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シャーレの先生になった日から数週間たったある日
アロナ「起きろぉ〜朝だぞぉぉ〜」
“あと2時間は寝させろぉ〜”
アロナ「ダメ〜起きろ〜」
“Zzz”
アロナ「起きろや馬鹿野郎」
“誰が馬鹿じゃ”
アロナ「おはよ。なんかメール来てんぞ」
“メール?えーっとなになに?”
連邦捜査部の先生へ
こんにちは。私はアビドス高等学校の奥空アヤネと申します。
今回どうしても先生にお願いしたいことがありまして、こうしてお手紙を書きました。
単刀直入に言いますと、今、私たちの学校は追い詰められています。
それも、地域の暴力組織によってです。
“うん読むのやめた”
アロナ「早!?ちゃんと読んだ?」
“いや?長くなりそうだからやめた。”
アロナ「あんた馬鹿じゃないの!?そういうのは全部読むもんでしょ!?」
“まぁなんか追い詰められてるから助けてくれって書いてるからそんだけでいいでしょ”
アロナ「そんなんで大丈夫か……で?いつ行くの?あと準備はぜっっったいしなさいよ!アビドス砂漠は結構広いし暑いからね!わかった?!」
“へいへい。そんじゃいってきまーす”
数日後
“迷った”
アロナ「馬鹿ぁぁぁぁぁ!あんだけ地図とかの準備しとけっつったろ!」
“思ってた何百倍は広かったぜ”
“んで死ぬ。やばい”
アロナ「水も忘れんのかよ」
“飛ぶ気力もねぇや。どうしよ”
???「大丈夫?」
“あ?誰だテメェ。じゃなくて水くれ水”
アロナ「失礼極まりない態度」
“黙れ”
???「?水が欲しいのなら、これ、あげる。飲みかけだけど……」
“ありがてぇ!!”ゴクゴク
“ありがとうな!ところであんた誰だ?”
シロコ「私?私は砂狼シロコ。近くのアビドス高等学校に通ってる2年生」
“へぇアビドスか。ちょうどよかったぜ。俺そこに用があるから案内してくんね?頼むわ”
シロコ「いいよ」
“ヤッター”
シロコ「立てる?」
“無理。前に転んで足やった”
シロコ「どういう転び方したの?まあいいやおぶっていくね」
“ありがてぇ”
シロコ「そうだ、汗臭いかもしれないけど…いい?」
“お構いなく。俺そういうの気にしない派だから”
シロコ「わかった」
移動中……
シロコ「ただいま」
アヤネ「シロコ先輩おかえりなさ……って!誰ですか!?その人?!」
ノノミ「シロコちゃんが大人の人を拉致してきちゃいました!」
セリカ「みんな落ち着いて!とりあえずバレないように」
“出会って早々やかましいな”
ア&ノ&セ「喋った!?」
“そら俺も人間なんだから喋るわボケ”
アヤネ「と、とりあえずこんにちは。シロコ先輩?その人は?」
シロコ「道端に倒れてた。で、助けたらここに用があるらしいから連れてきた。」
“自己紹介しまーす。シャーレの先生こと波野鴉でーす。なんか助けてっていう手紙が来たもんで来ました。”
アヤネ「シャーレの先生!?よかった。これで補給物資が手に入りますね。」
“補給物資?何それ?しらね”
アヤネ「……え?手紙に書いていたと思うんですが……?」
“あぁごめんごめん。俺手紙読むのだるいから一枚目だけ見てここに来た”
一同「えぇ…」
“とりま補給物資がいるんだな?ちょっと待っとけ”ピューーン
アヤネ「……何処に行ったんでしょうか?」
…
“なあアロナ。どうすればいい?”
アロナ「あんたとことんアホね。これだから手紙とかは全部読めって言ったでしょ?まぁ任せな。このスーパーAIアロナ様が解決してあげるから。」
“ありがたやありがたや”
アロナ「これをこうして……こうでこうすれば……よし、今行ってるってよ。」
“よっしゃあとは荷物を持ってくれば……”
“物資はこれでいいか?”
アヤネ「はい!これだけあれば十分です!」
???「君が先生?」
“ん?おん。そうだぞ。”
ホシノ「私は小鳥遊ホシノ。ここの3年生。よろしくねぇ」
“小鳥遊……か。応、よろ”
ノノミ「しかし、こんな短時間でこれだけの物資を持ってこれるなんて、さすがシャーレの先生ですね☆」
“これでも俺はダメダメの方だけどな。”
アヤネ「ヘルメット団が接近中!!みなさん急いで戦闘準備を!」
セリカ「また来たわね!今度こそ返り討ちにしてや……って先生!?」
“何って窓から飛び降りるだけだが?”
セリカ「ここ3階よ!?あんたキヴォトスの外から来たんでしょ?!危ないわよ!?」
“一つ教えてやる。あまり大人を舐めない方がいいぜ?よっと”
セリカ「危な……え?えええぇ!?」
そこには黒い翼の生えた先生が空を飛んでいた
モブA「なんだ、あいつ!?空飛んでるぞ!?」
モブB「まさか……噂のシャーレの先生?」
“正解。襲撃だかなんだかしらねぇけど、やるなら来いよ。相手してやる。”
モブC「ひぃぃぃ、化け物ぉぉぉ!」
モブD「おい待て!くっ…覚えてろ!!」
“嫌なこった”
“化け物ねぇ……いつぶりだろうかな。その言葉聞くの”
アヤネ「先生?今のは一体……?」
“ん?あいつらか?しらね。地域の暴力組織じゃねーの?”
アヤネ「いえそうじゃなく……先生のことです」
”??あぁこれね。なんか生えた”
ノノミ「なんか生えたって…そんな大雑把に言われても…」
“そんな気にしないでいいよ。どうせロクなもんじゃないし。」
アヤネ「そう…ですか…。わかりました」
ホシノ「………へぇー?」
続く…
コメント
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翼…羨ましいなぁ 私も特殊能力先生作るか