❤️愛され⚠️
微🧡❤️
ワンクッション
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キスされると思ってしまった。
結局寝付けるはずもなくげっそりしたまま朝を迎えた。
しかし今日はオフの日
何をするでもなく、ただエゴサをしていると
LIMEの通知音が鳴る
「焼肉食いいこ」
トーク画面を開けば【隈取】の文字
まったく
この気分屋は……
快く返信すれば11時集合とのこと
いや、あと20分しかねーんだけど?
❤️「お待たせ」
🧡「遅せぇ」
❤️「いや、あんたが急すぎんでしょ」
🧡「いいから入ろうぜ」
少し早い時間だからか広めの席に案内される。向かい合わせに座り、早速メニューを手に取る。
🧡「とりま白米大盛り」
まず肉選べよ!
それとなく2人で食べたいものを選んで、運ばれるのを待つ。
するとやけに視線を感じる。
❤️「なに?」
🧡「いや、別に」
そういう割には視線を離さない。
すると口を開くなり
🧡「昨日なんかあっただろ、帰り」
❤️「えっ?な、なんで?」
突拍子もない質問に不意をつかれ思わず声が裏返る。
🧡「阿形が出ていったあと、すぐ般若が追いかけてたから、なんかあったんかなって。」
「お前の顔色も悪いし」
隈ちゃんはほんとに鋭い。
いつもは何も考えてない……いや、筋トレとプロテインのことしか考えてないのに、ちゃんと周りのことはよく見ている。
❤️「……何も無いよ。般若に送ってもらっただけ」
🧡「おまっ……!」
隈ちゃんが何かを言いかけた瞬間頼んだ料理が運ばれてきてしまった。
それで誤魔化すように肉を次々焼いていく。
❤️「ほらっ食え!」
焼けた肉を少し冷ましそのまま隈ちゃんの口に押し込む
🧡「なっ……!!!…………うま」
少し咀嚼し、米を頬張る姿につられ
自分も焼けた肉を食べる
❤️「あのさ」
全ての肉を平らげ
余韻に浸っているところで無意識に呟いてしまった。
❤️「仲良い同性に好意持たれてるってわかったらどうする?」
🧡「………………そうか」
どこか寂しそうな顔をする隈ちゃん
🧡「先、越されちまったか」
ボソッと呟いたと思ったらグッと鼻を摘まれる
❤️「なっ!!!にすんだよっ!!」
鼻声で喚く自分に少々恥ずかしくなってしまう。だがそんなことお構い無しで隈ちゃんは続けた
🧡「それがお前だったら良かったのに。」
聞こえなかったフリをした。
隈ちゃんは自分の分をテーブルに出して退店した。ジムに行くそうだ
やはり家に帰るなり頭を抱える。
気づきたくなかった。
❤️「俺は……女の子が好きなのに。」
いつから とか、どうして とか、聞きたいことはたくさんある。
なんでこうなるんだよ……
続く_____
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