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⚠️⚠️桃赤学パロ
完全に赤さんにょた化です(一人称→私)
赤にょたしか需要ない!!
赤にょた大好き!!
🚨この連載が完結した数日後、相互フォロー限定にします🚨
新学期なんか大っ嫌い。
新しいクラスなのに、なんでみんな直ぐに友達ができるのだろう。どうして私はいつも一人ぼっちなのだろう。
机に顔を伏せて涙を流す自分が惨めすぎる。
全部辞めたい。この世からいなくなりたい。
前のクラスで唯一仲の良かったるぅとくんとは別々になった。
もうこれから先、友達作っていけないんだけど。
(てか、あそこの席の子なにしてんの?)
(陰キャだから友達いないんだよwwwウケるwww)
(ちょっ、あんた達静かにして!聞こえてるってww)
さっきまできゃーきゃーはしゃいでた女子達が急に静かになってひそひそと喋る。嫌でも聞こえてくる陰口。私に言ってるに違いない。
まぁ今まで幾度となく言われてきた事だし、慣れているのだけれども。
るぅとくん、クラス替え早々陰キャってバカにされてるよ私。。
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「失礼しまーすっ遅刻しました!俺のクラスここ?」
チャイムの音と重なるように、教室のドアが勢いよく開いた。
入って来たのは、髪の明るくて、制服を着崩した男の子。
遅刻してんのにニッコニコだし、多分陽キャってやつ。
みんな一斉にその子の方を振り向いて立ち上がった。
(フゥーー!!学校1イケメンがこのクラス!!当たりだわ!)
(え?嘘でしょ?!♡やったー!!)
どうやら学校1のイケメンだと。
彼は同性からも異性からもモテる人気者。
誰からもモテない私とは真反対の人間だ。
「センセー!俺の席どこっすか?」
(遅刻ですよ。えっと…そこの、隣。)
先生が指さした先は私の隣の席。嘘でしょ。
嗚呼、私ってば運も悪いんだな。消えたい。
(さとみあの女と隣かよ、)
(席替えしたいわー)
みんな俺を睨んで、何かブツブツと口を動かしてる。
くしゃくしゃに丸めた紙も飛んで来た。
「お前らやめろってw静かにしろってw」
みんなに手を振りながら俺の席に向かってくる学校1のイケメン。
アイドルみたいにニカッって、白い歯を見せびらかしてる。
「すまん。あいつら、うぜーよな。あ、俺はさとみな。」
「…えっ?あ..あのっ全然大丈夫だからっ….ごめん。私、自分は..莉犬って言います…」
顔を寄せて、小声で喋りかけてきた彼。
急に喋りかけてきたせいで、上手く言葉が発せない。やばい。
声、キモかったかな。高かったかな。震えてたかな。
「っふふ。莉犬?おどおどしすぎ、落ち着いて。」
よ、呼び捨て!?
普段、名前なんて呼ばれることないし、あったとしても苗字だし。ちゃん付けだし。
なんていうか、凄い嬉しい。
「っ…!?さとみさん?でいいですかっ!」
「なにそれ。さとみ“くん“がいいなぁ〜」
「…さとみ、。くん!?さん。よろしくお願いします…」
「さとみくんでいーつってんの。あと俺らタメね」
さとみくん。
意外に優しくて、暖かくて。
私なんかが喋っていいのか。
そう考えるくらい、さとみくんはとんでもないオーラで。
「莉犬ってさ、真面目ちゃん?」
「…っえ?いやいや、ちがいま…..あ、ちがうよ」
「嘘つくなよ〜w 1年んときのテスト毎回1位じゃなかった?」
「毎回じゃないって、!偶然1位とれたの!」
「すごいじゃん..今度教えてよ。」
やっぱり私、真面目なやつって認識されてるのか。
真面目で地味 = 陰キャ じゃん。
友達がいなくて暇だから勉強してるのに。
真面目ちゃん呼ばわりは恥ずかしすぎる。
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クラス全体の冷たい視線を浴びながら、やっとの朝会が終わった。
校長先生の話は安定に長くて、長時間同じ姿勢をしていた体が痛む。
「はぁ〜、やっとコーチョーの話終わったよー」
頭の後ろで手を組んださとみくんが、だるそうに言う。
「センセー!今休み時間っすかー?」
時間割表を見れば、今は休み時間。
隣の学校1イケメンの机の周りにはみんな集るはず。
急いで教室を飛び出した。
確か、るぅとくんのクラスって2-Bだよね。
2-Fから会いに行くには他の教室の前を通らなきゃ行けない。
私には無理そう。
「莉犬〜!!」
諦めて教室まで引き返そうとした時、聞き覚えのある声が耳に届いた。
るぅとくん!
必死に手を振ってこっちまで誘く。
「莉犬〜ぅ。僕たち、クラス、別々になっちゃったね」
「うん、寂しい。るぅちゃんが居ないと死んじゃうよ。今やっと息ができたって感じ」
「てかさ、僕のクラスの担任、激怖のハゲでさ。ちょっとあくびしただけでめっちゃ怒鳴るの。」
「うわ、それ最悪だね。担任ガチャハズレじゃん」
「そうだよ〜。。莉犬、休み時間の度に会いに来るね。。」
「るぅちゃんがこっちに来てよ?他の教室の前通るとか、絶対できないから」
「分かってるよ。じゃ、また後でね。」
ちょっとしか喋れなかったけど、今の俺には充分。
凄く安心する。
ありのままでいられる。
たった1人の理解者。
るぅとくんと会話する時、たまらなく心地良いのだ。
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るぅとくんと別れて、教室に戻った。
案の定私の机は占領されていた。
どいて。とも言えるはずなく、1人俯いてロッカーまで向かう。
意味もなくスクールバッグの中身を探った。
「お〜い!りーぬ」
人混みの中からこちらに手を振るさとみくん。
なんで私なんかに手を振るの。初対面なのに。周りを見れば沢山の話し相手がいるでしょ。バカにしてるの。
陽キャに陰キャの気持ちは分かんないか。
この状況、
さとみくんを無視しても色んなやつからグチグチ言われる。
だからといって、さとみくんに手を振り返したら変な噂が立てられる。
私に何をしろと。
「お前ら、もう休み時間終わるって」
さとみくんは私の机に座る奴らを追い払った。
優しいのか、無慈悲なのか。
「莉犬。座りな」
「ありがと…?」
お願いだからそんな優しさ向けないで。。。
机を足をぶつけていく女子達もきっと私のことが気に食わないから。
初日から嫌われるとか、無理だよ。
これから私、このクラスでどういればいいの。
コメント
3件
赤くんにょた需要わかります…🥹🥹 桃くんの爽やかイケメンオーラすきです🥲✨️