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レア
M/えむ。♫🦎
渡会雲雀side
映画を見終わって満足したのか、
ご飯の準備をし始める太。
⋯と言っても、買ってきた出来合いだけど。
やっぱり作ってあるものって美味いし、
早いし楽じゃん?
だから沢山食べちゃうんだよね。
「ん、ひばはラーメンね」
流石、ローレン。
俺の好きな物完全に把握してる。
ローレンは安定にハンバーグ。
いつも1人の時間がローレンのおかげで、
少しだけ楽しくなる。
友達とかいらないって言ってた
俺がなんでローレンといるかって?
俺もビビってんの。
なんか、ローレンだけは
気を使わなくていいというか。
一緒にいて楽で、楽しいんだよね。
あっちもそう思ってくれてるみたいだし?
「んじゃ、帰るわ」
食べ終わって1時間くらいして、
ローレンが帰っていってまた1人になる。
隠し事って意外と苦しいよね。
これ良くね?って見せられても、
何がいいのか分からないし。
この色好きって言われても
それがまず何色なのかもわかんないし
そもそも色って何?状態だし。
だけど、分からないって分かったら
距離は置かれるだろうし気だって使われる。
それはそれで、嫌で必死に話を合わせる。
これがめっちゃ疲れるんだよね。
だから、早く運命の人に出会いたいのに。
今まで、好きになった人は
運命の人ではなかったらしくて色は戻らない。
⋯まじで、俺20歳で死ぬの?
この調子だとまじで出会わなそうだけど。
てか、この病気で死ぬ時って
どうやって死ぬんだろう。
考え始めると次々と疑問が出てきて。
最後にだ取り着いたのは
「⋯俺、死ぬ時1人じゃん」
だった。
家族にはもう家族だと思われてないだろうし。
まぁ⋯それも運命?
生まれ変わる時は普通の人生歩みたい。
なんて考えていれば
いつの間にか寝落ちしていて。
気づけば朝で、バタバタと支度をする。
適当にパンを食べて、
制服を着て髪を軽えて家を出る。
今日から新学期で、クラス分けがあるわけで。
仲いいヤツとかいないから
特に緊張はしないけど初日から
遅刻は恥ずいじゃん?
いつもより早めに歩いていれば
「あ!ひば来た!」
なんて声がして顔をあげれば
そこには風楽が居て。
「・・・へ?なんで?」
「待ってたんです、ひばのこと」
なんて言う風楽はなんかすごい笑顔で。
それとは正反対で俺は多分、
感情失った?ってくらい固まってると思う。
「・・・遅刻するよ?」
何とか振り絞った声で伝えれば
「え!もうそんな時間ですか?!
急ぎましょ!ひば!」
なんて俺の手を引いて走る。
⋯けど、速すぎじゃない?
そろそろが終わる気がするんだけど⋯。
「⋯ちょ、風楽?」
その中で必死に風楽の名前を呼ぶけど
「⋯遅刻は嫌なんで、頑張ってください!」
そう言って走る走る。
学校着いた頃にはヘトヘトで。
「あ!ひば、クラス発表してますよ」
なのに隣の風楽は、
全く疲れてなくて恐怖を覚えた。
風楽に言われて、
へとへとになりながらも見に行けばまぁ、
当たり障りないクラス。
⋯ついでに、あの女子とはクラスが違った。
内心すげぇガッツポーズ。
「ひば、俺と同じですね」
クラス分けの紙を見てた風楽が、
ふと言い出す。
何が?と思えば
「俺と同じ、B組ですよ!」
なんてキラキラした日で見てくる。
そんなに喜ぶこと?
縦割り?って言うの?
そういうのですることないけど。
「⋯そっか」
なんて返せばいいか分からなくて、
そう返せば
「時間、やばいっすね。教室!行きましょ」
なんて俺の前を歩いていく。
「⋯てか、風楽。なんで朝、
あそこにいたの」
走ったおかげで少しだけ
余裕があるから、質問。
また迷ったって訳では無さそうだし。
だとしたらなんで?って思うじゃん?
「ひば待ってたんです」
「え?俺?」
「はい、ひばです。一緒に行こうかなぁなんて」
⋯いや
「なんで?」
「なんとなく?ですかね、
家を出た時に今日はひばと
学校行こ~って思ったんで」
その、俺と学校に行こうって
気持ちになる前の段階を俺は知りたい。
だって、昨日たまたま会って
高校までの一緒に歩いて
たまたま放課後会って一緒に
帰っただけなのに。
そもそもで学年が違う。
「⋯迷惑⋯でした?」
さっきまで、勢いが良かったのに
返事をしない俺に不安になったのか
シュンとして聞いてくる。
そんな姿に何故か、ドキッと胸が鳴った。