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ゆあです。
これは乱太の1話完結小説です、!
ストーリー性皆無です、あと多分読みづらい文章です。
それでも見てやるよという方のみご覧下さい。
それではどうぞ。
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「お兄さん、猫ちゃんのこと見つけてくれてありがと」
探偵社に猫探しの依頼をしてきた女児が泣きそうになりながら太宰に言う。
何でもその女児が家の玄関の扉を開けっ放しにした隙に飼い猫が居なくなってしまったらしく、 罪悪感なるもの感じているそうだ。見た感じまだ6.7歳そこらだろうに、立派なことだ。
ちなみに、勿論猫探しなんて地味なこと僕の専門では無いから僕はその依頼に関わっていない。 太宰に全部押付けた。
「うん、また何時でも依頼してね!でも、君が悲しい顔をしていると猫ちゃんもかなしくなっちゃうよ」
わざとらしく悲しそうな顔をした太宰が言う。
それでも暗い顔をしている女児を見かねて、次は女児が抱える猫に近づき、
「キミガシュントシテルト、ワタシモカナシイにゃあ、」
などと子供騙しで声を当てている。
そうしたら女児の表情はどんどん明るくなっていった。
「わかった!ほんとにごめんね、これからはこんな事しないからね!!!」
「よし!それじゃあきっと外でお母さんも待ってるから行こうか」
「怒られないかなぁ、」
「ちゃんと御免なさいが言えたら大丈夫だよ」
「うん、わかった! お兄さんもついてきてくれる?」
「もちろん!行こうか」
バタン
「……へぇ」
僕、江戸川乱歩から太宰治への認識は『猫かぶりな奴』。
だって、全然目の奥が笑ってない。
それに体調が悪そうな時(というか精神状態がやばそうな時)は会話を早く終わらせたい、とかいうのがそのまんま態度に出てる。
キィ
あ、太宰が帰ってきた。
バタン
「ふぅ、」
其の儘太宰はソファに腰をかけた。やけに疲れた顔で。
なんか、面白いから、遊んでやろうと思った。ただの好奇心だ。本当にそれだけ。
僕はソファに近づき、太宰の隣に座った。
「え、乱歩さん?どうしたんです?お喋りしますか?」
なんて呑気な言葉を無視して太宰の首に両手をかけ、押し倒してみる。ガリガリだから簡単に押し倒せた。首絞めみたいな体制だけど、手に力は入れていない。
「……わぁ、大胆」
ぽけっとしている様に見えるが、その綺麗な顔からは恐怖や焦りが見て取れる。
「…綺麗な顔」
「?ありがとうございます」
太宰の首に掛けた手を右手だけ離し、その手でふわふわとした蓬髪を撫でる。なんで何時も川に飛び込んでいるのに髪質が悪くないんだろう、なんて乙女みたいな疑問が浮かぶ。が、今はそんな事どうでもいい。
「綺麗な髪」
「どうも…」
あ、楽しくなってきちゃった。
楽しくなってきたので、太宰の腕の包帯を引っ張って取ってみる。
「わっ、ちょ、え」
其の腕には前職で負った様な痛々しい傷がいくつもついていた。
「汚い腕」
「……どうしたんですか急に」
うん、わかる。変なこと言ってるね。というか、酷いこと言ってる。元々お前との会話なんて作戦立案かおふざけかしかなかったし、びっくりするよね。
でもさ、分からせてやろうと思ったんだ。だって、自分が分からない〜、みたいな顔してるじゃん?お前。
そんなことを考えながら、右手で太宰の胸元を撫でた。
想像の2倍くらい薄っぺらくて、でもちょっと筋肉質な感じだった。
そして僕は教えてやった。
「汚い、心」
そう言うと太宰は悲しそうな顔をした。
「……そうですね」
良かったね、太宰。僕のおかげで自分の事を知れて!!
探偵社に入って自分の本質は正義なのだと勘違いしていたんだろう?
でも人間の本質なんてもの、そう簡単に変わらないんだ。
お前は変われない。この先もずっと!!
だから僕だけが知っているお前の悪は、これからも消えないよ。
皆が知っているのは太宰の善の部分。
でも僕だけが特別に太宰の悪を知っている。
だから消さないで、僕だけの悪を、永遠と__。
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ここまで。誤字脱字があったらすみません🙇♀️
多分すごく読みづらい文章だったかなと思いますᐡ߹ - ߹ᐡごめんなさい…
ぱっとうかんでぱっと書いた1話完結だったのですが、ストーリー性皆無すぎましたね、
ただ乱歩さんを狂った人にした小説でした……
それではまた次の時に。
コメント
2件
ぁぁぁぁ好きぃ!!、尊いッ、闇深系ですかね!?、唯一乱歩さんだけが知ってる太宰さんが隠した特別な悪って何か乱歩さんと太宰さんの又一つの繋がり何でしょうか?、書き方も内容も良いなぁ!!凄いです!!神作有難う御座います!!