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#擬人化
まる。
3,537
自分の空気の中から這いずり出て
枯れた顔に水かけて出かけていった
外はカッカと火照った空気でいっぱい
水が欲しくて欲しくてたまらないって
それでも、いってらっしゃいって送っていった
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あと3時間
あと2時間
1時間
まだ、水はダメなの?ダメみたい
45分
30分
15分……
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本当にダメだったの?
何でダメだったの?
答えて、目を見て答えて
手を振っても顔を振っても許さない
何でダメだったの?
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枯れて、亀裂が入ったの
もう戻せないって
水をあげればよかったのにって
そんなこと、言われたの
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———
—
この亀裂って
どうなるの?
外
歩けるの?
ちょっと
風に吹かれたり
ちょっと
つまずいたり
ちょっと
怒鳴られたり
そんなことで
パカっと
真っ二つに、
割れたりしない??
だれも
割ったりしない??
コメント
1件
うわあ…これ、すごく重くて綺麗な話だね…。 「水」っていう比喩がずっと心に刺さった。枯れてるのに水をあげなかった、あげられなかった後悔とか、自分のせいで誰かを失った後の感覚がひしひしと伝わってくる。最後の「パカっと真っ二つに割れたりしない?」ってとこ、すごく怖いのにどこか切実で、泣きそうになった。 斜色さんの書く世界観、すごく好きです。続き、待ってます🌙