テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
2件
めっちゃ好きです、、、🥲💗 表現の仕方上手すぎですよォ😭💗
GTOP…🐉左🔝右
※若干可哀想🔞
スンヒョンの身体は、もうすっかり“仕上がって”いた。焦らされ、何度も“教え込まれて”きたせいで、今やちょっと触れるだけで震える。
それは単に敏感になったとか、感じやすくなったというレベルではない。
ジヨン以外の手では絶対に反応しないような、完全な調教の結果だった。
夜。濃い影の落ちたベッドの上。
ゆるくかけられたシーツの中。
スンヒョンはもう全裸で、脚を閉じきれず、うつ伏せた状態で待たされていた。
まだ何もされていないのに、太ももの内側にはうっすらと汗が滲んでいる。
ジヨンの指先が、音もなく肩に触れた。
「兄さん」
その声ひとつで、スンヒョンの背筋がぴくりと反応する。
震えるほどの快感じゃない。ただ、これから始まることへの身体の覚悟が走っただけ。
「じよ……あ……や、ぁ……」
「うん。嫌って言えるうちは、まだ大丈夫だよね」
言いながら、ジヨンの手がゆっくりと下っていく。
肩から、背骨。
背骨の一番下から、尻の割れ目の始まりまでをなぞると、スンヒョンの喉がひくついた。
「声出てる。あったかいね、ここ」
掌で撫でながら、ジヨンが頬を寄せてくる。
頬と頬がすれる。
そのやわらかさに紛れて、吐息が耳の奥にまでねっとり入り込んでくる。
「兄さん、俺のこと好き?」
「……ん……す……き……」
「じゃあ、泣いて。今日も、泣いたらイかせてあげる」
その“ルール”は、もうスンヒョンの身体に刻まれていた。
泣かなければ、イかせてもらえない。
泣ければ、満足するまでイかせてもらえる。
愛される為には泣かなきゃいけない。
でも、今夜はまだ泣けない。
だから、出すことも許されない。
ジヨンの手が、太ももを撫でながら間接的に尻を開かせる。
ゆっくりと膝を持ち上げられ、自然と脚が開いた。
尻が晒され、中央の窄まりが空気に触れる。
その部分は、ジヨンの愛撫を待ちすぎて、すでにじんわり濡れて光っていた。
「こんなにしちゃって」
「ん……ちが……♥っ、ぅ…う♥………」
「ふーん……」
唇が背骨に触れる。
ちゅ、と音を立てて、肌に熱が染み込む。
そのままキスの列が、腰骨の下まで下がっていく。
「気持ちいいでしょ、ここ。兄さん、腰のこのへん弱いの知ってるもん」
言葉と一緒に、歯を立てて甘噛みされる。
「っん゛……っ」と、喘ぎに似た声が背後に落ちた。
ジヨンは、完全に遊んでいる。
焦らして、撫でて、優しく甘噛みして、
でも“そこ”にはまだ触れない。
「はやく泣かないと、何時間もこのまま焦らすよ?」
その言葉が、ぞわりと神経を這う。
でもスンヒョンの瞳からは、まだ涙は落ちない。
声が震えて、呼吸が荒れてきているのに、身体があまりにも快感を待ちすぎて、まだ涙にならない。
ジヨンの手が、ようやく“そこ”へ辿りつく。
丸く締まった穴を、人差し指の腹でじっくりと撫でる。
わざと押し広げることはせず、擦る。舐める。ゆっくりと円を描くように。
「ここ、ほら、もう濡れてる。俺の顔、映ってるかも」
「やっ、ぃや、っっ……そんなこと、……っ」
「あるでしょ。俺が何回も舐めたから」
くすくすと笑って、舌が添えられる。
ちろっ、ちろっ…と穴をなぞるように舐められ、舌先がきゅっと力を入れて押し込まれたとき、スンヒョンの腰が跳ねた。
「ひ゛っ……っ、や゛、ぁっ……♥♥っ、じよ……、んっ……」
「うん、いい子。声、やっと震えてきた」
指が舌と一緒に入る。
中をじゅる、じゅると撫でながら、もう片方の手が性器に触れる。
まだイかせないのに。まだ出しちゃいけないのに。
「……んっ、んっっ……♥やっっ、やだっ……♥♥」
「やだ?でも、兄さん泣いてないよ?」
「っ……だっ、て……♥♥ぅ……っ、んっ……っ」
スンヒョンの声が詰まる。
舌が抜かれ、代わりに指が二本、ぐいと奥に入れられる。
穴の入り口がきつく収縮して、でも中はもう蕩けるように柔らかくて、ぬるぬるで、ぐちゅぐちゅに音を立てる。
「っ……うっ、……ぐ…♥♥」
ぬる、とジヨンの指が抜ける。
三本目まで埋まっていた指の存在を失った瞬間、スンヒョンの奥が名残惜しそうに蠢いた。
その動きに、ジヨンは口元だけで笑う。
「締めてる。抜いた瞬間にさみしいんだ」
息のように、静かに言われる。
「自分じゃ気づいてないかもだけど……兄さんの身体、もう俺でしか埋まらないんだよ?」
スンヒョンはうつ伏せのまま、シーツを濡らした頬を横に向け、肩で浅く呼吸している。
吐くたびにかすかに震える体を、ジヨンがまたがって、脚を開かせる。
そのあいだもずっと、穴はきゅうきゅうと収縮していた。
ほぐされた粘膜が、体温と焦らしに熱せられて、すでにとろとろになっている。
でも、それは「挿れていいよ」の合図ではない。
泣かないと、イかせてもらえない。
それがルールだった。
「そろそろ入れるよ。まだ泣いてないけど……」
ジヨンの手が、自分のを添える。
ごつごつした熱の塊が、スンヒョンの入り口を押し広げるようにぬるりと滑った。
「これが入ったら泣けるかな?…ねえ、泣いてくれる?そしたらいっぱい出していいから」
「……じょ……あ……ぅ、ん……」
「聞こえないな。俺のだから、泣けるよね?」
そのまま、ずぶっ♥と音を立てて、ゆっくりと押し込まれていく。
ぬるん、と入り口が割れて、奥へ、奥へ、
スンヒョンの中にジヨンが、どろりと侵入していく。
「っあ゛、あっっ……っ、っぃや゛……っ……♥♥」
「うん、いい。泣きそう。もうちょっとかな」
ずっぷ……ずっっ……♥♥
肉が擦れる。
粘膜が引き剥がされる。
繋がった部分がえぐれるように広がって、押し上げられた腸壁がごりごりと擦られた。
スンヒョンの爪がシーツに食い込む。
「っ、やっ……じょ゛んあ、も゛ぅ……ムリ……♥♥っ、ぁ゛っ♥♥」
「うん。でも、まだ涙、出てないね?」
「……っひ、っく……ぅ、くっ……ぅ……♥♥」
「声は可愛い。奥も締まってる。でも、まだイかせてあげられない」
ジヨンの腰が、完全に密着するまで沈み込んだ。
根元までめり込んだ感触に、スンヒョンの喉から音が漏れる。
「っあ……ぁ゛……っ、っん゛、ぅ♥っ、ぅぁ゛っ……」
「はは、奥、ちょっとヒリヒリしてる?」
ジヨンはわかっていた。何度も抱いた身体の、擦れる場所、響く角度、粘膜の限界。
わざと“泣ける場所”を探して、打ち続ける。
スンヒョンが、耐えきれずに、泣くまで。
「こんなにえっちなのに、まだ出しちゃダメなんて、ほんと意地悪だね、俺」
「っ……じょ……あ、や、♥もぅ、ぃぐ……♥ぃかせて……♥」
「……ねぇ、中で擦れてる音、聞こえる? ほら、ここ」
ぐっ、ぐちゃっ♥♥
ジヨンがわざと腰をずらす。
中でペニスがずるずると肉を掻き回して、粘膜と粘膜が擦れて、まるで“そこ”が声を上げているみたいに、いやらしい音を鳴らした。
「やぁ……ぅっ、ぃや、♥やだ、♥♥、もっ、だめ……っ」
「うそ。だめじゃないよ。だって…」
そっと、涙をなぞる。
「やっと、泣けたじゃん。えらいね、兄さん」
「っあああっ♥♥っっ、ん゛っ、や、あああっっっ……♥♥♥♥」
その瞬間、スンヒョンの中が痙攣する。
奥がぎゅうっ、と締まり上げて、
ジヨンの肉を咥えたまま、快感で跳ねる。
「イっていいよ。許す。泣いてるから、ちゃんと、イって」
びゅるっ、びゅっ♥♥びゅくっ♥
スンヒョンのモノが跳ね、白濁を撒き散らした。
精液はシーツにも腹にも飛び散って、それでもジヨンの中の動きは止まらない。
「イってる時の顔が一番好き。兄さん、見せて?」
ぐい、と顔を起こされ、ぐしゃぐしゃに濡れた目が、ジヨンの目と合う。
「愛してるよ。ほんとに…。可哀想で、愛おしい」
もう一度、ぐっと奥を突かれた。
抜かない。まだ出してない。
今度はジヨンのが、中で膨らむ。熱が込み上げてくる。
「……このまま、中に出してもいい?」
「んっ、♥や……あっ……♥♥」
「ダメじゃないでしょ?奥、さっきよりヒクヒクしてる。」
「やっ……♥あっ、ぃや、ぃや、っ♥♥♥、ぃく、またぃくっ♥♥」
「うん、イって。兄さんの中、壊れるまで愛してあげるから…♥」
ドクッ……ドクン……
中に熱い液体が流れ込む。
出されて、満たされて、でもまだ中に残されたまま、スンヒョンの身体はがくがくと震えて止まらなかった。
_____
体は限界を超えていた。
呼吸をするだけで肋骨が軋み、目を閉じるたび、あの“奥”にずっといるジヨンの熱が、まだスンヒョンを突き上げていた。
もう、何回イかされたのか分からない。
何回泣いて、何回許されて、
何回「もう無理」と言って、甘い言葉をたんまりと囁かれたかも。
繋がったまま動きが止まって、ジヨンが額をくっつけてくる。
ぬるくて、熱くて、濡れていて、やさしい。
「……目腫れちゃうね」
その声だけで、スンヒョンの喉が詰まる。
「気持ちよかった?痛かった?まあ…どっちでもいいけど。」
ベッドは汗と涙と熱でぐしゃぐしゃになっていて、白いシーツが、じんわりと濡れているのがわかる。
ジヨンがキスしてくる。
唇が、舌が、優しく舐めてくる。
まるで「壊れてないか、確かめてる」みたいに。
「……兄さん、すごかったよ。
奥まできゅうって締めて、泣きながら俺の名前呼んで、最後のほうなんか、もう言葉になってなかった」
恥ずかしい。
でも、ジヨンは嬉しそうだった。
「ほんとに可愛かった」
指が耳の後ろをなぞる。
目元をぬぐってくれる。
「兄さん、もう俺でしかイけない身体になったよ。……やったね」
くしゃりと笑う音。
スンヒョンは何も言えない。
返事ができるくらいなら、とっくに逃げてた。
とっくに、ジヨンに恋なんてしてなかった。
でも、
されること全部が怖いくらいに気持ちよくて、全部「好き」に変換されていくこの感じが、もう、どうしようもなく幸せだった。
「ねぇ……もっとしよ。次は、泣かなくてもイかせてあげる」
そう言って笑うジヨンの目が、
一番優しくて、一番怖かった。
それでも…
それでもスンヒョンはまた脚を開いて、受け入れてしまう。
愛されたくて、泣いてしまうことを、
もう止められなかった。