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馬が火と爆発音に怯え、暴れ始めた。
赤の騎士団員たちは馬を制御するのに苦労していた。
(ここまで激しいものになるなんて! エルダさんは……!)
ルクレシアが慌てて娼館を見ると、中からよろけながら出てくる人影が見えた。
それは――。
「エルダ姐さん!」
駆けつけた娼婦たちに支えられたエルダは、美しい顔や身体を煤で汚していた。
まとうドレスも彼女自身もボロボロなのに、その目と声には強さがあった。
「軍人様方、私たちがカナンで許された生き場所は、原因不明の火に包まれ、燃えてしまいました」
背後の娼館が爆ぜ、一部が崩れ落ちた。
馬の首をぽんぽんと叩いてを宥めながら、クラムが叫ぶ。
「お前……女主人だろう? それなのに火をつけたの**********************
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