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雑談部屋❤︎1000達成祝い!(?)
初めてノベルやるので下手っぴかも
大目に見てちょ
⚠︎下手注意
私は、小さい頃から幼馴染のことが好き。
あの日、あの人に助けてもらってから、私の心はあの人に奪われたまま。
あの人は私に対して優しい言葉を掛けてくれる。私のことを気遣っているようなフリをする。
だけど
分かる。
ーあの人が、私のことなんとも思ってないってこと。
あの人に振り向いてもらうために、仲の良いメイドさんにいろいろ聞いた。
髪を少し巻いてみたり、唇に薄く口紅を塗ってみたり。
……さりげないボディタッチ……はできなかったけど。
それをやってもし、振り払われたら……
そう思うと、怖いから。
あの人の取り巻き2人。彼らは、私とあの人はお似合いだ、って言ってくれる。
だけど、その度にあの人は…………
𓇼𓆡𓆉 ⋆
あの人は、私と目が合わなかった。
私をみてほしかった。
あの子じゃなくて。
入学式の日に出会ったばかりのあの子じゃなくて、
いつも一緒にいた私を見て。
あなたが見据えた未来に、私もいたい。
だけど、きっと……あの人の隣には、あの子がいるんだ。
私に勝ち目はない。
数年後、やはりあの2人は付き合い始めた。
それと同時に、私はあの人に振り向いてもらおうとするのを辞めた。
気づかれないよう、少しずつ。
貼り付けた笑顔や虚勢で本心を隠して。
𓇼𓆡𓆉 ⋆
あの人達が付き合い始めてから、ほぼ毎日。
あの子からは、あの人の好きなものについて聞かれるようになった。
……誕生日プレゼントでも買うのだろう。
あの人からは、女子との接し方?的なことを聞かれるようになった。
あの子に嫌われたくないのだろう。
昔の私に似てる、と思った。
お悩み相談相手。
あの人が望む、私のポジションはきっとここ。
これは物語なんだと思った。
あの人のために用意された、出来の良い舞台。
主人公はあの人で、
ヒロインはあの子。
私は……
取り巻きB。
なんでも相談できる、都合のいい相手。
まあそれでもいい。
反発して、物語から追い出されて、この舞台のただの観客になるのは嫌。
すみっこに置いてもらえるだけいい。
あの人に必要とされるだけ、いい。
ただの取り巻きBがあの人に振り向いてもらおうなんて、出過ぎた願いだったんだ。
これが私のしあわせ。
これでいい。
これでいいんだ。