テラーノベル
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国とは儚いものだ。
限られた命もない。心もない。絆もいつかは途切れる。
国民の意志とともに動き出すこの存在からは何が求められるのか。
ねぇ 国を辞めたいと思ったことはありませんか?
″アーサーさん″
「ッッはぁ!? おい!アメリカッ!
これは一体どういうことだよ!」
机を叩きながら、立ち上がり、部屋に響き渡るその声はまるで、残酷を覚えたようだった。
「見ての通りだよ。契約書通り、
我らアメリカ・フランス・日本・イギリスの四カ国条約の締結により、日英同盟を失効とする。」
嗚呼 まただ
「そろそろ頃合いだと思ってね。フランスからの了承だって得たさ。これからの政策については俺に任せるんだぞ」
「こんなの聞いてねぇぞッッ!!」
どうすればいい
「あのさ、いい加減君たち自覚をしたら?」
どうすればいいのですか
「ロシアの南下政策も防ぎ,第一世界大戦でだってドイツの侵略を抑えた。
これ以上、君達が協力して倒すべき敵なんて何処にいるんだい?」
誰か教えて下さいよ
「そッ それは…」
利用価値の無くなった今
「君たちの出番は終わったんだ。
ただそれだけ」
その繋がりが全てだった今この瞬間
「これからは4人仲良くしていこうじゃないか!」
それが途切れた
「なっ!日本もそれで良いだろう?」
嗚呼 この心を何に例えよう
「ッッ 日本…」
「…はい。分かりました。
アメリカさんの意見に賛成いたしましょう」
今 終わったのだと
「ッッ 日本!」
「…イギリスさん,」
ねぇ どうして
「日本ッ 俺は,たとえあの頃に戻れなくても!」
どうして
「…」
「頼むッ 何か言ってくれ…」
不思議そうに眺めているであろう私の目に映るのは,何もかもを失い、生きる意味を無くしてしまった子供達のように目に涙を浮かべるその姿は,まるで、あの丘の時のようだった
私は、何かを落としてしまったであろうこの手をイギリスさんの頬に伸ばした
「…イギリスさん。
私達国は永遠など誓えないのです」
「分かるでしょう、?
この世に生まれた瞬間から。
この地に足をつけたその時から」
嗚呼 嫌だ
「…だから,」
抑えろ
「再会を誓いませんか?」
抑えろ
「あの丘で笑い合い、手を交えた
あの時のように」
どうして
「それまで、私が貴方を想うこの心は誰にも譲りません。」
どうして
「この身だって」
心なんてないのに
「ねッ アーサーさんッ (泣)」
どうして零れちゃうのですか
「ッッ菊(泣)」
明日にはまるで、これまでのことがおとぎ話のように消えてしまう。
最後に貴方と居れた日が満月の夜でよかった。
再会した時、またアーサーさんの大好きなカレー。
いっぱい作ってあげます。
だからどうか。
「…」
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日英同盟バンザイ🙌