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nmmn
本人様とは関係ありません
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桃side
会いたくない、
優しくて穏やかな彼から、この10年で
初めて送られてきた言葉。
個人の連絡なのも、困惑した。
明日の会議、何かと彼と会うのも久々で
少し楽しみにしてた。
桃「いきなりでびっくりしたよ。」
桃「会いたくないの?」
紫「…おこってるの、…おこってる、?」
桃「……怒ってないよ。」
何処にいるのかも分からない、雑音混じりで
声が聞こえる。いきなり電話かけたから
驚かせてしまっただろうか。
いつもと違う、並べる言葉に焦りが見える。
紫「…ちがうんだよ、ちがう、ごめんなさい」
桃「怒ってないよ、1回会う?今どこ?」
桃「落ち着いて。深呼吸して」
声が震えてる。さっきより雑音が増えた。
どうやら、家にはいるらしい。このままじゃ
俺の気持ちは伝わらない気がして鍵だけ
開けといてと伝えて彼の家に車を走らせる。
もう、夜も夜だし、だいぶ走りやすい。
俺が来ることもわかってるしオートロックは
案外すぐ開けてもらった。
ベットの中にいる。電気は
間接照明だけつけた。
桃「…顔見せてよ」
桃「怒ってない、心配してる」
夜だから、実際会ってみれば啜り泣いてるのが
聞こえてくる。彼が泣いてることなんて
全く想像できないし、あまり見ないこと。
返事も返ってこないし。試しに布団に
入ってみたら抱きつかれただけ。
顔見せてよなんて言ったけどこうなると
少し恥ずかしくて見ないまま少し下にある
紫くんの頭を撫でるだけ。
紫くんの頭が下にあるのは、珍しい。
俺より背高いし普段だったら絶対
撫でさせてくれないし。
結局最後まで顔は見せてくれなかった。
翌日、何も話してないのに家に帰るのは
失礼かなと思って勝手に買い出しに行って
朝ごはん兼お昼ご飯を作った。
ほんとに何も無い家で作るのは難しい。
だから、少し簡単なやつ。
昨日も遅かったし集合は昼だし
俺が起こすまで紫くんはぐっすりだった。
桃「ご飯できたよ」
紫「ん…ぅ、」
桃「笑、よく寝れましたか?」
紫「ん…」
寝ぼけてる。
昨日泣いてたけど、目は腫れてない。
少し赤いけど、気にすることない。
紫「…ひさびさ、たべた、ごはん」
桃「最後なに食べた」
紫「わたあめ、おととい」
桃「綿飴はご飯じゃないだろ。笑」
ここ数日、食べてないし寝てなかったらしい。
そりゃあ気持ちも体調も不安定になるわけ。
きっと紫くんのことだから緊張だけでは
なくて、疲れもあったはず。
まだみんなと会うのに緊張してるのかご飯は
お腹痛いって言い出して、残していった。
桃「こっちおいで」
紫「ん、…っ」
桃「ヘアセットしてあげる」
ちょっとでも紫くんの気分が上がれば
それでいい。まだ眠いのか緊張してるのか
よく分からない。元気もないし。
桃「紫くんの服いい匂いする」
紫「…それ、いつ着たかも覚えてない」
桃「これもらっていい?」
紫「いいよ。たぶんもう着ないし」
ちょっとでかいけど、全然あり。可愛い。
多分紫くんから服を貰ったのは俺が最初。
桃「かっこいい。いいね、似合ってる」
紫「…いつもと、ちがう。」
桃「たまにはいいじゃん。」
紫「すき、これ」
ヘアセット、気に入ってはくれた。
移動中もずっと鏡みてるの。可愛い。
途中でコーヒーも買った。綿飴が主食なくせに
コーヒーは苦いの。俺はカフェラテ。
紫「橙くんいる」
桃「声掛けてきてよ」
紫「…..やだ。」
桃「笑、嫌なの」
がっちがち。橙すらも警戒してる。
でも紫くんのことだから遅刻することはなく
ちゃんと5分前には車から出た。
さっといつもは橙がいる端に座りに行った。
なんで俺らより早く来といてここに
いないのかは知らない。
桃「紫くん緊張してます」
青「めっちゃ遠いところにいるとは思った。」
桃「優しくしてあげてください」
青「笑、なんかお菓子買ってくるわ」
端で毛布を頭から被って丸まってる紫くん。
イヤホンもしてるし俺らの声は届いてない。
実はもうみんな揃ってる。
青が買ってきたお菓子の山で
呼び出してくれるらしい。
青「…ぁ。寝てる、笑」
赤「起こして起こして。笑」
青「紫くーん、お菓子買ってきたよ」
甘やかされてる。
起きても甘やかされてる。お菓子を
食べるだけなのにどっから持ってきたか
分からない紙エプロンつけられてる。
みんな会議なんかそっちのけで
紫くんと遊んでる。嬉しそう、紫くん。
黄「ねぇ、今日違う香水?すごい、いい匂い」
橙「俺もそれ思った、教えてや」
桃「これ紫くんの服。香水じゃない」
橙「…嘘やろ」
桃「ほんとだわ笑」
黄「紫くんに聞いてみよ、」
柔軟剤も適当に買ってるらしい。
多分いいのは、紫くんの匂い。
𝙚𝙣𝙙 .
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コメント
1件
第1話からもう胸がいっぱいです…。桃くんの「怒ってない、心配してる」という言葉、すごく優しくて、彼の距離感が絶妙だなと思いました。紫くんの「わたあめしか食べてなかった」というエピソードにも切なくなったけれど、最後はみんなに甘やかされて嬉しそうな姿にほっとしました。短いのに、ふたりの関係性や空気感がぎゅっと詰まっていて、すごくいいお話でした🌷続きも読ませてくださいね。