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キモチワルイを教えて欲しい

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キモチワルイを教えて欲しい

3 - 目が合って 、 人間味

♥

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2024年09月23日

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「きりーつ 、 れー 、 ちゃくせーき .」

「ありがとーごさいましたー」

あざっしたー 、 そう 小さく挨拶をし、図書室にでも向かおうかと立ち上がる

と、

「おーい、おい、誠くん、?!俺とお話する言うたっしょ?!」

…知らない人だ、早く図書室に向かおう。

「あーもう、無視しないでって ! 」

腕を引かれる…はあ、仕方がない

「なんだよ…」

「お、見て見て、あの…えー…五十嵐生徒会長、!ここで見れるなんてなぁ!」

何を話そうとしてたか知らないが、彼女を見つけた瞬間話を逸らすのだから、

対した内容では無いのだろう。

…否、彼女を見かけたら皆話を逸らしてしまうか…

「あー、だな、んじゃあ俺用あるから」

…腕を振り払って教室を出ようとすると

「ん…ぁ、え、?」

目が、あった気がした、あの、彼女と。

気のせい、だろうか、

…気のせいじゃ、無いといいな…






「規律、礼、着席。」

「有難う御座いました。」

有難う御座いました、と言い、私は席を立つ。

確か、今日は昼休みに先生に呼ばれていた。

早く行かないと、そう思い、足早に教室を出る。

「あ、あの、五十嵐さん!」

…誰だろうか、と振り返ってみると

「…あら、…宮野さん。」

…名前は、合っているだろうか、確かクラスの…後ろの席の男の子。

「あ、な、名前…覚えててくれたんだ…」

合っていたならば、良かった。

…名前を呼んでやれば分かり易く笑い、その…ともじもじと言い淀んでいる。

「…どう、したのかしら?私、申し訳ないけれど先生に呼ばれているの」

申し訳ないわ、と微笑めば、そっか…と言い、教室の隅に逃げて行く

なんなのだろう、面倒くさい。そう心の中で毒を吐き、教室を出る

後ろから、あの男さ~と声が聞こえてくるが

私はそういう人の方が人間味があって好きなのだか…

と思う、二年生の教室、あと少しで職員室だ。

…あの人、あのままの速度じゃ私にぶつかるんじゃ、

…あぁ、よかった。教室から出る事は無かったみたい、

そう安心をし、職員室の扉をあければ

「あ、五十嵐さん、来てくれてありがとう。実はね…」

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