TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

※勘違い製造機社長に振り回される桃くんの話です。

※一応フォロワー500人記念のやつ




コンコンコン、と白い扉を3回ノックし、その扉を開く。

「失礼します」

「お疲れー、らんらん」

今日も今日とてパソコンとにらめっこをしているないこさん。

「先程送った資料なんですけど、」

「あー、はいはいこれね。」

と、彼はパソコンを軽くいじりながら、デスクからソファに移動した。

「シクフォニのグッズ案いいなぁ……」

そう小さく零すないこさん。

俺もパソコン画面を覗くと、彼との顔が近くなる。ドッ、と心臓が跳ねると共にまた恋心を自覚する。

それから、グッズ案だったりいろんなことについて話したが、彼が言葉を発す度、唇に目線がいって内容をイマイチ覚えていない。

「おーい、らんらーん」

「っはい!?」

「大丈夫?wはいこれ、さっき言った書類」

「あ、ありがとうございます」

そう言って、書類を受け取ろうとすると、動揺で指を軽く切ってしまった。

「いた……っ」

紙で切ると傷口は大した事ないくせに、瞬間的な痛みは結構あるのなんなのだうろか、ほんとに。

「切った?血出てんじゃん」

そう言ったないこさんは、俺の腕を掴み、その指を咥えた。

咥えた………!?!?!?

「ん、ごめん絆創膏持ってないから」

「あ、はい。じゃあ、失礼します……」

「はーい、お疲れー」

パタン、という扉の音でいろんな感情が流れ込んでくる。

ないこさんが俺の指を咥えた……????

なんかちょっとえろかったし。

舐めたら血止まるみたいな奴??

「っほんと、勘違いしそう……っ」

ちょっとキモいかな、なんて思いながら傷口に唇を落とした。

「らん顔赤くない?」

「うるせぇ……」

会社に来てたメンバーに笑われたりした。




この作品はいかがでしたか?

702

コメント

1

ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚