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⚠︎︎ fu×kz / 🍃×🌸
⚠︎︎ 年齢操作×
⚠︎︎ 同棲
⚠︎︎ 事後表現⚪︎
朝の光が、カーテンの隙間からそっと部屋に差し込み、空気を淡く染めていた。その一筋の光が、自身の顔にまで降り注ぎ、目が醒めた。
静かな時間がゆっくりと流れる。fuは緩慢とベッドから上体を起こし、寝ているkzの横顔を見つめていた。
透き通る肌は光を吸い込み、白銀の髪は無造作に枕に広がりながらも、絹のように光を反射している。長い睫毛が頰に影を落とし、唇はほんのり桃に色づき、昨夜の余韻を思わせる微かな艶を帯びていた。fuは息を殺しながら、指先でそっと髪を撫でる。
fu「……やっぱ綺麗だな。」
小さく呟いた声が、朝の空気に溶ける。自然に胸が高鳴り、心の奥が熱くなる。fuの視線は、どうしてもkzの唇やまつ毛に引き寄せられる。
もっと近くで、息遣いまで感じたい───その衝動が抑えきれず、思わず顔を少し傾けた。
fu 「っ……」
首筋の辺り。朝陽に照らされて、ほんのり淡く浮かぶ赤い痕が見え隠れする。見れば直ぐに分かってしまうであろう、昨夜の残り火。自然と目が追ってしまう。fuの胸はぎゅっと締め付けられ、思わず息を呑む。
もう少しだけ。あとちょっと、近くで見たい。もっとゆっくり、このまま見つめていたい───。
そう思いながら、そっと手を伸ばす。……その手が、kzに触れる前に。長い睫毛で封されていたピンクダイヤモンドと目が合った。fuが驚いて身を跳ねさせたのも束の間、kzの柔らかな手がfuの腕を引いた。
fu「ッ……ぅわっ…!?」
fuは思わず反射的に目を瞑る。そして、恐る恐る視界を解放していくと、それは額が重なる程の距離。間もなく縮まった距離感に、心臓がますます高鳴る。
kz「……なーに見てんの?fu。」
半ば眠ったままの声。その声は、低くしっとりとしていて、柔らかく甘い色を帯びていた。寝起き特有の少しだけ掠れた低音が耳に心地よく響く。
その瞬間、fuの心臓は更に煩く跳ねる。それに加え、顔は瞬く間に熱を帯びて赤く染まる。唇を軽く噛み、熱を抑えながらも、耐えきれずに小さく囁いた。
fu「……っ、 かざねのそういうとこ、 ほんっとにズルいよね…。」
言い終わるか終わらないかのうちに、そっと唇を重ねる。軽く触れるだけの愛を確かめ合うキスに、kzは微笑むように目を閉じ、どこか余裕のある息を洩らした。
朝の光は二人を優しく包み込み、夜の名残を溶かすように。静かな温もりと甘い空気が部屋の隅々まで漂っていった。