星街〕「初めまして、星街すいせいです。よろしくお願いします」
そう私は”いつも通り”の挨拶をした。
だが一つ、
いつも通りでなくなったモノがあった。
視線の先には、
桜色の髪をした可愛らしい女の子がいた。
星街〕「?!っ、」
数百年を生きてきてもなお、初めての気持ちだ。
その女の子は、優しい表情で、スゥスゥと、つい頬が緩みそうになる様な そんな穏やかな音を立てながら寝ていた。
星街〕「可愛い。先生、あの子の隣の席がいいです。」
先生〕「へっ?ま、まぁ、分かりました。ではさくらさんの横の窓側の一番後ろを貴方の席にしましょうか、。」
星街〕「わかりました。ありがとうございます。」
やった、産まれてからここまで心が昂ったのは初めてだ。
きっと私は一目惚れと言うものをしたのだろう。仕方がないでは無いか、桃色の彼女は、
あんなにも可愛いのだから、。
そう考えているうちに彼女の隣についていた。
星街〕、。あぁ、可愛い。頬がどうしても緩んでしまう。彼女のその美しい寝顔は、永遠に見ていても飽きないと錯覚する程愛おしく思えた。
きっと私は、
恋する乙女の様な顔をしているのだろう。
この容姿に引き寄せられてきた人の顔、
見る事は何千回も経験したのに、
なる事は今まで生きても一度もなかった。
不思議だけど、悪くない気分だ。
はなしかけるのは、、
彼女が起きてからにしよう。
この子からは、容姿や、能力だけを見るんじゃ無い。初めて私自身を知ろうとしてくれる。
そんな気がしたんだ。
私は、勘には自信がある。
あぁ、この勘だけは当たって欲しい。
彼女はそう思ってしまうほど、
優しい”匂い”がした。
これから語るのは、私が、
この世で最も厄介であり、
嫌われる存在の生き残りである私が、。
人を愛し愛される。
そんな、、 幸せを綴った物語。
コメント
1件
青春っていいよねぇ