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【 tykg 】
「 あれ、社長これなんですか? 」
ろふまおの収録日
相変わらず社長は一番に控え室についていた
そんないつもの光景に少し違うものがあって
僕がいつも座る席のところに少しお高めそうなお菓子が置いてあった
「 あ、それ剣持さんに日頃からのお礼です 」
彼はそう微笑む
社長は何も無い日にも急に物をくれるから嬉しい反面、これがかっこいい大人かと思い知らされ悔しくもなる
それにしてもこれは簡単に貰えるものではないのでは…?
「 い、いやこれ高いやつですよね…?そう簡単に貰うのは… 」
「 いえいえ、私の勝手なお裾分けですよ
貰ってくれると嬉しいですし 」
「 じゃ、じゃあ頂きます… 」
それでも貰ってばかりは僕の気持ちが済まないので僕も少し“お裾分け”をしよう
「 じゃあ僕からもお裾分けです 」
「 え? 」
そう言うと彼の唇に自分の唇を重ねる
「 へ… 」
「 社長へ剣持刀也のお裾分けです 」
[chapter:特別なお裾分け]
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【 fwkg 】
「 あ!不破さーん! 」
よく知る声の方へ振り向くと自分を見つけて笑顔で此方へ駆けてくる彼の姿があった
「 しゃちょ〜じゃないっすか!どうしたんすかぁ? 」
「 不破さんにこれ渡そうと思って! 」
見ると彼の手にはお洒落な袋があった
「 んぇ?なんすかこれ? 」
「 この前アクセサリーくれたでしょう?それのお返しです 」
確かにこの前社長に似合いそうなアクセサリーをあげた
お返しなんて考えとらんかったわ…律儀な人やなぁ
まぁ、そんなとこも好きなんやけど
「 えぇいいんすか!? 」
「 勿論です!あのアクセサリーお気に入りなんですよ 」
「 マジっすか!嬉しいっす!これありがたくもらいまぁす 」
「 あ、これ他の人には秘密ですよ? 」
彼はそうウインクしてみせる
そんな無邪気なところも可愛い
「 にゃはは!そうやな! 」
[chapter:2人だけの秘密]
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【 hrkg 】
「 で、できたぁ、 」
我ながら傑作ぅ…
試行錯誤したかいあった!
しゃちょーのために作った曲
彼の好きなところをたくさん曲に乗せた
他の誰にも聴かせたくない曲
彼のための、彼にだけ聴かせたい曲
「 しゃちょー! 」
「 あれ、甲斐田さん。嬉しそうですね 」
「 え!?なんで分かったの!? 」
「 顔から溢れ出してますよ。新しい曲出来たんですか? 」
しゃちょーはなんでも分かっちゃうなぁ
「 そうなんです! 」
「 へぇ、聴かせてもらっても? 」
「 もちろんです! 」
そう言って彼に出来たばかりの音楽を聴かせる
「 ……甲斐田さん 」
「 は、はい! 」
もしかしてあんま良くなかったぁ…?
「 この曲めっちゃいいですね!!特にサビのフレーズとか!いやでも他のとこもいいし… 」
「 ありがとうこざいますっ!! 」
やっぱ褒めて貰うならしゃちょーだよなぁ
「 他の方にもお聴かせしたんですか? 」
「 しゃちょーだけです!いっつも褒めてくれるしゃちょーのために作ったんですから! 」
「 私のために? 」
「 そうです!この曲ぜーんぶしゃちょーの事をイメージして作りました 」
「 ……… 」
あ、
引かれた…かな
「 ….なぁーんて、きもいですよね 」
「 ありがとうこざいます…!!こんな素敵な曲が私イメージなんてとっても良いじゃないですか! 」
「 や、やっぱしゃちょーが1番だよぉっ!! 」
「 ふふっ、大袈裟ですよ 」
「 大袈裟なんかじゃないよ! 」
やっぱり、好きだなぁ
[chapter:貴方だけの旋律]