この作品はいかがでしたか?
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2人を殺した犯人を探す為と言えども、やはり基本は何でもない依頼を受けこなす一般的な物だ。浮気調査や素行調査、人探しなどのありふれたもの。
だけどたまに私の噂を聞きつけた人が重大な事件などを持って来てくれる事があるのだ。
連続殺人鬼とその事件の犯人に関わりがある可能性もゼロじゃない。
もしそうだとしたらまた一歩前進出来る。
そうやって沢山の事件の調査が出来るように私はなるべく沢山の依頼を受けこなし、自身の名をよに広く知らしめなければならない。
その為に2人も私のやっている探偵業の手伝いをしてくれる。
幽霊で姿が見えないからこそ散々暗躍してくれるのだ。
自分が調査に行かなくても絶対にバレずに情報が手に入るのはあまりにもでかい。
正直私1人の力だったら大した事ないが、ナチスとイタ王のお陰で徐々に解決出来る天才探偵として広まりつつある。
今日の依頼は素性調査だった筈だ。
喜ばしい事に私は人の個人情報などを調べるのが大得意だ。
今回の件、楽に終わるといいが…
そう考え事をしているうちに事務所に着く。
4階ほどの高さであるアパートの1階だ。
時間はあまり無い、部屋に着くなり私は急いで客を迎え入れる準備をした。
(お疲れ日帝!!)
「あー!準備終わった!間に合わないかと思った!!」
(時間ギリギリだな…多分そろそろ((ピンポーン
「よし、行ってくる。」
そう2人に告げ玄関のドアをあげた。
「どうも…今日は依頼の相談に来たんだが…」
「来てくださりありがとうございます。どうぞ事務所にお入りください。」
「あ、あぁ…失礼する。」
やばいぐらいデカいが来たんだけど…!?
身長190くらいあるだろこの人!!
しかも凄い暑そうな格好してるが大丈夫か!?熱中症にならないのか!?
あまりにも見た目に気になるところがありすぎて少しだけ対応がぎこちなくなる。
一旦席に座らせてからお茶を出し挨拶をする。
「この事務所の探偵、日帝と申します。今日はよろしくお願いします。」
「えっと…ロシアです。よろしくお願いします。」
「今回は素性調査と言う事ですが_____」
話が大体終わり依頼内容が分かった。
ロシアにはずっと引きこもっている自分の兄がいるらしい。
その兄と仲良くなった人いて、 名前はアメリカ。
友達が出来たのは嬉しいがどう言う子なのか分からなく、騙されているのではないかと心配らしい。
ロシアに料金説明の話をした後、彼は納得したようで…
「それでは調査をお願いします。」
そうやってしばらくの間の仕事が決定した。
アメリカの顔写真と行きつけの店が書いてある紙を私に渡してロシアは家に帰っていった。
私は写真に映る調査対象の顔をまじまじと見て脳に焼き付ける。
会った時に一目で誰か分かる様にしなくては。
(イケメンだねこの人。)
イタ王がそう言った瞬間空気が凍りついた。
えっそう言う目線で対象者を見るの?
ってかなんか2人から圧がするんだけど?
姿見えないのにめちゃくちゃ怖いんだが…
(………まぁ、俺に比べたら大した事ない。)
(でもio達の顔日帝には見えないよね。)
やめてくださいイタリア王国さん…
今多分めちゃくちゃナチスさんの地雷踏んでます…
それ以上なにか喋ったりしないでください…
(日帝はコイツの顔どう思う。)
「えっと…一般的な顔だなと思うが…」
(俺は?)
「イケメンだと………」
そう言うとナチスは喋らなくなった。
怖…怖い…怖いんだけど急に黙らないで…
(大丈夫だよ日帝。ナチめちゃくちゃ満足げだから。)
(うるせぇ。)
(ちなみにioの事はどう思う?)
なんとなくイタ王も怒ってる?っぽいな…
「めちゃくちゃかっこいいと思うぞ。」
(そうだよね!僕は世界で2番目にかっこいいもんね!!)
良かった、許されたっぽい。
時々地雷踏んでしまうから本気で困る。
それにしてもどこが地雷なんだお前らは…あと1番かっこいいやつ誰だよ。
「あーっと、じゃあ対象者の行きつけの店は夜からっぽいし、一旦家に帰るか。」
(りょーかいしましたー!)
(帰ったら昼飯食いたい。)
「食べる以前に体ないだろお前。」
(グハッ………)
(ナチに突き刺さった刃が鋭すぎる…!!)
そんな会話をして私たちは事務所を後にした。
コメント
13件
!?タイトルの文字が変になってる!?
何かの間違えで姿だけでも見えるようになってほしい…
枢軸組やっぱ最高ですわぁぁ、、✨ また国好きになっちゃうかもッ、、、続きが楽しみです!!