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第2話、読み終わったよ……! もうね、阿部ちゃんの「ずっと好きでした」が刺さりすぎた。ソロ曲の場所に連れて行くふっかの優しさも、確信に変わって照れるふっかも、全部が尊い。最後の「大好き」で涙腺緩んだわ。2話で完結なのかな? この2人の日常をもっと見たくなる、そんな読後感でした。素敵な作品をありがとう!
俺はずっとふっかを見てきた。そしてずっと片思いしている。ふっかは気付いてないだろうけど…けど……
a「……さすがにもう気づくか。」
俺は目の前に広がる景色を見ながら呟くように声に出した。
f「なぁ、阿部ちゃん。このまま手繋いでていい?」
a「いいけど…ふっかはいいの?」
f「いいに決まってんじゃん。さ、次行こっか。」
自然と歩くスピードが遅くなる。
今まで、ふっかに思いを伝えた事もない。
気づかれないように上手く演技もしていた。
a「…はずなんだけどなぁ。」
横目でふっかを見ると目は合わないが優しく微笑んでいた。
f「じゃぁ、阿部ちゃん。目閉じて?」
a「え?」
f「いいから、早く!」
次の場所までもう少しの所で急にふっかが提案してきた。ふっかを見ればワクワクしたような目をしてこちらを見ている。
a「まだ何かあんのね。」
f「そ!だから、早く!」
言葉通りに目を瞑りふっかに手を引っ張ってもらいながら歩く。
2歩…
3歩…
と、進んで行くとふっかにここで止まるように指示される。
f「まだ目開けちゃダメだからな!」
a「わかったよ。」
ふっかの足音が少し遠ざかる。
f「いいよー!目開けて。」
言う通りに目を開ける。目を開けた瞬間少し眩しくて薄目になる。
a「え…」
目が慣れ始めてゆっくりと目を開くと…
a「え、これって…」
目の前には見た事のある風景が広がっていた。
綺麗な青空に、大量のカラフルな布、壁一面には綺麗な花々が散らばっていた。
f「HPで調べてたらさ、一瞬見えたこの景色が阿部ちゃんのソロ曲みたいでさ。」
a「だから、ここに来たかったの?」
小さくふっかが頷く。 あたりを見渡してソロ曲が自然と頭の中で流れだした。
f「あの曲ってさ…」
a「…そうだよ。ふっかの事考えて作った。」
言っちゃった。
a「いつから気付いてた?」
f「いつって言うか…なんか自然とそうかなーって。」
a「なんでこんな時だけ勘がするどいんだよ。」
恥ずかしさを隠すようにふっかに冗談を言う。景色が変わり夜空へと変わっていく。お陰で少し顔が赤いのはバレてないはず…とふっかの顔を見た。
a「え?」
f「いや、なんか、確信に変わったら、なんか……って、おい!見んなっ!」
何故か俺より恥ずかしくなって顔を赤らめているふっかを見て愛おしさが込み上げてくる。
a「それ、どういう反応なの?」
f「え、だから、そのー…」
a「好きって事?」
f「ちょ…」
ふっかの手を握り目を見つめて質問する。
f「そこは阿部ちゃんから言うんじゃないの?」
a「じゃぁ……辰哉」
f「!?なんで、名前っ…ズルくない?」
a「もう、黙ってて。」
f「……はい。」
a「ずっと、好きでした。嫌いになれたらなんて思ってたけど…やっぱり無理だよね。」
そっと手を離して抱きしめる。
a「好き…ずっと好きでした。」
f「…俺も。」
ゆっくりとふっかの手が俺の背中に回る。
それに応えるように俺も少し力を入れて抱きしめた。
ねぇ、ふっか。
これから、今まで以上に知らないページ開いてくんだよね。
ずっと側でそれを見せてくれるんだよね。
脇役じゃなくて、主人公になれた…。
有難う、ふっか。
a「大好き。」
終わり