なんか…すごい👏
ごめんストーリーわからんwなんかいいね👍