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ピンポーン
夜の11時にインターホンが鳴った
「はーい」
こんな夜中に誰だろう…
ドアを開けるとスーツ姿で雨でずぶ濡れな、中学からの親友の みき がいた
玄関の電気が切れているのであまり表情が見えない
「ごめんね、こんな時間に…」
「大丈夫だから!風邪ひいちゃう!」
急いでタオルを持ってきてみきの頭にかける
「とりあえずシャワー浴びてきて!」
みきの背中を押し強制的にシャワーを浴びせる
脱がせたスーツから水が滴るぐらい濡れている
何があったのか心配だが風邪をひいては元も子もない
みきがシャワーを浴びている間にキッチンへ行き温かいココアを入れる
そして私の部屋着を脱衣所に置いておく
「シャワー終わったら私の服着てねー」
しばらくシャワーの音が止みみきが出てくる
「…ありがと」
少し下を向いてとぼとぼと歩いてくる
「お礼は後でいいから、まずは髪乾かそ?」
私はベッドに座りドライヤーを持っている
それを見たみきは少し嬉しそうな顔をして私の足の間に座った
ブォォォォ
ドライヤーの音が部屋に響く
「熱くない?」
返答は声では返ってこなかった
その代わりみきの頭が縦に動いた
みきの長く綺麗な黒髪を乾かし終え、 ベッドから立ち上がりみきの隣に座る
「それで、どうしたのよ」
「………」
みきは黙ったまま俯いている
目はどこか虚ろだった
「中学からの親友にも言えない…?」
私はみきの髪を耳にかける
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きつね